三菱サラリーマンはわずか30歳で7000万円の資産を作りFIREした個人投資家です。
本も出版し世間から評価、認知されているのですが、グーグルで検索してみると「嘘」や「炎上」などの文言が…。FIREの事実に対して様々な憶測が飛び交っているのです。
一体なぜ三菱サラリーマンのFIREにケチが付けられているのか。調査してみました。
三菱サラリーマンは何故炎上したのか?
三菱サラリーマンに関して、とあるTwitterアカウントが以下のような情報を発信しました。 三菱サラリーマンの実績を嘘呼ばわりする輩は消えない
三菱サラリーマンは自身の資産額の証拠になるようなものは公開していません。 三菱サラリーマンの正体とは
三菱サラリーマンはデマにより否定的な風潮が広まってしまった投資家です。 三菱サラリーマンのプロフィール
本名:穂高唯希(ほだかゆいき) 三菱サラリーマンの逆ピラミッディング
逆ピラミッディングとは暴落時、元値にまで回復することが前提ではありますが大きく下げるほど高いリターンを得るための手法です。 三菱サラリーマンのポートフォリオ
三菱サラリーマンの2022年5月ポートフォリオが以下。 三菱サラリーマンのまとめ
三菱サラリーマンはデマにより炎上し否定的な噂が出てしまいましたが、実際の正体は何も怪しいところはない、至って普通の投資家です。
☑ 三菱サラリーマンは裕福な家庭で、親から不動産贈与を受けている
☑ その不動産から家賃収入を得ている
この情報が拡散され、三菱サラリーマンがFIRE出来たのは本人の実力ではなく親のおかげではないかとの批判が一部で巻き起こったのです。
これが炎上の原因なわけですが、不動産の贈与や家賃収入の件は事実なのでしょうか。
三菱サラリーマンは不動産の件に対して真向から反論。
「明らかに事実誤認であり、誠に遺憾」「適切な措置を図る」と主張しています。
ここまではっきり反論するということは自身の潔白に自身があるということではないでしょうか。
また不動産の件をリークしたアカウントについて調べてみると、思い込みや勘違いでデマを流すタチの悪い集団の仲間だと認知されている模様。
実際今回の三菱サラリーマンの不動産の件も、「そう書いていたと思う」というおぼろげな記憶を根拠にした主張が発端だったようです。
※そんなこと書いていた事実はない
三菱サラリーマンの炎上はデマや無責任な発言を繰り返す悪質ユーザーによって引き起こされた冤罪事件だと言えます。
また別件で三菱サラリーマンの書籍『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』に書かれた投資銘柄が株価下落したり減配したりで炎上したこともあったようですが、これは逆恨みの一種。
三菱サラリーマンに何か問題があって起きた炎上事件はありません。
それゆえか、三菱サラリーマンの30歳でFIRE達成という実績を嘘呼ばわりする方が一定数存在します。
捏造された情報に尾ひれがついて拡散された結果、「この三菱サラリーマンとか言う男は変な噂ばかりじゃないか。何々?30歳でFIRE?あり得ない!怪しい!これは嘘だな!」となってしまっている方がいるのでしょう。
デマが炎上を引き起こし、その炎上が実績は嘘なのではという疑惑を生んでしまっているのです。
実際は三菱商事に勤めていてたからこその入金力(資金力)、生活費を切り詰めてほとんどのお金を株につぎ込む覚悟、アベノミクスによる上昇相場、この3つの要素で8年かけて7000万円をつくった一人の投資家にすぎません。
ということでここからは三菱サラリーマンがどういった投資家なのか掘り下げてみていきます。
年齢:2019年時点で30歳
資産額:2019年時点で7000万円
投資スタイル:高配当投資
出身校:灘高校(噂)
社会人1年目にサラリーマンの時間的拘束、地理的拘束に嫌気がさし、30歳でセミリタイアを計画。
ブログによると出身校が奇人変人の集まりで国際オリンピックでメダルを取る人を何人も輩出しているような学校だったらしく、会社に対する違和感をぬぐえなかったようです。
そしてセミリタイアを決意してからは給与の8割を高配当株の購入につぎ込み、アベノミクスの恩恵もあって30歳にして資産は7000万円に到達。
その時点で配当収入は月平均にして20万円ほどの額になったのでセミリタイアしたとのこと。
これが三菱サラリーマンの概要となります。
現在はインタビューやコラム記事の執筆の収入が増えたことで高配当株は売却。代わりにより堅牢な株を買うようにしているようです。
そんな三菱サラリーマンがとある聞きなれない投資手法を行っていたことを御存じでしょうか。
次項三菱サラリーマンがコロナショックで実践した逆ピラミッディングという手法について見ていきます。
「株価下落率が大きくなるのに応じて、投入する資本を増やす」ことで、暴落をリターンに変えます。
計算式の例はコチラ
※三菱サラリーマンのブログより引用https://freetonsha.com/2021/01/13/simulation-for-plunge-beforehand/
※三菱サラリーマンのブログより引用
ただし注意点は上記の割合の背景には厳密な計算があり、それを理解せず安易に表だけをマネして投資すると危険です。
逆ピラミッディングを活用する際はブログを一読し、数字の理由を理解した上で活用することをお勧めします。
では次に一体どのような銘柄に投資していたのか、ポートフォリオを確認してみます。
【長期目線】
<米国株保有銘柄>
・ABBV(アッヴィ)
・MO(アルトリア・グループ)
・DIS(ディズニー)
<英国株保有銘柄>
・BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)
【短中期目線】
<米国株保有銘柄>
・SPXS(Direxionデイリー S&P500 ベア3倍 ETF)
<その他>
・不動産
・GLD(ゴールド)
三菱サラリーマンはFIREする前とした後では投資スタイルに変化が見られます。
その変化がコチラ
【FIRE前】
・あくまで長期目線
・基本的にはあまり売らない
・売った銘柄のその後の動きは見ない
・空売りはしない。下落は耐える
・個別株9割の超攻撃型ポートフォリオ
【FIRE後】
・短中期目線の投資も考慮
・売却は状況に応じて
・売った銘柄のその後の動きを見て結果をチェック
・空売りを実施。下落で攻めることも
・金と不動産が6割を占めるリスクヘッジ型
FIRE前は個別株中心のかなり攻めたポートフォリオであることが大きな資産形成の勝因かなと思います。
値上がり期待の個別株を選定してくれるAIロボ『AlphaAI』でも低位株やボロ株といった利益率の高い銘柄を多く抽出しています。
口コミでは「億の資産を築いた」という声も寄せられている模様。
30歳で7000万円を作りFIREしたという現実離れした経歴で疑われてしまっていますが、実際のところ三菱で働いた給料の8割を株式購入に充てつつ、アベノミクスの恩恵を受けられた努力と運のたまものです。
三菱サラリーマン氏が
アベノミクス相場に乗って資産形成できたのは
たしかに幸運だろう
しかし、彼の高い入金力は
高学歴・一流企業就職・倹約生活に支えられた
努力の成果であり、何者も否定できない成功要素だ
彼は準備できていた
幸運とは
準備と機会が出会った時に生まれる
〜セネカ〜
古代ローマに生き、皇帝ネロの家庭教師を務めたセネカは「幸運とは、準備と機会が出会ったときに生まれるものだ」と言ったとされる。
ケチ臭いから好きじゃない。我慢我慢で金貯めて、我慢我慢で残りの人生逃げ切るなんて俺は嫌だね。
三菱サラリーマンが炎上したのは結局普通の人が持ってない入金力があったかもしれないからでしょ?
だったら正直な話さ、給料の8割を投資に突っ込めるってそれ実家暮らしで趣味もなく彼女もいないって感じでしょ?
そんな生活送れるって普通の人が持ってない入金力と実質同じでしょ。
三菱サラリーマンの配当金は3年間で80万→300万まで増えてます。配当利回りが3%と仮定すると、資金は3年で2700万円→1億にまで増えていることになります。
3年で資金約4倍。
こんなことってあり得るのでしょうか?
給料のほとんどを資金に回していたと言いますが、仮に年収1000万円の内8割をつぎ込んでも資金増加は3年で2400万円。ここからまだ2倍にしないといけないわけです。
そんなこと可能なのでしょうか?
それにもしできるのなら、FIREなどせず投資を積極的に続けると思います。だって3年で倍以上に増やせるんですから。
なんか釈然としないんですよねこの人の経歴。
穂高唯希さんは今田舎暮らしなんだよね。テレビなどのメディア系の仕事をしない本当の優れた投資家はコストがかからない田舎に住むんだろう。こういったところもまた出来る投資家の考え方を知れて面白かったりする。どんな考えでどんな生活を送っているのか、今後も学ばせていただきます。
配当投資は5000万や1億の資金が出来てから。それまでは資金を増やすための投資をしたほうがいい、確かにですよね。小資金で数千円の配当を貰ってもあまり意味がありません。
FIREするための資産を作る投資と、FIREした後の資産運用は全く別物。それを教えてくれた三菱サラリーマンには感謝。
本よんだけどすごく良かった
投資で増やしたっていっても、莫大な資金をETFなんかに突っ込んでコツコツ増やすパターンと、小資金をドカンと増やすパターンがある。正直前者は何も凄いと思わない。だから三菱サラリーマンもあまり凄いと思わない。そもそもアベノミクスのおかげで増えただけだし。