はっしゃんは徹底した理論に裏打ちされたファンダメンタルズ分析を用いて、25年で資産4億円を達成した個人投資家です。
氏の投資理論を参考にする投資家は数知れず。
SNS、情報メディアで多大な信頼を得ている、中長期投資の第一人者といっても過言ではないでしょう。
そんなはっしゃん氏のお手本にしたい銘柄選びの一端に触れてみたいと思います。
はっしゃんの銘柄選びの概要
はっしゃん氏も中長期投資家の悲願である10倍株を狙って銘柄選びを行っています。 はっしゃん式四季報スクリーニング
はっしゃん氏はまず四季報をパラパラとめくって、上部に掲載されている月足チャートを確認していきます。 はっしゃん式理論株価で絞り込み
まず四季報でスクリーニングした銘柄の過去の理論株価を求め、それが実際の株価チャートと近い動きをしている銘柄を探していきます。 はっしゃんの情報が手に入るメディア媒体
ここまでの解説ではっしゃん氏の投資手法が一筋縄ではいかないことがわかったと思います。 はっしゃんのまとめ
はっしゃん氏は独自に作り出した計算式で導き出される理論株価で成功を収めた個人投資家です。
そんな彼の銘柄選びをざっくり解説すると
① 四季報で大まかにスクリーニング
② 理論株価で絞り込み
の明快な2ステップ。
それでは具体的にどこを見てどう判断しているのか解説していきます。
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お目当ては以下の3要素を満たすチャートです。
☑ 株価が右肩上がり
☑ 陽線(終値が始値より高い)が多い
☑ 半年以内に最高値を更新
ざっと目を通して右肩上がりで白っぽいチャートにアタリを付けていくわけですね。
ちなみにはっしゃん氏は四季報の全ページに目を通すこの作業を約1時間で終わらせます。
これではっしゃん式の四季報を用いた最初のスクリーニングは完了です。非常に簡単。
過去にチャートと理論株価が近い動きをしているのであれば、将来的にも理論株価と実際のチャートが近い動きをするであろうという予測が成り立ちます。
理論株価の求め方は非常に簡単で、はっしゃん氏が運営するWEBサイト「理論株価WEB」の理論株価電卓にBPS、自己資本比率、1株純利益、株価を入力するだけ。
これで入力した業績時点での理論株価が出せます。
過去○年間の理論株価を月足チャートのような形で一気に出す、ということは出来ないので、自身で各時期のデータを収集しそれぞれ理論株価を算出。自身でチャートと照らし合わせることになります。
はっしゃん氏は自作ツールで折れ線グラフ表示し比較しているようですね。
これで理論株価とチャートが近い動きをする銘柄が見つかれば、将来の理論株価を計算し買うかどうかを判断していくのです。
しかし、問題はここから。
理論株価は業績を元に計算するもの。では業績がわからない将来の理論株価はどうやって求めればいいのか?
答えは一つです。自身で企業のことを調べ、事業内容を調べ、決算書を読み、短信を読み、将来の企業価値を想定するのです。
はっしゃん氏の理論株価WEBでは、1年ごとの利益成長率想定を入力することで、5年先までの理論株価を求められるツールが公開されています。
この企業は1年後にこれくらいの成長率を達成しているだろう、2年後は…この想定を自身で考えるのです。
「そんな、無理だ…」「もっと簡単に買うべき銘柄がわかると期待していたのに…」と肩を落とした皆さん。現実はそう簡単ではないのです。
このソフトはAIが自動で計算して一定水準を超えた銘柄をピックアップしてくれます。
また日経平均や相場の長期予測を行っている有名投資家のエミンユルマズについて解説した記事もあるので、参考にしてみるといいかもしれません。
・エミンユルマズの評判からわかる長期予測の実態を解説
そこで、はっしゃん氏がどのように企業価値の分析をしているのか等々知るために、はっしゃん氏が情報発信している媒体を紹介しておきます。
はっしゃん氏が日々気になる銘柄情報などをつぶやいています。
最もリアルにはっしゃん氏の考え方や見解を見ることができる場です。
☑ 日興フロッギー
はっしゃん氏が定期的に記事を執筆しています。相場の変化に対する考え方や注目の銘柄などを知ることが出来ます。
☑ 株ブログ はっしゃんのスロートレード
投資成績、投資心得、研究などなど、コンテンツ盛りだくさんのブログです。
四季報を使った大まかなスクリーニング、理論株価と株価チャート比較による絞り込み、企業の将来性による売買判断、というのが主なはっしゃん氏の投資手順です。
理論株価で絞り込むところまでは誰でもマネることが出来ますが、最終的な判断材料である企業の将来性については皆さんの分析スキル次第。
もし企業の将来性を計ることが出来れば、皆さんもはっしゃん氏のような優れた中長期トレーダーになれるかもしれません。
最後に企業分析スキルの向上につながるかもしれないサービスの記事も紹介しておきますので、興味があればご覧になってみてください。
・四季報を使ったファンダメンタルズ分析が学べる‐複眼経済塾
・財務、材料を分析するyoutuber-たつや先生のインカム投資アカデミー
最近は決算をもとに売買判断を下すのが主流になってきたと感じる。業績推移から中長期を見据えて判断を下すのが一般人に再現可能な手法なんだろう。以前からこの方法を実践しているはっしゃんは凄いよ。
中長期投資家はうろたえるなよー。はっしゃんは去年全く持ち株を売却しなかったらしいぞ。下がっても上がるのを待つのがスロートレードの基本だ。逆に短期投資家は今の乱高下を逃すと機会損失が大きいだろうから頑張ってくれ。
テクニカル否定派の俺にとっては決算書が売買判断の全ての基準になる。だから同じように決算書をめちゃめちゃ丁寧に読み込んで分析するはっしゃんは大変参考になる。
はっしゃん見たいに何億も資産作ってみたいです。投資1年目、20代です。今はまだ資産200万だけど、がんばる。
一見再現性の高い論理的な手法に見えて、結局企業価値の分析で感覚の話になってしまって再現性が無くなってしまう。
はっしゃんはこれで勝てているのかもしれんが、一般人がマネするのは無理でしょ。
AIなんかで自動化したほうがずっと安定すると思うよ。
こんなちまちましたことやらなくてもロボアドに預けておくだけで儲かるってのに…。