THEO(テオ)の評判に捏造発覚。儲かる話は信用出来るのか検証。

探偵

THEO(テオ)検証記事

THEO(テオ)

THEO(テオ)の真の評判

評価微妙


THEO(テオ)+docomoはこれまで機関投資家しか行えなかったハイクラスの投資を実現できる自動資産運用サービスです。

AIが判断して自動で世界中の金融商品に分散投資し、自動で商品の買い替えを行ってくれます。

放置しておくだけで最適な資産運用ができる優れもの、と感じるサービスですが、調べると出てくる「やばい」の文言…

そんなに運用成績が悪いのか?調べてみたところやばいと言われているのは運用成果ではなく、THEOを持ち上げる評判の正体でした…。

THEOに関する評判の真相を解説します。

  1. 「THEO(テオ)」評判のやばい実態

  2. ネット上ではかなり評判が良い「THEO(テオ)」ですが、これは本当なのでしょうか。提携している証券会社などが褒める記事を掲載するのは当然ですが、個人ブログまでこぞってべた褒め。

    あまりにも意見が偏り過ぎではないでしょうか。必ず儲かるものなど存在しないので、多少なりとも負けた意見や利用に否定的な意見があっても良さそうですが、全く見つかりません。

    ということでいくつか「THEO(テオ)」を褒めているサイト・ブログを調べたところ、やはりというべきか、どれも金を貰って言われた通りの記事を書く業者アフィリエイトサイトでした。

    file136

    本当に検索して出てくるサイト全てがアフィリエイトサイト↓

    file136

    アフィリエイトサイトとは、サイト上に設置された公式ページ(今回で言うTHEO)へ飛ぶボタンがクリックされた数や、利用まで至った顧客の数に応じて広告主から報酬が支払われる、という広告系の仕事だと思ってください。

    公式ページへ行くボタンにマウスカーソルを持っていくと、左下にリンク先のURLが表示されます。このURLに「asp.net」や「sccesstrade」などのワードが含まれると、アフィリエイトサイト確定です。

    要するに、ほぼ全てのサイトが金のために褒めている業者というわけです。利用してもらうのが目的なので、アフィリエイトサイトに書かれた評判や評価は参考にしてはいけません。真の評判や評価が掲載されていると思わないでください。

    ちなみに、こうしてTHEO(テオ)がアフィリエイト業者に客を集めた報酬金を支払わなくてはならないせいで1%もの高額な手数料がかかっていると思われます。

    皆さん考えてもみて下さい。THEO(テオ)はAIが自動売買すると言いますが、投資対象の比率を調整するリバランスは3か月に一回、その他のポートフォリオの見直しは年に1回だけです。それ以外の期間は何もせず、単に金融商品を保管しているだけなのです。

    なぜほとんど管理するだけの作業に手数料1%もかかるのでしょうか。証券会社は同じことを手数料無料で行ってくれるのが良い証拠。本来は1%もの手数料を取るほどの事ではないのです。

    THEO(テオ)はアフィリエイト業者に報酬を支払わなくてはならないせいで、高額な手数料がかかっているのです。タチの悪いヤラセ広告に加え、そのしわ寄せを利用者が負うことになる酷いシステムなのです。

    ということでTHEO(テオ)の評判に隠された実態を白日の下に晒したわけですが、では実際のところ運用実績はどうなっているのでしょうか。

    次項実績を調査した結果を解説していきます。

  3. THEO(テオ)の2022年の実績

  4. THEO(テオ)の実績を確認してみます。

    2021年の1年間の運用実績は+約10%となっています。

    THEO2021年運用実績

    そして今年2022年に入ってからだと、1月の運用実績は約4.7%減。

    THEOの1月運用実績

    この時日経平均は同じ期間で8%下落していますので、単純に考えると日本株単体に投資していた時よりも損失は少なく済んでいると言えます。

    1月日経平均

    次に2月の運用実績です。2月はさらに0.7%下落。主にウクライナ侵攻による世界的株価下落が止まりません。

    THEOの2月運用実績

    しかしこの時日経平均は約2.1%下落しているので、やはり日本株単体に投資していた場合よりも損失は小さいと言えます。

    そして3月。運用実績は+約8.3%。利上げの警戒感が落ち着いたことなどで世界的に株価上昇したことで大きくプラスに転じました。

    THEOの3月運用実績

    参考までにこの期間の日経平均は+約6.3%。ダウ平均株価は+2.3%。THEO(テオ)なら投資信託や個別株に投資していた場合よりも高い運用成績を出せていた可能性があります。

    これらの運用実績を見た限りでは、THEO(テオ)そのものがやばいとは言えないことがわかります。

    ヤバいのはTHEO(テオ)の運用実績など、THEO(テオ)そのものではなく、THEO(テオ)を取り巻く大人の事情ともいえる評判の数々なのでした…。

  5. THEO(テオ)は短期間でやめるとやばいかもしれない

  6. THEO(テオ)は長期投資前提のサービスです。

    短期で大きな損失が出た場合でも、長期でそれを取り返していきます。

    なので大きな損失が出ているからといってすぐに運用をやめてしまわないほうがいいかもしれません。

    THEO(テオ)が大きな損失を出していた2020年5月頃の評判は以下のように阿鼻叫喚でした。

    file136

    file136

    file136

    file136

    しかし2年近くかけて上記の損失は取り返せています。

    THEOを運用する上では成績が悪い、やばい!と思わず気長に運用することが重要です。

  7. 「THEO(テオ)」利用していいのか!?

  8. 世間の評判が印象操作されたものだということはご理解いただけたかと思いますが、では実際のところ「THEO(テオ)」を利用する価値はあるのでしょうか。

    私の見解としては利用しても構わないが、儲かると思って利用すると痛い目を見るだろう、というところですね。結局勝つか負けるかわからない金融商品です。やれば儲かると思って利用するのは危険です。

    特に自分で売買してきたような経験者にとっては利用する価値が非常に薄いと感じます。必ずしも利益を期待できるものではなく、そのうえ高額な手数料を取られるわけですから。

    ただし、投資の入り口として、初心者がリスクを承知の上利用するのは問題無いと思います。
  9. 「THEO(テオ)」メリット

  10. ここまでTHEO(テオ)の肯定的な評判が意図的に企業側の人間によって作り出されたものである可能性を解説しました。ではTHEO(テオ)に利用価値が無いのかというと、それもまた違います。

    本項ではTHEO(テオ)を利用することによって得られるメリットを、次項では利用する上での注意点、デメリットを解説していきます。

    メリット①【分散投資を学べる】

    初心者にとっては分散投資を勉強するチャンスとなります

    THEO(テオ)は30種類以上のETF(上場投資信託)からポートフォリオを組み投資することになります。細かく分解すると世界86か国、11,000以上の銘柄を投資対象とします。

    これは地理的分散や経済圏の分散など、複雑で膨大な情報処理が必要な行為であり、素人どころか投資経験者でも困難な投資です。

    それを学ぶことができるのです。THEO(テオ)が何かを解説してくれるというわけではありませんが、どのタイミングで何に投資しているのか、どんな投資比率の配分をおこなっているのか、それを長期にわたって観察することで国際的な分散投資を学ぶことができるといって良いでしょう。

    メリット②【知識が無くても投資が出来る】

    投資と言えば、初心者が安易に手を出してもベテランや機関投資家達の養分になるだけの厳しい世界。投資の世界に飛び込むには十分な知識と、デモトレードなどによる経験値の蓄積が必要になってきます。

    それらを習得する手間を全くかけずに投資が出来るのがTHEO(テオ)です。投資を始める上での最大の障壁を取り払い、投資を身近な存在に出来るのです。

    以上THEO(テオ)のメリットでした。では次項注意点、デメリットを解説していきます。

  11. 「THEO(テオ)」注意点・デメリット

  12. THEO(テオ)も良いところばかりというわけではありません。よって利用する上での注意点やデメリットを解説しておきます。

    注意点・デメリット①【中途半端】

    何が中途半端かというと、期待出来る利益率、損失リスク、税金のバランスです。どれも非常に中途半端な立ち位置のサービスなのです。

    例えば個別株への投資と比較すれば、ETFにのみ投資するTHEO(テオ)に比べて個別株への投資の方が大きな利益は期待できます。その分リスクがあるのでは?と感じるでしょうが、仮に日本株の中でも上手く分散投資すればリスクは抑えられます。

    損をするリスクは両者大差ないというのが一般的な見解かと思います。

    また積立NISAやiDeCoと比較すれば、近しい積立投資ではありますが、税金がかからないという点で積立NISAとiDeCoの方が価値があるかと思います。手間がかからないという点でも同じですしね。

    総合的に見れば、利益は個別株ほど期待できず、損失リスクは他の投資と比べて低いとは言えず、積立であればNISAやiCeCoの方が税金が控除される分メリットがあると言えます。

    つまり非常に中途半端なサービスということです。自分が何のために利用するのかしっかり考えて利用すべきです。

    注意点・デメリット②【損失リスクの説明について】 損失リスクについて、THEO(テオ)を利用する前に理解しておくべき内容を少しお話しします。

    というのも、HPで無料診断を皆さん行ったかと思います。その無料診断の結果が明らかにおかしいのです。簡単に言うと、損失リスクが異常に低く見積もられていないか?というものです。

    私も仮の数字を入力して試してみたのですが、なんと損失が出る可能性が0%として表示されています。

    file136

    この世に必ず儲かる金融商品など存在しません。必ず損をするリスクを抱えています。しかし初心者の方はこの試算を見て、まるで必ず儲かると考えてしまうかもしれません。

    このようなTHEO(テオ)がはらむ悪質性こそ注意点です。

  13. 「THEO(テオ)」サポート体制の検証

  14. サポート体制はもちろん充実しています。これだけの大手企業が協力しているので、やって当然の部分はしっかりやっています。ご安心を。

    しかし唯一気になるのは運営会社の会社情報に電話番号やメールアドレスが記載されていないこと。変な疑いをかけられない為にも、こういった部分はしっかり記載しておいた方がいいですよ。

  15. 「THEO(テオ)」概要

  16. サービス名:THEO(テオ)
    URL:https://theo.blue/
    運営会社名:株式会社お金のデザイン
    本社所在地:東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル1F
    設立:2013年 代表取締役:中村 仁 資本金/資本準備金:1億円 / 120億2392万4861円(2019年3月22日現在)
    社員数:51名(2019年1月末時点)
    主な資本提携・業務提携式:UTEC(株式会社東京大学エッジキャピタル)
    第一生命保険株式会社
    株式会社NTTドコモ
    株式会社電通デジタル・ホールディングス
    伊藤忠商事株式会社
    伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社
    株式会社リクルートホールディングス
    株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ
    株式会社東邦銀行
    株式会社百五銀行 など
    上場有無:非上場
    ロボアドバイザ―種別:投資一任型
    サービス開始年月日:2016年2月
    運用者数:66,000人(2019年1月末調査時点)
    預かり資産額:500億円超(2019年10月末時点)
    運用手数料:【ホワイト】1.00%(基準なし)
    【ブルー】0.90%(1万円以上50万円未満)
    【グリーン】0.80%(50万円以上100万円未満)
    【イエロー】0.70%(100万円以上1,000万円未満)
    【レッド】0.65%(1,000万円以上)
    最低投資金額:10万円
    自動積立金額:1万円以上1,000円単位
公式サイトを見る

 THEO(テオ)の関連記事

THEO(テオ)の口コミ

▼次の口コミを表示 読み込み中

口コミ投稿フォーム

注目マークを表示する場合は「ON」にしてください。

この記事を読んでいる人はコチラの記事も読んでいます