ライオン兄さんとは自分年金の作り方を解説する株解説系YouTuberです。
チャンネル名は「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」で、チャンネル登録者は8.88万人(2022年3月15日現在)。
評判では概ね怪しい、胡散臭いと言われることが多い印象です。
その理由は「米国株でFIREしたかのような雰囲気を出しているが、本当に株で稼ぐ力があるのか怪しい」から。
ライオン兄さんはエンターテイメント会社を売却してfireしたのであって、米国株でfireした訳ではないんだよね。
果たしてライオン兄さんは米国株でFIREした凄腕投資家なのか、それとも投資家キャラで金儲けを企む狡猾なビジネスマンなのか、一体何者なのか。
ライオン兄さんの正体を解き明かします。
まずはライオン兄さんの評判を再確認
世間的にはライオン兄さんのことは「信用出来ない」という論調です。 ライオン兄さんの評判「クソ有料情報を売りたい商材屋」は正しいのか?
ライオン兄さんが有料で販売している情報というと、自身で運営する投資スクールの米国株講座やセルフ年金構築講座やオンラインサロンあたりでしょうか。 ライオン兄さんの評判「説得力が全然ない」は正しいのか?
ライオン兄さんの説明には説得力がないと言われています。 ライオン兄さんの評判「動画のクオリティのわりに登録者増えるスピード早すぎ」は正しいのか?
要するに登録者を買っているんじゃないの?という疑いですね。 ライオン兄さんの経歴から「何者なのか?」を見極める
ライオン兄さんの経歴などから見えてきた見解、それは「ある程度のタネ銭さえあればあとは株でFIREするまで増やすことは出来るのかもしれない」という説です。 ライオン兄さんとは何者なのか?まとめ
ライオン兄さんは株でFIREする方法を解説しているYouTuberです。
特にそう感じるようになったキッカケともいえる皆さんの意見を集めてみました。
☑ クソ有料情報を売りたい商材屋
☑ 株の解説に説得力が全然ない
☑ 動画のクオリティのわりに登録者増えるスピード早すぎ
これら評判の内容が事実なのか調査し、ライオン兄さんは本当に信用出来ないのか調査します。
これらは「クソ有料情報」と言われるような内容なのか確かめていきます。
米国株講座の概要がコチラ。
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米国株の考え方や手法を学べる。
米国株は成長性が高く、W.バフェットが推奨する長期投資で資産を大きく育てるのに適している。
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講座による主な効果として挙げられているのはこちら。
☑ 最強の投資と言われる株の長期保有で資産1億円以上を目指す
☑ 金融リテラシーの向上により、経営での年商アップ
☑ 企業分析ができるようになる
講座の内容に独自性や専門性は見えてこないですね。
あくまで一般的な米国株の長期投資を解説する講座のようです。
決して褒めたたえる内容ではないにしろ「クソ有料情報」と言われるようなものとも思えませんが、一体なぜ評判が悪いのか。
そこで情報を諸々集めて発覚したのが、この基礎を解説するだけの講座で料金30万円するということ。
料金に対しては不満がでています。
金額がもう少し安価、もしくは月額制であれば入会もありですが、この金額であれば安心の有名スクールに行ってしまいます。
米国株の長期投資の考え方を知るならyoutuberの「ロジャーパパの米国株アカデミー」が無料で解説動画を大量に出してくれています。
米国の企業分析なら「米国株決算マン」が決算解説も事業展望も月2000円で非常に専門的に解説してくれます。
これらサービスを知っていればライオン兄さんの投資系講座はコスパが悪いと感じてる方が出てきてもおかしくはありません。
コスパの問題は評判を落としている要因の一つと言えるかもしれませんね。
さらにHPに書いてある「投資家が推奨するお金のスクールNo.1」などのアンケート調査で3冠を達成した件についても調べてみました。
料金が高くとも、授業の質が高ければコスパが悪いことにはなりませんから。
そこでこのアンケートについて調べていると、アンケート結果の信憑性に問題があると判明。
こういったアンケート調査を行っている企業で注意したいのは、その企業が「日本マーケティング・リサーチ協会」の会員(通称JMRA会員)なのかどうか。
いわば日本弁護士連合会に加入している弁護士なのかどうか、というような感じです。
ライオン兄さんのファイナンシャルフリースクールの評価についてマーケティング調査を行った「日本マーケティングリサーチ機構」はというと、協会に加入していません。
にもかかわらずJMRやJMROという独自ロゴを作って掲載しており、これではまるでJMRA会員かと勘違いしてしまいます。
なんだかきな臭いアンケート会社だなと思いネットで検索すると、予測検索はこの通り、「怪しい」「信頼性」「信憑性」などなど…。
まとめると、ライオン兄さんの講座は料金に不満を持たれていて、アンケート調査の結果も信用していいのかわからない。
「クソ有料情報」というのは言い過ぎかと思いますが、批判的な気持ちになる人がいることには納得できます。
似たような例で、ライオン兄さんと同じYouTuberの「Sho’s投資情報局」がいますね。
彼も基本を解説するだけのくせにサービスの料金が高いとの批判が出ています。
高額なサービスを提供する場合は必ず内容をシビアに見られますので、ライオン兄さんやSho’s投資情報局への批判は自分で蒔いた種とも言えますね。
では他の株解説系YouTuberの動画と比較して、説明の違いを見てみましょう。
比較対象は投資やマネーリテラシーについて動画を投稿し、解説が浅いことで有名なリベラルアーツ大学です。
似たようなテーマで解説を行っている動画を探したところ、以下の動画が比較できそうだったので内容を確認してみます。
☑ ライオン兄さん:日経平均株価やNYダウが暴落している時の神対処!
☑ リベラルアール大学:インデックス投資(積立投資)をしていて暴落が起こったらどうするべき?
【ライオン兄さんの場合:保有株数を増やす】
ライオン兄さんは15年以上を前提とした配当株の場合は、買い増すべきとの主張をしています。
その理由として語られているのは
① 余裕資金でやっているなら売る必要が無い
② ずっと右肩上がりより一度下がって反発した方がリターンが大きいから
というもの。余裕資金でやっているからといって損失が出てもいいわけではないので、納得できない人がいるかもしれませんね。
また反発した方がリターンが大きいのはそうなのですが、本当に反発してくれるのか、いつ反発するのか、それがわからないから皆不安なわけです。
ライオン兄さんの主張は状況が改善する前提の話になっているように感じます。
では次にリベラルアーツ大学の説明を見てみましょう。
【リベラルアーツ大学の場合:鬼ホールドすべき】
リベラルアーツ大学は過去のデータをもとに持ち続けるべきとの主張をしています。
過去の最もリターンが悪かった15年間でも+4.2%のリターンがあったとし、15年以上の投資ではマイナスにならないため持ち続けるべきだと説明しています。
また弱気相場は平均11カ月、最長でも30カ月であった過去のデータから、相場はこの期間以内で反転して上昇する可能性が高いことも述べています。
リベラルアーツ大学は過去のデータをもとにどう動けばいいのかを示していて、根拠が明確です。
実際はデータ通りにいかないこともあるかもしれませんが、どうしていいかわからないときにはリベラルアーツ大学の説明の方が安心できそうです。
以上のことから、投資解説系で比較的浅めの説明をしているリベラルアーツ大学にさえ説明の根拠で負けています。
これでは説得力がないと言われてしまうのも仕方ないかもしれませんね。
そこで試しに動画再生数とチャンネル登録者の推移を比較してみました。
登録者を買っているなら動画再生数と登録者の推移にズレが出るはずです。
まずは過去1年間のチャンネル登録者の推移のグラフがコチラ。
次に過去1年間の動画再生数のデータ。
動画は多いもので10万回、20万回と再生されていますし、この表を見比べた限りでは登録者を買っている様子はありません。
またライオン兄さんはここ半年くらいで、10分前後の動画を投稿するスタイルをやめて1分~3分の短い動画を投稿するスタイルに変化しています。
要点を述べて終わりなので、クオリティが高いも低いもありません。
よってクオリティのわりに登録者増えるスピード早すぎという批判には共感できませんでした。
以上でライオン兄さんの評判を一通り調査し終えました。
確かに投資よりは自分のスクール生を増やすための策に必死な感じはあります。
評判の通りで、批判され信用を失っても仕方ない部分もありました。
ただ、これら評判を調べただけでは肝心の「株でFIREする実力があるのか」問題にまだ答えが出ません。
そこでさらにライオン兄さんの経歴を調べ、何か見えてこないか調査してみたところ、とある一つの見解が…。
次項経歴の調査結果を解説していきます。
つまりコツコツ増やしていくことは出来る、ということですね。
ライオン兄さんは動画でも「副業でタネ銭を作って、S&P500などへの投資で増やしましょう」と言っています。
これはライオン兄さんがやってきたことをそのまま伝えているのではないでしょうか。
実際ライオン兄さんはS&P500の投資を頻繁にお勧めしています。自分が増やした経験があるからこそお勧めできるのでは。
とはいえS&P500に投資していることをFIREする実力があると表現していいのかは微妙なところですね。
今ライオン兄さんに対して囁かれているウワサは、「ライオン兄さんは会社をバイアウトしてFIREしたんじゃないのか」というもの。
ライオン兄さんはエンターテイメント会社を売却してfireしたのであって、米国株でfireした訳ではないんだよね。
しかし経歴と動画の内容から、それは間違いの可能性が高いです。
<※経歴※>
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金融と起業のスクール代表
連続起業家、個人投資家
エンターテイメント会社をバイアウトした2020年3月にフリーカレッジを設立。
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会社をバイアウトしたのは2020年3月とあります。
次に動画を漁ってみると、「実録。S&P500に700万円投資した結果が、トンデモナイことに。。リアル運用記録。」という動画にて、2019年からS&P500に700万円投資して増やしていることがわかります。
会社をバイアウトする前からある程度の資産を持っており投資に回しているので、バイアウトでFIREしたわけではないでしょう。
かなりライオン兄さんの正体が見えてきたので、内容を次項でまとめます。
しかし「本人に株でFIREする実力がないのでは?」という疑惑から、胡散臭い、怪しいといった評判が出ています。
その真相を調査してみると、これまでS&P500に投資して増やしたことはある、という実績は判明。
これを株でFIREする実力があると捉えるか、ないと捉えるかは皆さん次第です。
ちなみに企業を売却してFIREしたとのウワサが出ていますが、それは恐らく間違い。
起業を売却した金をS&P500に投資して増やしている、投資家としては至って普通の男性のようです。
▼その他本当に株で稼ぐ力があるのか怪しい投資家の検証記事▼
・ピッフィー‐親の金で投資をしている男。資産も実力も怪しい。
この人S&P500に投資しろしか言わないもんね。それしかやったことないんでしょ多分(笑)
実際の投資の成果や具体的な手法を明かしてないから、多分S&P500につぎ込んでるだけの一般的な投資家だろうね。はっしゃんなんかはすごく詳しいファンダの独自分析を解説してるから、そういうのがあれば参考にしようとは思うけど、ライオン兄さんは参考にしようとはならないかな。
いやどう考えてもS&P500を買ってるだけで投資が上手いとは言えないだろwww