PROQuantum AIとは
公式サイトによるとPROQuantum AIは、独自開発した人工知能(AI)が暗号資産(仮想通貨)の市場分析を行って自動でトレードをしてくれる投資ツールであると紹介されていました。PROQuantum AIの主な特徴は…

・あらゆるレベルの投資家に対応
仮想通貨の取引を始めるために必要な知識や経験は全てPROQuantum AIが持っているため、初心者でもプロでも安心して利用することが出来ます。
・AIが資産ポートフォリオを管理
利用者の手を煩わせる資金管理に必要な情報収集、分析を的確に行うため、PROQuantum AIを活用すれば正確な意思決定が出来るようになります。
・適切なタイミングで情報を受け取れる
PROQuantum AIが市場の変化を的確に察知し、戦略に効果的に適応。利用者は必要なタイミングで最も重要な情報を受け取ることが出来るようになります。
ぶっちゃけ公式サイトを見てもちょっと何言ってるのか分からないんですが、まとめると…
「優秀なAIが様々な暗号資産(仮想通貨)の情報収集と分析を行い、的確な戦略を立ててトレードしてくれる」
というのがPROQuantum AIの特徴のようでした。
■「宇多田ヒカル」や「中居正広」「松本人志」が紹介してる?
2024年3月末にX(旧Twitter)にて、歌手の「宇多田ヒカル」さんがPROQuantum AIを利用したことで日本銀行に訴えられたという新聞記事の広告が表示されていました。
記事の内容は
・宇多田ヒカル氏がPROQuantum AIをまつもtoなかいというTV番組で紹介
・松本人志氏に利用を勧める
・日本銀行がPROQuantum AIを勝手に紹介した宇多田ヒカル氏を訴える
という、かなり無理のある意味不明な内容。
流石に気になったので朝日新聞デジタルで該当の記事を検索してみたのですが、実は朝日新聞デジタルに該当の記事が存在しないことが発覚しました。

PROQuantum AIのニュース記事は、朝日新聞デジタルを装ったフェイクニュースだと見て問題ないでしょう。
そもそも投資ツールを紹介して日銀に訴えられるというストーリーの時点で意味不明ですからね笑
芸能人も利用している投資ツールというフェイクニュースでお客さんを集めようとしたのでしょう。
先日調査した「Matrixator」というAI投資ツールも「お笑いコンビ麒麟の川島明氏がTVで紹介した」というフェイクニュースを公開していたのを思い出しました笑
悪質な投資ツール業者の中で、有名人を使ってフェイクニュースを作るのがトレンドなのかもしれません。
PROQuantum AIは危険な投資ツール
フェイクニュースで集客を考える時点で投資ツールとしてまともではない事は確かなのですが、その他にも以下のような点からPROQuantum AIは危険な投資ツールであると判断できます。・開発者・開発会社が不明
・よく見ると架空の名前だと書いてある
検証結果を詳しく解説していきます。
■ 開発者・開発会社が不明
PROQuantum AIの公式サイトでは利用規約、会社概要などのページが存在するのですが、どこを見ても開発者並びに開発会社の名前が記載されていません。
一般的な感覚といいますか、社会の常識として投資ツールを販売する会社が社名を隠すなんてありないことです。
身元を明かせない人間、企業が作成した投資ツールが安全に利用できるとは一ミリも思えないというのが私の個人的な感想です。
■ よく見ると架空の名前だと書いてある
PROQuantum AIの公式サイトには小さい文字で「免責事項」という記載があり、そこに衝撃的な一文が記載されていました。
「マーケティングを目的とした架空の会社名」と記載されています。
どうやらPROQuantum AIは会社名を隠しているのではなく、架空だから明かす必要がないと考えている模様です。
上記のように1年中エイプリルフールなPROQuantum AIは、非常に危険な投資ツールであると判断して差し支えないでしょう。
PROQuantum AIは使わない方が良い
PROQuantum AIは公式サイトに架空と書かれている以上、実在しない謎の投資ツールだと判断する他ありません。最近では無料で投資手法を教えてくれたりする人もいますし、あえてPROQuantum AIを使うメリットは皆無といえます。
例えば2024年に入り、急激に評判を上げている資産20億円の株式トレーダーこと「SUBARU(スバル)」氏のLINE株サービス。
利用者からは「スバル氏の情報を頼りに資産を3倍まで増やした」との口コミも寄せられています。
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