投資詐欺のウワサ

江川信雄とは?「正体は詐欺業者」超危険な株LINE投資グループ

結論からいうと、江川信雄を名乗る株LINEグループは利用を避けるべきです。2024年4月に編集部が確認したLINE画面では、人物プロフィールの裏付けが取れないまま、実在する資産運用会社の名称を示しつつ、別の「PH Markets Ltd」と表示される口座へ誘導する流れがありました。

ただし、公的機関の捜査結果や裁判で「江川信雄」または「PH Markets Ltd」が詐欺と認定された一次情報は、今回の再調査では確認できていません。本記事の「詐欺」「架空」という表現は、保存した画面、公開情報との不一致、金融庁・警察庁が示すSNS型投資詐欺の典型例を照合した編集部の危険性評価としてお読みください。

金融庁は、証券会社などを装ってLINEグループや詐欺サイトへ誘導する手口を注意喚起しています。金融庁の注意喚起警察庁のSNS型投資詐欺の説明もあわせて確認してください。

江川信雄とは何者なのか?

江川信雄のプロフィールと経歴で確認できたこと

江川信雄(えがわのぶお)とは、2024年3月頃から株式投資のLINEグループで使われていた、トレーダー・投資教育者を称する名称です。編集部はLINE内の表示と関連ブログを確認しましたが、本人性を裏付ける公的な登録、所属先、公式プロフィールは確認できませんでした。

江川信雄の写真

web上で確認できた江川信雄の紹介文をまとめると、次のような自己紹介が使われていました。以下は確認済みの経歴事実ではなく、LINEや関連ページ側の主張です。

「勝てる投資家を一人でも多く育てる」ことがライフワークで、LINEを使った個人向けの投資教育、情報発信を行っている

対面で教えた受講生だけでも数千人を超えており、現在も江川信雄の教えを請う弟子が後を絶たない、と紹介されていました。

江川信雄の弟子から専業トレーダーになる人が出るなど、投資界において圧倒的な人気を博している、とも主張されていました。独立した実績資料や受講生を確認できる情報は見当たりません。

という人物だそう。

私は2017年から株式投資の投資教材やインフルエンサーを調べて記事にしていますが「投資界において圧倒的な人気を博している」と言う割には江川信雄の名前を聞いたことが無いんですよね。

上記が少し違和感のある江川信雄のプロフィールとなります。

■ 江川信雄の経歴

江川信雄の経歴を調べた所、以下のような情報がまとめられていました。

江川信雄の経歴

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1976年(昭和51年東京都新宿区に生まれ

ケンブリッジ大学 (劍橋大學)経済学部卒業

総合教育の第一人者として、投資セミナー、書籍などを通じ個人投資家向けの投資教育活動を精力的に展開

代表的な手法には「移動平均線大循環分析」「大循環MACD」「大循環ストキャス」などがある

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ケンブリッジ大学と言えば世界有数の超名門大学として有名ですが、なんだか既視感のある経歴…

自分の記憶を頼りに調べてみた所、江川信雄と99%同じ経歴で紹介されている怪しい“自称”投資家の「澤田 弘樹」という人物を発見しました。

江川信雄と同じ経歴の人物を発見

出身大学はまだしも、活動内容や考案した投資手法が同じとなります。

両者の経歴説明が著しく重複していることは確認できます。ただし、公開情報だけでは、どちらが先に作成した文章なのか、誰が転用したのかまでは確定できません。

江川信雄と澤田弘樹のどちらの経歴説明が先に作られたのか、出所を引き続き確認します。

更に調査を進めていきましょう。

【悲報】江川信雄の正体は架空の人物だった

この見出しの「架空」は、写真と経歴の裏付けが取れないことに基づく編集部評価です。戸籍や捜査資料などで人物の不存在が公的に証明された、という意味ではありません。

江川信雄だとされる男性の写真を画像検索したところ、当時、同じ写真がベトナム人男性モデルの素材写真として掲載されていたことを示す検索画面を確認しました。掲載権限や写真の出所までは公開情報から確定できませんが、少なくとも顔写真だけで本人性を信用することはできません。

江川信雄の写真はベトナム人の素材モデルを流用している

編集部は、ベトナム人男性モデルとされる写真に「江川信雄」という名前と経歴を組み合わせた可能性が高く、提示された人物像は架空とみるのが妥当だと判断しました。

本人性を確認できない人物が紹介する投資情報を、そのまま信用することはできません。

江川信雄によるLINEグループや株投資情報は、詐欺的な勧誘を強く疑うべき危険な内容です。公的な詐欺認定を確認できていないため断言は避けますが、本人性を確認できない相手へ個人情報や資金を渡してはいけません。

江川信雄の株LINEグループに潜入

LINEグループ内の相場解説と有望銘柄

今回私は実際に江川信雄のLINEグループに潜入し、LINEグループ内で何が行われているのか?調査してきました。

▼江川信雄のLINEグループ内でのやり取り

江川信雄のLINE投資グループ内のやりとり

LINE投資グループ内では江川信雄による株式相場の解説や有望銘柄の紹介などが行われ、他の参加者は江川信雄に紹介された証券口座を作り投資していると報告が行われています。

なお、保存した画面を比較すると、江川信雄による株式相場の解説とNHKの経済ニュース記事の文面が大きく重なっていました。これは独自分析をうたう説明の信頼性を下げる材料ですが、著作権侵害かどうかの法的判断を示すものではありません。

江川信雄の相場解説はニュースサイトのパクリ

そして、江川信雄のLINE投資グループでは最終的に「江川信雄の直接指導」という理由で海外の証券口座開設を勧めてきます

江川信雄のLINEグループにいる取引所の担当者

重田俊一への身分証提出と口座開設の流れ

取引所の担当者は「重田俊一」と名乗る人物で、この重田に口座登録に必要な個人情報と身分証を提出することで海外証券口座の開設が完了する、という流れになります。

本人性や会社情報を確認できない相手へ身分証をLINEで送る行為は、なりすまし申込などに悪用されるリスクがあります。絶対にマネしないでください。

※管理人は特殊な訓練によって身分証の提出に抵抗がなくなっています。

江川信雄のトレード始動を受けるための口座を開設

身分証を提出したことで重田から信用を得ることが出来たのか、教えて貰えなかった取引所の名前と重田俊一の名刺が送られてきます

口座開設した証券会社と重田の名刺

Neuberger BermanとPH Markets Ltdは同じ会社なのか

重田は取引所の名前を「Neuberger Berman(ニューバーガー・バーマン)」だと答えましたが、ニューバーガー・バーマンは取引所ではありません。同社の公式発表では、1939年創業のプライベート経営による独立系資産運用会社と説明されています。

LINEで示された名称と、ログイン後に表示された「PH Markets Ltd」は一致していません。実在企業の名称やロゴが示されても、接続先URL、運営主体、金融ライセンスが一致しなければ別サービスとして確認する必要があります。

編集部は重田俊一という人物の所属や在籍を裏付ける一次情報を確認できませんでした。江川信雄側から紹介されたという関係だけで、重田の名乗りや名刺を実在企業の社員情報として信用することはできません。

その証拠に作成した口座にログインすると「PH Markets Ltd」という聞いたことのない証券会社の名前が表示されます。

ここまでの調査では、江川信雄のLINEグループに入ると、本人性を確認できない担当者へ身分証を提出し、運営主体の不明な証券口座を作るよう促される流れが確認できました。

※本人性や利用目的を確認できない相手へ身分証を提出すると、不正申込などに悪用されるおそれがあります。

身分証を送ってしまった場合の本人申告コメント

「身分証を送ってしまって悪用されるのが怖い…」という方は、JICC(日本信用情報機構)で不正利用防止の届出となる「本人申告コメント」の登録を行いましょう。

※本人申告コメントとは
JICCが保有する信用情報に、本人確認書類の紛失・盗難などの申告内容を登録できる制度です。JICC公式では本人申告コメント情報の登録期間は登録日から5年以内と案内されています。

JICCの本人申告コメントは対策の一つです。JICC公式の「不正利用防止の届け出」では、運転免許証などの紛失・盗難情報を信用情報に登録し、加盟会員の慎重な与信判断につなげる仕組みと説明されています。身分証の種類に応じて発行元にも相談し、アカウントのパスワード変更や不審な申込の確認も行ってください。

https://www.jicc.co.jp/comment

江川信雄が紹介してきた取引所「PH Markets Ltd」とは?

PH Markets Ltdの会社情報と金融登録を確認

江川信雄に紹介されて口座開設を行った「PH Markets Ltd」の画面には、カリブ海地域の所在地を示す表記がありました。旧本文では「セントルイスという島国」と記載していましたが、国・地域名や登記名を公的資料で裏付けられていないため、所在地が確認済みであるとは扱いません。

江川信雄に紹介されたPH Marketsの詳細

ここまでの流れから「PH Markets Ltd」の安全性には重大な疑問があります。そこで、表示されていた会社情報と登録状況を追加で調べました。

PH Marketsは実在しない取引所

当時保存した登記検索画面では、画面に表示された条件と一致する「PH Markets Ltd」を確認できませんでした。登録名や管轄表記の違いまで排除できないため「存在しない」とは断定しませんが、利用者が運営主体と許認可を検証できない時点で入金を避けるべきです。

まぁ…、分かってはいましたけどね。

金融庁の免許・許可・登録等を受けている事業者一覧などで登録を確認できず、契約主体や出金条件も明確でない場合は送金しないでください。海外業者を名乗っていても、日本居住者への勧誘で必要となる登録や利用者保護を確認することが重要です。

江川信雄の評判・口コミは?怪しいと言われる理由

江川信雄の良い口コミと投資実績は確認できるか

LINEグループ内では成功報告や江川信雄を評価する発言が表示されていました。しかし、グループ内の表示名だけでは参加者の本人性や損益を確認できず、独立した口コミとは評価できません。「受講生が数千人」「専業トレーダーを輩出」といった実績も、裏付け資料は確認できませんでした。

詐欺・怪しいという評判をどう判断するか

通常Web検索では、投資詐欺緊急ホットラインの記事投資顧問口コミポリスの記事など、「江川信雄 詐欺」「江川信雄 怪しい」「江川信雄 口コミ」に対応する第三者レビューが複数確認できました。これらは公的判断ではありませんが、人物像、LINE誘導、海外口座という同じ懸念が反復しています。

評判だけで結論を出すのではなく、①運営主体を特定できるか、②金融登録を確認できるか、③入金先名義と契約先が一致するか、④出金条件が書面で示されているか、⑤身分証の提出先と利用目的が明確か、で判断してください。

江川信雄のLINE投資で入金・出金・返金トラブルを避けるには

料金や手数料を理由に追加送金しない

江川信雄のLINE参加料金や正式な有料サービスの費用は確認できませんでした。無料の投資教育を入口にしても、海外口座への入金、出金のための税金、保証金、解約金、返金手数料などを求められたら追加送金を止めてください。警察庁の注意喚起でも、エラー解除手数料、解約金、違約金などを理由に送金を求める手口が案内されています。

入金済み・出金できない場合の相談先

すでに振り込んだ場合は、相手の指示に従ってさらに送金せず、振込先の金融機関へ組戻しや口座凍結の相談をしてください。LINEのトーク、相手のプロフィール、送金先、取引画面、URLを削除せず保存し、最寄りの警察と金融庁が案内する相談・情報提供窓口へ相談します。返金を約束する別業者から着手金を求められる二次被害にも注意が必要です。

身分証や個人情報を送った場合の対処

JICCの本人申告コメントに加え、運転免許証なら警察・免許センター、マイナンバーカードなら一時停止窓口など、送った書類の発行元へ相談してください。メール、LINE、金融口座で使い回したパスワードは変更し、身に覚えのない契約や信用情報がないか継続して確認します。

江川信雄のLINEグループは超悪質な投資詐欺だった

この見出しは、2024年の潜入調査で確認した複数の危険兆候をまとめた編集部評価です。公的機関の捜査結果や刑事判決を示すものではありません。

調査結果としては…

・江川信雄の写真として使われた画像が、ベトナム人の素材モデルとして掲載されていた画面を確認

・取引所の担当者は「ニューバーガー・バーマン」を名乗ったが、公式な所属を確認できず

・実際に口座へログインすると「PH Markets」と表示され、運営主体と金融登録を確認できず

以上の不一致と誘導経路から、編集部は投資詐欺を強く疑う危険なグループだと評価しています。少なくとも、安全な投資先と判断できる確認材料はなく、利用を避けるべきです。

無料で投資手法を学べる公的・民間の情報源もある中で、本人性を確認できない人物が推奨し、運営主体や登録の分からない海外業者を使う合理的なメリットはありません。

江川信雄に関するよくある質問

江川信雄は何者ですか?

株式投資や投資教育を行う人物としてLINEやブログで紹介されていた名称です。編集部は本人性、所属会社、経歴、投資実績を裏付ける一次情報を確認できていません。

江川信雄のLINEは安全ですか?

安全とは判断できません。本人性を確認できないまま身分証提出と海外口座開設へ進む流れは、金融庁・警察庁が注意するSNS型投資詐欺の特徴と重なります。

PH Markets Ltdは実在する証券会社ですか?

当時の画面に表示された会社情報と一致する運営主体・金融登録を、編集部は確認できませんでした。また、LINEで説明されたNeuberger Bermanとログイン後のPH Markets Ltdは別名称です。

江川信雄のLINEに料金はかかりますか?

正式な参加料金や有料サービスの料金表は確認できませんでした。無料参加であっても、口座入金や出金手数料などを後から求められる可能性を想定し、送金しないでください。

身分証を送った、または出金できない場合はどうすればよいですか?

証拠を保存して追加送金を止め、振込先金融機関、警察、金融庁へ早急に相談してください。身分証については発行元への相談と、JICCの本人申告コメントなど不正利用防止策を検討します。

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