今回はそんな方が作り上げた情報商材なのでじっくりと検証を行うことに。急騰銘柄を発掘する手法をまとめたものだそうですが、個人的にはそのような情報が提供されるものには見えませんでした。
利用者と思われる口コミは全く見つからないのに対し、高評価を付けるブログサイトが多数見つかるという怪しい状況になっていることも確認。アフィリエイト広告で販売を行っている疑惑も浮上。そこまでしないと売れない情報に、果たして価値があるのでしょうか?
- 藤井英敏の株の逆引き大辞典の特徴・運営方針 上昇銘柄やニュースにつられて上がる、爆騰寸前の関連銘柄にスポットを当てたこれまでにない株情報を販売しています。全132銘柄もの幅広い関連銘柄を網羅しているので、今すぐ学べば今後賑わっていく株式ニュースの全てをトレードチャンスにすることも可能で、資産運用に活かしていけるそうです。
- 藤井英敏の株の逆引き大辞典の商品の概要、サービスの紹介 (1)無料コンテンツ
- 無料コンテンツの検証 無料情報として、『株の逆引き大辞典』の魅力を伝えるというメルマガが提供されています。前4回に渡りメルマガと動画が配信されるようなので、早速、配信された動画を確認していくことに。
- 有料コンテンツの検証 有料コンテンツでは『株の逆引き大辞典』という情報商材を販売しています。内容については急騰が望める関連銘柄の見つけ方や132銘柄を実際に公開しているそうなのですが、先程の無料情報の検証で紹介されていた銘柄と同じようなものが公開されるのは目に見えています。
- 藤井英敏の株の逆引き大辞典の会員登録の有無、コンテンツ総評 無料会員登録は行っていません。情報商材の販売サイトなので当たり前ですね。無料情報に関しては有料コンテンツの宣伝をするためのものでしたね。完全に逆効果な動画でしたがいいのでしょうか?
- サポート体制の検証 購入後のサポートなどは付いていません。あくまで購入した商材に含まれる動画やテキストデータなどで学んでいくしかなさそうです。ちなみにですが、業界関係者からの推薦の声という項目では、最近話題の「向後 はるみ」氏がこの『株の逆引き大辞典』を推薦しています。
- 口コミ情報を調査! タイトルで検索を行いましたが、利用者と思われる口コミは見つかりませんでした。ただ、例の如く情報商材のレビューを行っているブログサイトなどでは高評価の嵐でした。確実に利用していないだろう事が分かる内容だったのでアフィリエイトだと思われます。
- 会社所在地の検証 販売を請け負っている会社は「株式会社ウイニングクルー」でした。この会社は「相場師朗 7step株式投資メソッド」・「日経225シグナル配信サイト」・「YenLearning」などの運営を行っている企業です。現在は株情報の配信は休止し、情報商材の販売のみを行っている様子が確認出来ています。
・無料メルマガ
全4回に渡り、株の逆引き大辞典の魅力を伝える無料情報です。
(2)有料コンテンツ
・株の逆引き大辞典 27,800円
好材料の出た銘柄やテーマに連動して株価の上昇が見込める関連銘柄を見つけるノウハウや実際に動くとされる関連銘柄132種を公開する情報商材です。
動画ではカジノ関連の銘柄という事でオーイズミ【6428】が紹介されていました。東証一部の関連銘柄としては比較的に値動きが軽いとされているので、どの株情報サイトでも取り上げられている有名な銘柄ですね。
もう知っているよ、としか言えない、なんとも微妙な動画になっていました。その他にもサイト上には動画が掲載されているので確認していきます。こちらの動画ではLINE関連の銘柄としてビリングシステム【3623】が取り上げられていました。こちらはLINEが音楽配信やECなどのサービスを展開すると発表した日から株価が急騰した銘柄で、株価3倍近くまで上昇しています。
恐らくこの商材を作成した「藤井」氏はこのような急騰銘柄を発見できると言いたいのでししょうね。動画内では今後もラインに好材料が出た場合は急騰する銘柄の第一候補だとも言っています。ここで確認して頂きたいのがビリングシステム【3623】のチャート画像です。
LINEの発表があったのは2013年8月なのですが、それ以降、2016年12月現在まで急騰と呼べるような動きは見せていません。これだと過去に急騰を見せた銘柄を後付けで紹介しているようにしか見えませんよ。
この商材を購入することで他の投資法が必要なくなるとまで言い切っていますが、それを行う本人が株価予想を外しているのではお話になりませんね。もう私には大したことない情報商材にしかみえませんよ。
更にそれを売裏付けるのが、この商品の価格です。定価で49,800円なのですが、初回販売時のみ27,800円にて販売しています。このような情報商材は往々にしてそうなのですが、いきなり大幅な値引きを行い、購買意欲を意図的に煽る手法が使われています。個人的にはこの価格分の価値があるようには思えませんが、みなさんはどう思いましたか?
有料情報に関しては無料動画で紹介されていた銘柄が配信されると考えると、とても購入しようと思える商材ではありませんでした。現在は販売を終了しているようなので、問題は無さそうです。
投資顧問や投資情報サイトを運営するよりも儲かるのでしょう。それに著名人が監修した情報商材ともなれば効果は絶大でしょうし。それにアフィリエイトまでも行っていますからね。