フジクラの株価が連日上昇から一転…大幅安になった理由とは?

探偵

日本の大手非金属メーカー「フジクラ」の株価が、2025年1月24日までの1週間は連日上昇していたものの、2025年1月27日は前週と一転して大幅安に…。

その理由は、「中国の生成AIに関する新モデルが関係している」と言われてますので、詳細を深堀りしていきます。

フジクラとは

株式会社フジクラのロゴ
株式会社フジクラのロゴ

株式会社フジクラは光ファイバーや電線、ワイヤーハーネスなどの製品を製造・販売する大手非金属メーカー。東京都江東区に本社を構え、「住友電気工業」「古河電気工業」と共に”電線御三家”と呼ばれています。

また、光ケーブルの接続で必要となる光ファイバ融着接続機の販売台数が世界首位を獲得。携帯電話やデジタルカメラなどに使用されるフレキシブルプリント基板は世界3位で、光ファイバーでは世界10位(国内では首位)を獲得。

フジクラの関連会社は2024年3月時点で13社、子会社は112社存在しています。

株式会社フジクラの歴史

1985年、創業

1910年3月、前身「藤倉電線株式会社」が東京都千駄ヶ谷に設立

1949年5月、東京証券取引所・大阪証券取引所に上場

1992年10月、藤倉電線株式会社から現在の株式会社フジクラへと社名変更

そんなフジクラの主力製品と事業は、下記のとおりです。

  • 各種通信電子機器材料の製造及び販売
  • 光ファイバーケーブルの製造及び販売
  • 通信システムの製造及び販売
  • 電子材料の製造及び販売
  • 電力システムの製造及び販売
  • 被覆線の製造及び販売
  • マグネットワイヤの製造及び販売
  • 各種機器電材、金属材料の製造及び販売

フジクラの株価が大幅安となった理由は?

フジクラの株価は、2025年1月24日時点では連日上昇を続けていたものの、2025年1月27日に一転して大幅安に。

理由としては、「中国の生成AI新モデルが、アメリカのAI開発企業の脅威になり得る」と考えられているためです。

その証拠に、共同出資でアメリカAI開発に関係した企業が、軒並み大幅安となっています。

株式会社フジクラの株価が大幅安となった流れ

2025年1月中旬、アメリカで約78兆円規模のAIインフラ計画が発表され、各IT企業などが共同出資で新会社を設立し、開発投資を行うと公表。

これを受け、生成AIで必須のインフラ「データセンター向け光ファイバーケーブル」「光関連部品」を手掛けているフジクラも注目を浴び、連日株価が上昇し続けていました。

しかし、2025年1月24日の取引終了後、アメリカのCNBCが中国の新興企業が開発した生成AIの新モデル「DeepSeek」が、前述の約78兆円規模のAIインフラ計画に脅威を与えるのでは?と報じています。

この記事では、DeepSeekは製作側によるとエヌビディアの機能制限チップH800を使用し、「わずか2カ月の費用が600万ドル未満で済んだ」と主張。

また、サードパーティのベンチマークテストによると、DeepSeekのモデルはメタ社を上回り、OpenAIのGPT-4oやAnthropicのClaude Sonnet3.5を超える精度を示す場面もあったようです。

この報道がされてから週を明けた2025年1月27日、フジクラの株価が大幅安となりました。

フジクラの株価に対する反応

フジクラの株価が大幅安となった際、ネット上でどのような反応があったか紹介します。

フジクラの株価が連日上昇から一転…大幅安になった理由とは?の口コミ

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