クズ株は莫大な利益を得られる株式の代表格です。
有名どころだとヤフーの株価2.4円が545円へと200倍以上になったりと、株価数十倍、数百倍になった銘柄は少なくなりません。
本記事ではこのように大きく儲かる銘柄として扱われているクズ株が、ただの宝くじではなく、現実的な投資戦略の一つである理由を解説します。
クズ株は儲かる
クズ株は主に株価100円を下回るような”激安株”のことを言います。 クズ株投資の成功例
ここまでクズ株がいかに投資対象として価値が有るかを解説してきました。本項では実際のクズ株投資における成功例をご紹介致します。 クズ株の注意点、リスク
クズ株は大きく儲けるための現実的な投資戦略であるお話をしてきましたが、ここからはクズ株に投資する上での注意点やリスクについてお話していきます。 クズ株が儲かる投資戦略である理由のまとめ
クズ株は一般的に100円以下の超低位株のことを指し、複数の大きく儲かる要素を持った人気の投資先です。
クズ株はその安さから通常の株とは違った特徴を持ち、その特徴こそクズ株が儲かるとされる所以です。
<特徴>
☑ たった数円の変動で大きな利益になる
☑ そして高騰しやすい
☑ なのにプロがあまり参入してこない
有名な大企業の銘柄、例えばファーストリテイリングやトヨタの場合は1株で数万円するので、100円、200円程度の値上がりでは利益など無いようなもの。
このように株価が高くなるにつれて1円当たりの影響は小さくなるわけですが、逆にボロ株の場合はたった1円の値上がりでさえ大きな影響となります。
5円の株が6円になるだけで20%の値上がりとなるように、ほんのわずかな値動きで大きな儲けになるのです。
加えて注目したいのが高騰しやすさ。クズ株は1株が安いので、購入に必要な最低資金が数千円~数万円程度と非常に低くなります。つまり誰でも容易に買うことができるのです。
そんな銘柄でもし業績回復や新事業などの高材料が出れば…多くの投資家がこぞって買い漁り、株価はあっという間に数倍、数十倍に。
皆が買いやすいから上がりやすい、だからこそクズ株は大きく儲かる銘柄の代名詞であり続けているのです。
そして知っておいていただきたいのが、クズ株の世界にはプロがほぼいないということです。
プロとは主に機関投資家のことを指すのですが、何故機関投資家はクズ株をあまり買わないのか。
それは機関投資家の資金感にクズ株の流動性が追い付かないからです。機関投資家がクズ株を買うとなると、その枚数たるや。数万、数十万株では到底足りない場合もあるでしょう。
それだけの枚数となると出来高が少ないクズ株では容易に買うことも売ることも難しく、機関投資家は期待する利益を出しにくくなってしまうのです。
故にクズ株への投資は圧倒的な資金力を持った機関投資家のカモにされる心配がほとんどないのです。
改めてまとめると、以下の3つの理由
1.たった数円の値上がりが莫大な利益に
2.しかも株価高騰しやすい
3.なのに機関投資家がいない平和な世界
こうした要素のおかげで、クズ株は儲かる株として一般投資家から重宝されているのです。
[ケース①:エスプール]
2011年9月株価:6円
2021年3月株価:1156円
倍率:192倍
所要期間:2329日
[ケース②:ガンホーオンラインエンタテイメント]
安値:154円
高値:15,500円
倍率:100倍
所要期間:245日
[ケース③:ディー・ディー・エス]
安値:21円
高値:1,800円
倍率:86倍
所要期間:496日
などなど、株価100倍以上になったクズ株は多数存在し、株価10倍程度であれば5年以内でも128銘柄存在します。
テンバガーは投資家の夢、それ以上は奇跡かのように扱われていますが、クズ株ならテンバガーは割と現実的に手が届く範疇なのです。
クズ株なら複数銘柄買うことも容易で、よりテンバガーを手にする確率が上がるでしょう。
クズ株に投資する人の多くは必要資金の少なさや通常では巡り合えないレベルの高騰、数円の値上がりで大きく儲かる性質などに惹かれていることでしょう。
しかしこうした特徴がアナタの判断を狂わせてしまう可能性があるのです。
<クズ株の注意点>
世間で語られるクズ株投資の失敗の一つに「ろくに調べてもいない会社の株に手を出してしまった」という話がよく出ます。
クズ株はたった数円の値上がりでも大きな利益を出せる分、「数円くらいならあがるだろう」というような考えで雑に選んだクズ株を買ってしまう人がいます。
これでは投資がただのギャンブルになってしまい、儲かるものも儲かりません。
しっかり企業の情報を調べて、赤字が拡大し続けている会社を避けるなどしつつ、成長性等の上がる要素があるクズ株を探すべきです。
<クズ株のリスク①>
少しの値上がりで大きく儲かるということは、逆に少しの値下がりで大きく損をすることでもあります。
よって損切が非常に重要となってきます。
よく損失を確定させたくないという心理が働いて損切出来ない方がいますが、そういった方は要注意。
いつも以上に売買ルールを徹底しないと、思わぬ損失に繋がるかもしれません。
<クズ株のリスク②>
クズ株には倒産してもおかしくない企業が含まれています。
よって一つの銘柄に絞って投資するのは避けた方がいいかもしれません。
一般的なクズ株投資の戦略は複数の銘柄に分散投資し、下落、倒産したものがあっても一つ二つ高騰したものがあればトータルで利益を取れる、というもの。
利益を出すうえでリスクヘッジは必須となります。
☑ たった数円の値上がりが大きな儲け
☑ しかも高騰しやすい
☑ なのに機関投資家がほぼいない
という、利益を出すにはもってこいの要素を兼ね備えているのです。
クズ株は株で儲けるための重要な投資戦略の一つと言えます。
クズ株は下がって大損ってことも意外とない(そもそもこれ以上下がらなので笑)のに、上がれば簡単に2倍3倍になるからな。ホント夢がある。