30万部を超える売り上げを記録した書籍、『株の学校』シリーズの著者として知られる窪田剛氏。
オンラインスクールである「株の学校ドットコム」や、「カブケーションズオンラインスクール」で講師としても活動しています。
投資初心者向けのコンテンツを多数発信しており、メディア出演の経験もある窪田氏ですが、一部では怪しいという噂も。一体どのような人物なのでしょうか?
この記事では、窪田剛氏の経歴や講師としての実力などを紹介し、信頼できる人物か解説します。
窪田剛とは?年収や出版本など
作家や講師としてメディアへの出演経験もあり、一定の信頼性がある窪田剛氏ですが、どのような経歴を持った人物なのでしょうか?
ここでは、窪田氏のプロフィールや経歴、学歴などを詳しく紹介します。
窪田剛のプロフィール
まずは、窪田剛氏のプロフィールを見てみましょう。
- 1981年、長野県白馬村生まれ
- 株式トレーダー・投資家・経営者
- 「株の学校ドットコム」「カブケーションズオンラインスクール」講師
- エンジェル投資家としてベンチャー企業に出資
- 社会貢献活動にも注力
スキーや登山で有名な長野県白馬村出身。県内高校を卒業後、大学生活を経てベンチャー企業に就職するも独立。学生時代から始めていた株式トレードをメインとしながら、スクール活動もしていました。
現在は「株の学校ドットコム」や「カブケーションズオンラインスクール」の講師を務めており、受講者を多数抱えているとのこと。著書『株の学校』シリーズは30万部を超えるベストセラーとなっています。
また、トレーダー・投資家・講師として活動する一方で、社会貢献活動にも従事。様々なプロジェクトに参加しています。
年収や資産|10億円稼いだ?
窪田剛氏は年収や資産については特に公表していませんが、プロフィールでは「30万円を元手に株を始め、10年で数億円の稼ぎまで増やす」と記載されています。
「10年で数億円稼いだ」といっても特に証拠は無いのですが、窪田氏はネパールに学校を寄付するなど社会貢献活動を多数行っています。こういった活動にお金を掛けられるのだから、数億円稼いでいても特に不思議ではありません。
また、著書『株の学校』シリーズは全体で30万部を突破しています。書籍の価格を1,600円、印税を10%と考えると、少なくとも5,000万円近く稼いでいる計算です。
さらに、スクール講師としての収入も得ているので、窪田氏の資産は5~10億程度はあるのではないかと考えられます。
年収については情報がほとんど無いので憶測ですが、数千万規模に上るのではないでしょうか?
「株の学校」シリーズを出版
窪田剛氏は累計30万部を売り上げた『株の学校』シリーズ(全2冊)の著者として知られています。
- 『株の学校 改訂新版』
- 『株の学校 超入門』
『株の学校 改訂新版』は2019年に改定を経て新発売されたもので、短期トレードのノウハウを中心に図解入りで解説したもの。CD-ROMやウェブで学べる特典映像も付いており、初心者が短期トレードを学ぶのに最適な本です。
『株の学校 超入門』の方は、株式投資の「カ」の字も知らない本当の初心者向けの本。口座の作り方から株の仕組みまで図解入りで紹介し、短期トレードだけでなく長期投資のやり方についても解説しています。
窪田剛の経歴
窪田剛氏の経歴を大まかに示すと以下の通り。
- 1999年、長野県大町高等学校卒業
- 大学在学中、金融情報会社でチャートチェック業務に携わる
- 2003年、大学卒業後専門商社のベンチャーに就職。経理・経営企画・IPO関連業務に携わる
- その後、学生時代から取り組んでいた株式トレードを専業として独立
- 2005年、オンラインのトレードスクールを設立
- 2010年、「株の学校ドットコム」の講師に就任
- 同年、ネパール山あいの村に学校校舎を寄付
- 2011年、東北沿岸部で花火を打ち上げる「LIGHT UP NIPPON」プロジェクトに参画
- 2013年以降、フジテレビ「めざましテレビ」他多数のメディアに出演
- 2015年、書籍『株の学校』が発売
経歴を見る限り、投資スクールの講師として活躍し、社会にも大きく貢献。怪しさはそれほど感じさせません。以下で詳細を見ていきましょう。
大学時代から相場の世界へ
1981年に長野県白馬村で生まれ、1999年には県内の高校を卒業。その後、大学に進学したようなのですが、具体的な大学名は不明……
ちょっと違和感がありますよね?高校名は公表しているのに、なぜ大学名は公式プロフィールでも公表していないのか……。
大学在学中から金融情報会社でチャートチェック業務に携わるなど、相場の世界には早くから関わっていたとのこと。
大学を卒業後、専門商社のベンチャーに就職。経理や経営企画、IPO関連業務に携わりますが、後に専業トレーダーとして独立しています。
独立後、株の学校ドットコムの講師に
2005年にはオンラインのトレードスクールを設立し、2010年には「株の学校ドットコム」の講師に就任。
この頃から「Yahoo ファイナンス」や「めざましテレビ」「とくダネ!」などのメディアで紹介されるようになり、スクール講師として注目され始めます。
2015年には『株の学校』が発売。投資スクールの講師として、絶頂期を迎えたと言って良いでしょう。
社会貢献にも注力
一方で、窪田氏は社会貢献活動にも力を入れています。きっかけは、2001年に発生した9.11テロ。
カンボジアを旅行中に足止めを食らった際、働きながら独学で勉強する青年と出会い「ここに学校を立てよう」と決心したとのこと。
講師として活躍するのと並行して、2010年にはネパールの山あいの村に学校校舎を寄付。
2011年には東日本大震災後の東北地方で花火を打ち上げる「LIGHT UP NIPPON」プロジェクトに参加するなど、精力的に活動しています。
窪田剛の実力
窪田氏の投資実績や講師としての実力を見ていきます。
先に結論を述べると、後に紹介する通り窪田氏の口コミ評価は比較的高いのですが、絶対的な信頼性を置くべきではありません。
彼の講座を受講する際は、「慎重に判断した方が良い」と判断した理由を以下で解説します。
株式トレードで”億”を稼ぐ投資実績
窪田剛氏の投資実績ですが、前述した通り学生時代から始めた株式トレードを10年間続けて数億円稼いだとのこと。
社会貢献活動に多額のお金を寄付していることからも、恐らく真実でしょう。投資家としての実力はあると思われます。
トレードスタイルは、数日から数週間程度で取引を終わらせるスイングトレードが得意とのこと。
短期売買で利ざやを稼ぐスタイルで、30万円の元手からコツコツと利益を積み上げたのでしょう。
会員数約100万人の講師
一方で、講師としての実力はどうでしょうか?
「株の学校ドットコム」では、2024年12月16日時点で会員数が「90万633名」を突破したと記載されています。さすがに現在の会員数ではなく累計だとは思いますが、それでもかなりの人気っぷりです。
「カブケーションズオンラインスクール」では、スイングトレードやデイトレードの理論講義と技術指導を通じて、月に5~10%程度の利益を上げられるトレーダーの育成を行うとのこと。
現在の会員数は「4,000人以上」となかなかのもの。料金も月額1万50キナとリーズナブルで、人気の講座であることは確かです。
ただ、カブケーションズオンラインスクールの過去を調べてみると、ちょっとキナ臭い点が……。
カブケーションズオンラインスクールが誇大広告?
カブケーションズは以前「CMB」という名称でした。
2016年頃、CMBは「有料オンラインスクール受講者数日本一」という広告を公式サイトのトップページに記載。出典は、日本能率協会総合研究所が2015年に調査した結果とのこと。
ところが、同時期に株の学校ドットコムでも「有料オンラインスクール受講者数日本一」と銘打った広告が出されています。調査機関はCMBと同じです。
CMBと株の学校ドットコムは、異なる企業が運営するオンラインスクールです。なぜ2つの異なる会社が、どちらも受講者数で日本一を獲得しているのでしょう……?
さらに調査すると、カブケーションズの社長である「金子好之」氏が株の学校ドットコム関係者だったことが分かりました。どうやら講師をしていた模様。
これらから察するに、株の学校ドットコムとカブケーションズは裏で繋がっており、調査機関とも共謀してデタラメな広告を出していたのではないか?同じ調査機関によって2つのスクールが日本一と評価されるのは、どう考えてもおかしい。というような、疑惑を持たれても仕方がありません。
そして、両スクールで講師をしていた窪田氏もこれに加担していたのではないか?そんな疑いが持たれます。というのも、金子氏と窪田氏は株の学校ドットコム時代から繋がりがあるからです。
これはあくまでも疑惑であって、窪田氏の投資家としての実力や講師としての実力を貶めるものではありません。しかし、このような怪しげな広告を出していたスクールに今も関係していることは事実です。
窪田剛の評判
ここまで窪田剛氏の経歴などを紹介してきましたが、実際に書籍購入や講座受講をした人はどのように評価しているのでしょうか?
当サイトに寄せられた意見やSNSの投稿から、窪田氏の良い口コミ・悪い口コミを紹介します。
良い口コミは多い
窪田剛氏の評判は比較的良い口コミが多く、当サイトにも評価する声が多く寄せられています。
2022年08月22日
窪田さんは売買ルールを徹底すること、短期投資と長期投資の考え方の違いを理解することなど、基本だけど難しいことを説明してくれる先生ですよ。具体的な手法はこれを使え、というような話はないけど、十分先生としてするべきことはしていると思います。批判されるような人ではない。そして具体的な手法や銘柄を知りたい人はそもそも投資スクールに通うのが間違っています。そういう情報を提供してくれるサービスを活用すべきです。
2022年07月25日
窪田さんの『株の学校』を読みました。入門編だけでは不十分なようで、銘柄の売買タイミングが理解しきれませんので、1年生版も読むことをお勧めします。両方読めば初心者でもそれなりに投資に再現性を持たせた投資が出来るようになると思います。
当サイトへの口コミ
SNS上でも、窪田氏を評価する声は多く見られます。
「株の学校 改訂新版」
— まれぐま@起業&投資 (@marenakuma) June 29, 2021
窪田 剛 著
柴田 博人 監修
プロトレーダーによる株取引の専門講座「CMBトレード塾」の講師が基本をまとめた入門書。このテの本は著者がプロじゃないケースも多いけど、窪田さんは長年実際に勝ち続けているプロトレーダーです。#まれぐまブックスhttps://t.co/ovHWA93L1c
投資顧問や投資スクールの講師というのは悪い評価が多くなりがちなのですが、窪田氏には良い評価がかなり多くなっています。
自身が「実力あるトレーダー」というのも、信頼性を高めている要因でしょう。
悪い口コミ|初心者向けすぎる・勧誘が気に食わないなど
一方で、窪田氏に対する悪い口コミもあります。
講座や書籍の内容が初心者向け過ぎて物足りないという批判や、スクールに勧誘するやり方が気に食わないという意見が見られました。
2022年07月11日
正直スクールは拍子抜け、肩透かしで価値を感じなかった。初心者向けの精神論や抽象的なアドバイスにイライラ。もっと具体的に手法の解説をしてくれるところにすればよかった。
2022年05月19日
自分の学校に勧誘するために短期投資を進めるやり方が気にくわないな。自分のビジネスのためのポジショントークとなればどこまで話を信用していいのかわからなので不安になる。結局全部信用しないことにした。
2022年04月07日
明日上がる株を選べる3つの条件と言いつつ、提示されるのは「流動性」「ボラティリティ」「株価チャート」という条件でもなんでもないもの。それは見るべきものであって、条件ではないし、結局都合の良い条件なんて教えてもらえない。釣り広告にやられました。
当サイトへの口コミ
窪田氏の書籍や講座は、基本的に初心者向けの基礎知識を教えるものです。儲けに直結する特別な知識を教えてくれるわけでは無いため、物足りなく感じる人が多いのでしょう。
広告の文言が大袈裟で、釣られたと感じる人も多い様子ですが、「株の学校ドットコム」そのものに対する批判も。
窪田剛【株の学校ドットコム】というのを
— 新天竜人 (@1AtM2witJIqUoCK) December 17, 2020
興味本位で無料だから登録してメールを見たら
空売りの話で内田博史という人物が過激すぎて草生えた。空売りしない奴は株をするなというヤバい発言。
今時インデックス投資で積み立ててる
人間も増えたぐらいだから軽率過ぎる。
株の学校ドットコムの講師は窪田氏だけではなく、人によって教える内容に極端な所があるかもしれません。
恐らくスクールの方針として、複数の講師から満遍なく教わることを目的としているのでしょうが、窪田氏の講座だけを楽しみにしていた人だと期待外れになるかもしれません。
まとめ
窪田剛氏は書籍も出しているし、スクール講師としても人気があり、信頼性は高い人物です。短期トレーダーとしての実力も十分あるように思われますし、講座を受けたいという人がたくさんいても不思議ではありません。
ただ、プロフィールで大学時代についてボカシているのは若干怪しいですし、過去に所属しているスクールがデタラメな広告を出していたことも事実。「悪質である」とまでは言えませんが、潔白な人物ではありません。
それでもトレーダーとしての実力は確かにあり、様々な社会貢献活動などにも従事していることから、信用できる人物であることは確かです。
IMというマルチレベルマーケティングの手法で会員募集しているトレードの学校のほうが、よっぽと学びになったな!月々3万円の月謝だか世界のトレーダーの手法や使い方、相場の読み方など丁寧にリアルもオンラインズームも盛りだくさんだ、しかして、株の学校は基本的なペラいちな事しか言わないのなら、そのランニングコストで株を買い増ししたほうがまだ賢いとは想ったな。
トレーダーとしての総合スキルなら窪田さんが凄いと思うけど、やっぱり空売りという点においては堀北晃生先生が一番うまいな。
窪田剛がいい人でもこの人が出てる株の学校ドットコムがいいものとは限らないことに注意。株の学校ドットコムは結構批判も多いです。
CMBは内田はメンタルの話ばかりだし横柄なのでイマイチだったが、窪田さんは良い先生だった。
窪田さんは売買ルールを徹底すること、短期投資と長期投資の考え方の違いを理解することなど、基本だけど難しいことを説明してくれる先生ですよ。具体的な手法はこれを使え、というような話はないけど、十分先生としてするべきことはしていると思います。批判されるような人ではない。そして具体的な手法や銘柄を知りたい人はそもそも投資スクールに通うのが間違っています。そういう情報を提供してくれるサービスを活用すべきです。
それほど窪田氏の銘柄選びの方法とエントリーのタイミングの精度が高いということなのでしょうかね。
株の学校には損切ラインをマイナス2%に設定せよとあって、流石にそれでは損切の嵐になるだろうと思った。せめて5%、出来れば8%くらいにしたいところでしょう。2%では損切貧乏になりますよ。
本はなんかのサイトに勧誘されるとあったけど、どんなサイトなの?7万払って何の意味も無かったみたいなレビューが結構ある。
窪田さんの『株の学校』を読みました。入門編だけでは不十分なようで、銘柄の売買タイミングが理解しきれませんので、1年生版も読むことをお勧めします。両方読めば初心者でもそれなりに投資に再現性を持たせた投資が出来るようになると思います。
凄い人なんだろうけど、そんな人が一般人目線で投資をわかりやすく解説でいるのか逆に不安