最近よく目にするWEB広告があります。
それが栄光インデックス(index)という投資情報サイトです。有望成長株のの電子書籍を無料配布しているサイト、と言えばピンとくるかもしれませんね。
この電子書籍には株式投資の銘柄選定法が書かれているらしく、気になった私はダウンロードしてみました。
この記事では実際に読んだ私が書籍の内容を解説するとともに、ダウンロード後に待ち受けていた最低の事態について解説していきます。
栄光インデックス(index)電子書籍の内容
電子書籍で解説されている、成長した銘柄だけを絞り込む”ある条件”とは以下の3つです。 栄光インデックス(index)が有料の銘柄情報を買わないかと持ち掛けてきた
栄光インデックスから電子書籍をダウンロードすると、推奨銘柄の情報を買わないかといきなり提案が来ました。 栄光インデックス(index)の推奨銘柄の実績が怪しい
栄光インデックスはHP上で自分たちが推奨した銘柄の上昇実績を掲載しています。 栄光インデックスの配信情報が盗作
栄光インデックスが配信している市況情報を読んでみたところ、おかしなことに気が付きました。 栄光インデックスに金商登録がないのでは?
栄光インデックスは特定会員にのみ銘柄推奨と売買サポートを行っています。 株式会社栄光の所在地が怪しい
栄光インデックスの運営会社、株式会社栄光の所在地がコチラ。 栄光インデックス(index)のまとめ
栄光インデックスは株式会社栄光が運営する投資情報サイトです。
☑ 上場時初値が公募価格よりも高くなり、その後株価は公募価格近くまで下がっている
☑ 成長株なのにファンドに組み込まれている
☑ 創業者が社長で50%以上の株を持っている
それぞれ書籍に書かれている解説を述べていきます。
【上場時初値が公募価格よりも高くなり、その後株価は公募価格近くまで下がっている】
上場初値が公募価格より高いということは、多くの投資家がその企業の価値を認めたということ。
その後に株価が下がる場合と言えばベンチャーキャピタルによるロックアップ解除後の売り込みなどがありますが、価値を認められた企業であればまた株価上昇するチャンスがあります。
【成長株なのにファンドに組み込まれている】
ヘッジファンドから目を付けられている時価総額が小さい銘柄は、将来的に株価上昇する可能性が高いとのこと。
時価総額が小さいと呼べる基準は時価総額500億円以下で、かつ新興市場に属している銘柄だとだそうです。
【創業者が社長で50%以上の株を持っている】
50%以上の株を所有するということは会社の支配権を有していると言えます。それは上場後も創業者本人が経営に参加する意欲の表れとのこと。
以上が電子書籍で解説されている条件の内容です。
特におかしなところは無く、それなりに納得できる説明でした。
ただこれも教えてほしかったなというのは、どうやって上記の条件を満たす銘柄を探し出すのか、という点です。
創業者が50%以上の株式を保有しているかどうか一括で調べられるサイトはあるのでしょうか。
結局スクリー二ングに膨大な手間がかかってしまって、実用性が無いなあというのが正直な感想です。
以上が電子書籍を読んだ感想と内容の解説でした。ここまでは特におかしな点はありませんが、書籍ダウンロード後にとんでもない事態が発生しましたのでそれを解説していきます。
それも情報販売などの言葉は無いまま、示されたURLを踏んだら情報販売ページに飛ばされたのです。
ギョッとしてHPなど確認しました。これはワンクリック詐欺や投資詐欺の類ではないのかと不安になったからです。
すると本当におかしな点がいくつも見つかって、とてもじゃないですが栄光インデックスを信用出来ないと感じたので、その内容を解説していきます。
同じような状況になって、栄光インデックスから勧誘を受けて迷っている人がいたら、私の解説を参考にしてください。
結論から言うと、この実績は多分ニセモノです。
まず見て欲しいのが栄光インデックスの推奨銘柄の上昇実績の日付。
HPでは2020年のものが掲載されています。
では次に見て欲しいのが、WEBサイト「栄光インデックス」を運営している会社「株式会社栄光」の法人登記日です。
なんと法人登記された日付は令和3年、つまり2021年となっているのです。
最近急に見かけるようになった会社なので、新しい会社なのかなと思い調べてみたらこれですよ。
なんで会社設立より前の日付の実績が掲載されているのか、是非とも納得がいく説明をしてみてほしいところですね。
実はこれ以外にも栄光インデックスには信用出来ない要素がありますので、解説していきます。
私が今朝読んだロイターの記事と全く同じ内容だったのです。
奇跡的に同じ内容になった?いえいえ、その日の日経平均の予想レンジまでピッタリなんてどう考えてもおかしいですよね。
ロイターが栄光インデックスの記事を盗作するとは思えないので、栄光インデックスがロイターの記事を盗作したと見るのが自然でしょう。
何故そんなことをするのか?普通に考えれば、栄光インデックスには市況を解説できるほどの人材がいないということです。
実績の創作も併せて考えると栄光インデックスにはまともな人材がいないのではと思えてきます。
そして栄光インデックスにはまだ信用出来ない点があります。
これは投資助言にあたり、実行するには金融庁の認可と、財務局へ助言業者としての登録(通称「金商登録」)が必要になります。
金商登録を持つ助言業者はWEBサイト上に財務局での登録番号と所属協会などを掲載するので、その記載が無ければ無登録ということになります。
例.MUFGグループのMU投資顧問株式会社が掲げる金商登録番号↓
栄光インデックスはというと、サイトのどこにも金商番号が記載されていません。
つまり栄光インデックスは無登録ということになります。
金融庁はこうした無登録業者と契約者との間でトラブルが多発していることを受け、無登録業者に注意するよう促しています。
また無登録の状態で助言を行うことは金融商品取引法に抵触し、行政処分などの罰則を受ける可能性がある違法行為です。
無登録業者を簡単に例えるなら、闇金、サラ金のようなもの。これでいかに信用出来ない存在か伝わったかと思います。
要するに私はまんまと電子書籍に釣られて怪しい無登録の違法業者に個人情報を取られ、高額な銘柄情報の購入勧誘される状況に陥ってしまったのです。
知識があったので気付いて回避出来ましたが、もし何も知らない方でしたら情報を購入していたかもしれません。
似たような無登録業者を利用してしまった方の中には累計何百万という情報料を払って、教えて貰った銘柄はどれも株価下落するという悲惨な結末を迎えた方がいます。
▼無登録投資顧問ニーズに騙されてしまった方の口コミ▼
栄光インデックスを利用した場合も同じような結末となる可能性が考えらえます。
なんと普通の一軒家です。
ここでHPにて紹介されているスタッフたちは仲良く働いているのでしょうか?
家族なのですか?
スタッフたちの写真の背景はいかにもオフィスという感じでしたか、この一軒家の内装はまるでオフィスのようになっているのですか?
金融業を営む会社の住所が一軒家だなんて、どう考えてもおかしいです。
運営する株式会社栄光は令和3年に出来たばかりの会社で、わずか1、2年の内に会社名の変更、住所変更などを多数行っている会社です。
そして所在地は一軒家という異様さです。
配信情報は大手ニュースサイトの盗作、実績は虚偽、金商登録が無い違法営業と真っ黒な集団です。
まったく信用出来ないニセ投資顧問サイトだと私は判断します。
栄光インデックスの銘柄は毎回「情報筋」や「仕手集団」の銘柄というような紹介ばかり。テクニカル、ファンダでの上昇根拠は説明がない。それが栄光インデックスの異常性だ。まともに分析もできない奴らの集まり。外れた時に説明が出来ないからちゃんとした分析をしない。
最初は4万円程度の情報、次に15万円程度の情報を買って、どっちの銘柄もロスカットになったすると担当者が変わって、50万円の高額だがその分確かな、儲けてもらうための確実な情報を用意させてもらったと言ってきた。50万円払って銘柄をおしえてもらった。結果はどうなったと思う。今-40%で塩漬けだ。担当者からはなんの連絡も無い。搾り取られて捨てられたというわけだ。私は本当にバカだ。とんでもないバカだが、栄光インデックスの奴らは救えないクズだ。バカでもいい。絶対こんなクズにはなりたくないと誓った。
推奨銘柄3連続ロスカット。情報料は〆て100万也。