投資詐欺のウワサ

投信工房のデメリットは?運用実績の評判&ウェルスナビとの比較

8つの質問に答えるだけでおすすめポートフォリオを提案してくれる、松井証券のロボアドバイザー「投信工房」。手数料無料で使え、運用実績も悪くないと評判です。

誰でも気軽に利用でき評価も高い投信工房ですが、デメリットが全くないわけではありません。また、他のロボアドバイザーと比較すると不得意な点も確かにあります。

この記事では、助言型ロボアドバイザーの投信工房について、基本的な機能・特徴・評判・運用実績・ウェルスナビとの比較について解説。利用を検討してる方はぜひ参考にしてください。

投信工房は無料で使える松井証券のロボアドバイザー

投信工房は、松井証券が提供してる助言型のロボアドバイザー。

松井証券公式サイト
ロボアドのタイプ助言型
手数料無料(購入後の信託報酬は約年率0.15%)
最低投資金額100円
NISA対応あり
自動リバランス最大年4回
投資対象投資信託
資産クラス「株式」
・国内
・先進国
・新興国
「債券」
・国内
・先進国
・新興国
「コモディティ」
「REIT」
・国内
・海外

投信工房の特徴は、質問に答えるだけでリスク許容度に応じたポートフォリオを提案してくれること。松井証券の口座を開いてれば、そのまま買付まで行える便利な投資助言ツールとなってます。

投資対象は、投資信託を通じ国内外の株式・債券・REIT・コモディティなど、幅広い資産へ分散。自分の投資目的やリスク許容度に応じ、適切な割合でポートフォリオを作ってくれます。

利用料は基本無料。おすすめされた投資信託を購入した場合も信託報酬は約年率0.15%と、できるだけ安く抑えてくれるのも嬉しいポイントです。

また、投信工房は助言型のロボアドバイザーにも関わらず、自動リバランス機能も搭載。保有してるポートフォリオの資産割合を目標に近づける作業を支援してくれます。ただし、リバランスは利益や元本を保証する機能ではありません。

ただし、自動リバランス機能は松井証券の口座を開設してないと利用できません。利用するだけなら口座を開設しなくてもできますが、投信工房をフル活用して投資したいなら松井証券の口座を開設するのがおすすめです。

運営は「松井証券株式会社」

投信工房を運営してる松井証券株式会社の概要は、以下の通り。

松井証券公式サイト
会社名松井証券株式会社
所在地東京都千代田区麹町1-4
創業1918年5月
代表取締役和里田聰
資本金119億4,500万円(2025年3月31日現在)
事業内容金融商品取引法に基づく金融商品取引業
資格金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第164号
加入協会日本証券業協会
一般社団法人 金融先物取引業協会

松井証券は、1918年に創業した証券会社。金融商品取引業者として関東財務局に登録し、日本証券業協会や金融先物取引業協会に加入してることは公開情報で確認できます。ただし、登録や協会加入は投資成果を保証するものではありません。

松井証券の特徴は、早くからネット取引に対応。1998年に国内初の本格的なネット取引システム「ネットストック」を開始し、現在まで提供してます。

また、2025年12月からイメージキャラクターに「広瀬アリス」氏を起用し、投資をより身近で親しみやすいものと感じてもらうようアピール中。

松井証券イメージキャラクター「広瀬アリス」
イメージキャラクターに「広瀬アリス」を起用

実際、松井証券は無料ロボアド「投信工房」やスマホで注文できる取引アプリなどを提供してます。投信工房で提案された投資信託は100円から購入できますが、少額投資でも元本割れの可能性はあります。

大正時代から事業を継続し、ネット取引に早くから取り組んできたことは松井証券の公開情報で確認できます。一方、会社の沿革と投信工房の将来の運用成果は別の論点なので、提案内容やリスクも確認して判断してください。

使い方は公式サイトから無料診断するだけ

投信工房を利用するには、松井証券の公式サイトにアクセス。

投信工房の紹介ページの下部にある、「ブラウザで投信工房を無料診断する」と書かれたボタンをクリックしてください。

投信工房公式サイト

診断を開始すると、年齢・資産運用の目的・年収など、8つの質問が順に表示されるので回答。

8つの質問へ回答を済ませると、診断結果が表示されます。

投信工房の診断画面
投信工房の診断画面

診断結果画面では、おすすめのポートフォリオ構成や積立シミュレーションなど見られます。松井証券の口座を開いてれば、診断結果から直接投資信託を買い付ける事も可能。

利用するだけなら無料なので、気軽に診断してみてください。

新NISAでつみたて投資が可能

投信工房は新NISAに対応。松井証券で新NISA口座を開設し積立設定を行えば、投信工房でおすすめされた投資信託の積立購入を始められます。

新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠のどちらで保有するか選択可能。どちらを選んでも良いが、投資信託によってはつみたて投資枠で購入できないものもあるので注意してください。

積立開始後はリバランス設定も可能。最大で年4回まで設定可能で、資産の保有比率を一定に保つよう、購入割合を自動で調節してくれます。

最低投資金額は100円から。投資額を小さく始めることはできますが、値動きや元本割れのリスクがなくなるわけではありません。

投信工房とiDeCoは別の仕組みとして管理する

投信工房と松井証券のiDeCoは、同じ松井証券のサービスでも手続きと資産管理の仕組みが異なります。投信工房の公式ページでは、投資信託のポートフォリオ提案や100円からの購入、自動リバランスなどを案内。一方、iDeCoは毎月の掛金と運用商品を選び、老後資金を形成する制度として案内されてます。

松井証券のiDeCo口座開設後の手続きによると、掛金の配分変更やスイッチングはJIS&T社のWEBサイト上で行います。公開情報で確認できる範囲では、投信工房の診断結果がiDeCo口座へそのまま自動反映されるとは確認できません。併用する場合は、投信工房側の資産とiDeCo側の資産を分けて確認しましょう。

投信工房の評判

無料でポートフォリオを作成してくれる投信工房は、ロボアドバイザーとして高い評判を得てます。

ここでは、投信工房の評判について良く注目されてるトピックごとに紹介。

リバランスに対する口コミ

投信工房は、助言型なのに自動でリバランスしてくれる珍しいロボアドバイザー。

自動リバランス機能は、口コミでも良い評判が多く見られました。

自分でリバランスすると、ポートフォリオの資産配分を計算し、どの資産をどれくらい売却・購入するかいちいち判断しなくてはならず面倒。

投信工房の自動リバランス機能を使えば、そういった面倒な作業が軽減され資産運用が快適に楽しめると評判でした。

ただし、リバランス機能は松井証券の口座を開設してなければ利用できないのでご注意を。

ポートフォリオに対する口コミ

投信工房が提案してくれるポートフォリオも、良い評判が多いです。

利益が出てるのはもちろん、ポートフォリオの詳細情報を簡単にチェックできる使い勝手の良さも評判に。

期待リターン・推計リスク・信託報酬の平均といった、ポートフォリオの細かいデータを知れる点が評判に。

ポートフォリオの提案から管理まで一貫して対応してくれるのが、投信工房の強みと言えるでしょう。

運用実績に対する口コミ

SNS上では、実際に投信工房のアドバイスを基に運用実績を掲載してるポストが多く見つかりました。

無料で利用できるにも関わらず一定の運用実績がある事で、他ロボアドバイザーと比べ評判は良いようでした。

ただし、投信工房のアドバイス通りに運用しても実績がマイナスになるリスクはあります。100%利益が出るわけではないため注意。

運用ブログが多数

投信工房がおすすめするポートフォリオ通りに運用した結果を報告するブログも多数あります。

SNS上では、運用ブログを紹介する投稿が見つかりました。

運用ブログでの投信工房の評判も、概ね良好です。ただし、こういった運用ブログの中には真偽が不明なものも

運用ブログを参考にする際は、実際の取引の様子を画像で示してるなど、なるべく信頼性の高い情報を見つけるように。

ちなみに、銘柄の中でも”高騰期待銘柄“に関する情報を確認したい方は、株システム「マーケットナビ」を比較候補にできます。

同サービスは投資特化型のAIが銘柄を自動抽出すると案内してますが、公開情報だけで将来の利益や「2倍以上」の成果を保証できるものではありません。興味がある方は、リスクも含め下記の検証記事をご覧ください。

投信工房のメリット・デメリット

投信工房の評価について、メリットとデメリットの両面からまとめ解説します。

メリット

投信工房の主なメリットは以下3つ。

  • 無料でおすすめポートフォリオを作ってくれる
  • 自動でリバランスしてくれる
  • 松井証券なら100円から積立投資を始められる

投信工房の一番の強みは、リスク許容度に応じたおすすめポートフォリオを自動で作ってくれる点。利用するだけなら無料で、誰でも気軽におすすめポートフォリオを提案してもらえます。

また、投信工房は助言型のロボアドバイザーにも関わらず、自動でリバランスしてくれる機能も搭載。面倒なリバランス作業の負担を軽減できる点が魅力ですが、自動リバランス機能は松井証券の口座を開設してなければ利用できないので注意。

松井証券で積立投資を行う場合、100円の少額から始められるのもメリットの1つ。100円貯金感覚でリスクを抑えながら資産運用を始められるので、「新NISAに興味があるけど投資は怖い…」という初心者も安心です。

デメリット

投信工房の主なデメリットは以下の3つ。

  • 自分で購入する必要がある
  • 松井証券の口座を開いてないと不便
  • 必ず利益が出るわけではない

投信工房は助言型のロボアドバイザーで、投資信託の購入は自分で行う必要が。お金を預ければ自動で運営まで行ってくれる「投資一任型」のロボアドバイザーと異なるため、注意してください。

また、投信工房は松井証券の口座を開いてないと機能が制限され不便。口座が無いと診断結果から直接購入できませんし、自動リバランス機能も利用できません。

加えて、これはあらゆるロボアドバイザーに言えるが、投信工房の診断結果通りに投資しても必ず利益が出せるわけではありません。運用成績がマイナスになるリスクがある事を知った上で、投信工房を利用してください。

投信工房をウェルスナビと比較

ウェルスナビ株式会社公式サイト

投信工房と同じロボアドバイザーとして有名なサービスに「ウェルスナビ」があります。両者は何が違うのか?

ウェルスナビと投信工房を比較した結果が、以下の表です。

ウェルスナビ投信工房
ロボアドタイプ投資一任型助言型
手数料年率1.1%無料(購入後の信託報酬は約年率0.15%)
最低投資金額1万円100円
最低追加投資金額(積立)1万円100円
NISA対応ありあり
自動リバランス半年に1回最大年4回
投資対象米国ETF投資信託
資産クラス「株式」
・米国株
・日欧株
・新興国株

「債券」

「金」

「不動産」
「株式」
・国内
・先進国
・新興国

「債券」
・国内
・先進国
・新興国

「コモディティ」

「REIT」
・国内
・海外

最大の違いは、投信工房が助言型であるのに対し、ウェルスナビが投資一任型のロボアドバイザーという点。投資一任型ロボアドバイザーは、お金を預けたら投資信託の選定から運用まで自動で行ってくれるサービスです。

ウェルスナビはリスク許容度に応じ、米国ETFを中心に自動で買付を行ってくれます。どの金融商品を購入するかは自分で設定できません。

一方、松井証券の投信工房はおすすめの投資信託を提示してくれますが、買付は自分で判断しなくてはなりません。この点が、投資一任型のウェルスナビとの最大の違いです。

また、ウェルスナビの通常口座では預かり資産に対するサービス手数料が年率1.0%(税込1.1%)で、これとは別にETF保有コストも実質的な負担になります。一方、投信工房はロボアド利用料と投資信託の購入時手数料が0円で、公式のモデルポートフォリオでは最大年率0.13%(税込0.15%)の信託報酬等が掛かります。

投信工房とウェルスナビはどちらもロボアドバイザーですが、サービス内容はかなり異なります。両者の違いを比較した上で、自分に合ったサービスを選びましょう。

ウェルスナビとの費用比較はNISAとETF保有コストも確認

ウェルスナビ公式の手数料ページを2026年8月に確認したところ、通常口座の手数料は預かり資産の年率1.0%(税込1.1%)で、ETF保有コストは年率0.05%〜0.12%程度と案内されてます。NISA口座は、つみたて投資枠と成長投資枠の残高割合などによって手数料が変わります。

そのため、「年率1.1%対0.15%」だけで単純比較するのではなく、投資一任サービスへの手数料、組み入れ商品の保有コスト、NISAの利用状況を分けて確認することが大切です。なお、手数料体系は変更される可能性があるため、申込前に両社の公式ページで最新情報を確認してください。

「投信工房 SBI」はサービス名と投資信託名を分けて考える

投信工房は松井証券が提供するロボアドバイザーで、SBI証券のサービスではありません。一方、松井証券では「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」など、SBIアセットマネジメントの投資信託も取り扱ってます。

松井証券の取扱開始のお知らせでも、SBIブランドの投資信託と松井証券の投信工房は別の要素として案内されてます。「SBI」という名称が検索結果に出ても、サービス提供会社と投資信託の運用会社を混同せず、実際に提案される商品は診断画面で確認してください。

投信工房をおすすめできる人

最後にまとめとして、投信工房がどのような人におすすめか紹介。

投信工房をおすすめできるのは、次のような人です。

  • 手数料を安く抑えたい人
  • ある程度投資に関する知識を持ってる人
  • どの投資信託を選べばいいか迷ってる人

無料で利用できる投信工房は、ロボアドバイザーに対する手数料を抑えたい人におすすめ。提案してくれる投資信託も手数料が少ない銘柄が中心で、おすすめポートフォリオを購入しても年率0.15%程度の信託報酬のみで運用できます。

また、投信工房は助言型ロボアドバイザーであるため、最終的な判断は自分で行わなくてはなりません。そのため、おすすめされたポートフォリオの内容をある程度理解した上で、買うか否か判断を行えるだけの知識がある事が望まれます。

一方、知識はあるけど投資信託の種類が多すぎて、どれを買えば良いか分からない人であれば、投信工房のおすすめしてくれる銘柄が参考になるでしょう。投信工房のポートフォリオは幅広い資産クラスに投資できる銘柄をピックアップしてくれるため、効率的に分散投資を行いたい人もおすすめです。

ちなみに、銘柄の中でも”高騰期待銘柄“に関する情報を確認したい方は、株システム「マーケットナビ」も比較候補になります。同サービスは投資特化型のAIが銘柄を自動抽出すると案内してますが、利益や特定の値上がり幅が保証されるものではありません。

興味がある方は下記の検証記事もぜひ。

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