SMBC日興証券はやばい?”潰れる”噂の原因を調査

探偵

長い歴史を持つ国内屈指の大手証券会社「SMBC日興証券」。対面によるコンサルティングで、一人ひとりの希望に合わせた丁寧なアドバイスを受けられるのが強みです。

しかし、SMBC日興証券の実態は数多くの不祥事に塗れた悪徳企業。コンプラなど一切なく、顧客の損失を自分たちの利益に変える卑劣なやり口から、「やばい」「潰れるのでは」と噂に。

果たしてSMBC日興証券は信用できるか?この記事では、過去の不祥事やサービス概要について紹介し、一体何がやばくて潰れると言われてるか解説します。

【結論】SMBC日興証券がやばいって本当?不祥事連発で潰れるか

結論から言うと、SMBC日興証券は簡単に潰れないでしょう。国内屈指の大手証券会社で社会的信用が高いため、そうそう潰れません。

しかし、SMBC日興証券の過去の所業は、潰れない方がおかしいと思えるほどやばいです。

直近であった不祥事が、メディアでも大々的に取り上げられた2022年の株価操縦事件。この事件では、SMBC日興証券と株価操縦に深く関わった社員が刑事告発されてます。

SMBC日興証券の株価操縦事件
SMBC日興証券の株価操縦事件

今回問題とされたのは、「ブロックオファー取引」と呼ばれるSMBC日興証券独自のサービス。

ブロックオファー取引は、株を売りたい法人や個人の大株主から数%割引した価格でSMBCが買取り、株を買いたい複数の個人投資家へ0.5%程度割引した価格で分割し売る形式の取引。

ブロックオファー取引の概要
ブロックオファー取引の概要

買い取る時の割引率と、売る時の割引率の差が、SMBCの利益。取引の実行は予め決められた日の大引け後に行われ、終値ベースで売買が行われます。売る側は立会外取引の手続き負担が軽減でき、買う側は割引価格で購入できるなど多くのメリットがあり人気のサービスでした。

問題は、取引の執行日に売る側がキャンセルできる点。執行日の大引けまでに株価が想定以上に下落したら、売り手から取引をキャンセルされてしまう懸念が。

大口の売りが入ると聞きつけた投資家が空売りを仕掛けるなど、ブロックオファー取引の執行日にかけて株価が下落しやすいリスクは社内でも指摘されたようです。

しかし、SMBCは株価の下落リスクに抜本的な対策をするのではなく、自分達で買い支える事で株価を維持しキャンセルを阻止。結果的に、これが株価操縦と見なされ告発されてしまいました。

2022年3月にSMBC日興証券と関係者の逮捕・起訴が行われ、10月は3ヶ月間の業務停止などを命ずる行政処分が行われました。

SMBC日興証券の行政処分
SMBC日興証券の行政処分

親会社の三井住友フィナンシャルグループまで一緒に行政処分を受け、「金融業界の一大不祥事」と大々的に報道されました。

2023年2月に会社としてのSMBC日興証券と、株式を運用したエクイティ本部の副本部長が罪を認め有罪判決が確定。SMBCは罰金7億円、追徴金約44億7千万円が課せられました。

しかし、起訴された他5人は無罪を主張し、2025年7月に東京地裁で有罪となったものの控訴。今後高裁で争われる予定となってます。

この事件以後SMBC日興証券は特に不祥事を起こしてませんが、実は、それ以前に多くの不祥事をやらかしました。

ザっと羅列すると以下の通り。

  • 2003年:株価操作問題
  • 2006年:不正会計処理問題
  • 2011年:顧客資産の不正流用問題
  • 2012年:インサイダー取引問題

10年足らずの間にこれだけの不祥事を起こした末に、株価操縦という大問題により刑事告発まで為されたわけです

もはや、やばいどころじゃありませんね(笑)過去の反省を何一つ活かす気が無く、潰れないのが理不尽なくらい。

SMBC日興証券の社内文化に、法律順守の考え方は一切ないのでしょう。時には顧客に損をさせてでも自社の利益を第一に考える、悪徳投資顧問もびっくりのガバナンス崩壊企業です。

今は大人しくしてるものの、今後また不祥事を起こすであろう事は目に見える気がしますね。

歴史ある大企業で多方面に影響があるため生かされてるものの、潰れる方がマシとさえ思われるSMBC日興証券。利用すると何らかの犯罪に巻き込まれるのでは?と恐ろしくなる企業です。

SMBC日興証券の評判

SMBC日興証券の評判はどのようになってるか?

ここでは、SNSでの評判を引用し、良い意見と悪い意見を紹介します。

悪い評判

SMBC日興証券の悪い評判で気になるのは、「勧誘がしつこい

仕組み債などリスクの高い商品の勧誘があり、しつこい電話営業を受けるなどストレスを感じてる人も多い模様。証券会社にありがちですが、厳しいノルマが設定され営業に必死なのでしょう。

もちろん、不祥事に対する批判も非常に多くなってます。

あれだけ何度も不祥事を起こしてるのだから、呆れて物も言えない人も多い模様。

反省しないコンプラ崩壊企業と思われてるようです。

良い評判

一方、SMBC日興証券の良い評判では「IPOが当たる」「レポートに信頼性がある」といった意見が。

SMBC日興証券のIPO株はオンライントレードで取引してる一般投資家も割り当てがあり、抽選で購入できるチャンスが。それが人気となってるようです。

また、大手証券会社であるからレポートの信頼性も高く、多くの人が参考にしてるようでした。

ちなみに、”高騰期待銘柄”に特化した株システムをお探しの方は「マーケットナビ」が非常におすすめです。無料で利用可能なので、興味がある方は下記の検証記事もぜひ。

SMBC日興証券とは?

会社名SMBC日興証券株式会社
所在地■東京都千代田区丸の内1-5-1(受付:1階)
■東京都中央区日本橋2-5-1(受付:9階)
設立1918年
代表吉岡秀二
資本金1兆1,772億4,100万円
電話番号03-5644-3111
メールアドレス問い合わせページ
https://www.smbcnikko.co.jp/support/callcenter/products.html
事業内容第一種金融商品取引業
第二種金融商品取引業
投資助言・代理業
投資運用業
資格関東財務局長(金商)第2251号
加入協会日本証券業協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
一般社団法人金融先物取引業協会
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
一般社団法人日本STO協会
SMBC日興証券の概要

SMBC日興証券は、1918年創業の老舗証券会社。

元々は「川島屋商店」という名称で現物株の取り扱いをしてたが、紆余曲折を経て終戦間近の1944年に日興證券株式会社を設立。

戦後の高度経済成長やバブルを経て平成に入ると、2001年に日興コーディアルグループに社名変更。その後もシティグループの傘下になるなど変遷を経て、2011年にSMBC日興証券と名称を変えます。

金融庁の登録を受けた日本屈指の証券会社ですが、多数の不祥事に塗れた企業であるのは既に紹介した通り。

大手証券会社として社会的な信用はあるものの、かなりキナ臭いところの多い会社です。

サービスはIPOに強み

SMBC日興証券は、大手証券会社らしく多様なサービスを提供。

個人投資家向けのサービスは、以下の2種類に分けられます。

  • 総合コース
  • ダイレクトコース

総合コース」は、対面やリモートで担当者と直接投資相談できるコース。一人ひとりのライフプランに応じた資産運用の相談の他、相続や遺言信託に関する相談、ファンドラップなども利用できます。

ダイレクトコース」は、PCやスマホで取引できるネット取引専用のコース。手数料が安く、IPOの抽選に申し込む事もできます。

IPOに関しては担当者から直接勧誘される事で購入できる他、全体の株式の10%が一般投資家向けに同率抽選。そこで落選した場合も、ダイレクトコース利用者限定で最大5%を目処とし当選確率が最大25倍に変動する「ステージ別抽選」が実施されてます。

多くの主幹事証券になってる事もあり、IPO銘柄に興味のある人に魅力の証券会社ではあります。また、SMBC日興証券は提供してる商品も非常に幅広くなってます。

  • 資産運用の情報提供サービス(CIO)
  • 株式
  • 債券
  • 投資信託
  • 投信つみたてプラン
  • 日興ファンドラップ
  • 保険
  • SMBC日興 残高フィーサービス
  • NISA
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)
  • THEO(ロボアドバイザー)
  • FX
  • イージー・コムストックローン(株担保ローン)

株式や債券、投資信託、FXなどの他、NISAやiDeCoも当然対応。その他ラップサービスやロボアド、株担保ローンなど多様な方法で資産運用できます。

サービスが充実してるのはさすが大手。資産運用に関して、できない事はほとんど無いでしょう。

手数料はコースによって細かい違いが

SMBC日興証券の手数料体系は非常に細かく、商品やコースによって大きく異なります。

ここでは、国内株式売買時の手数料を紹介します。総合コースを利用した場合の手数料は以下の通り。

約定金額支店オンライントレード(PC・スマホ)、てれトレオペレーター
~100万円1.265%(最低5,500円)0.8855%(最低1,925円)1.07525%(最低2,337円)
~200万円0.990%+2,750円0.6930%+1,925円0.8415%+2,337円
~300万円0.880%+4,950円0.6160%+3,465円0.7480%+4,207円
~400万円0.825%+6,600円0.5775%+4,620円0.70125%+5,610円
~500万円0.770%+8,800円0.5390%+6,160円0.6545%+7,480円
~1,000万円0.660%+14,300円0.4620%+10,010円0.5610%+12,155円
~2,000万円0.605%+19,800円0.4235%+13,860円0.51425%+16,830円
~3,000万円0.550%+30,800円0.3850%+21,560円0.4675%+26,180円
~5,000万円0.330%+96,800円0.2310%+67,760円0.2805%+82,280円
~1億円275,000円192,500円233,750円
~5億円330,000円
~10億円385,000円
10億円超440,000円
総合コースの手数料

総合コースの場合、支店で取引する場合と、オンライントレードやコールセンターのオペレーターを通じ取引する場合で手数料が大きく異なります。

支店取引の手数料は、約定代金1億円までは0.330%~0.990%を掛けた上で定まった金額を足し求めます。1億円以降は固定です。

ネットトレードは支店取引の約30%割引、オペレーター取引は支店取引の約15%割引と、お得に取引できます。

また、自動音声による取引サービス「てれトレ」を利用した場合の手数料は、ネット取引と同じ金額です。

支店で相談した後専用アプリから注文すれば手数料が安くなるので、総合コースでもアプリから注文した方が良いでしょう。

一方、ダイレクトコースの手数料は以下の通り。

約定金額オンライントレード(PC・スマホ)、てれトレオペレーター
~10万円137円1.07525%(最低2,337円)
~20万円198円
~30万円275円
~50万円440円
~100万円880円
~200万円1,650円0.8415%+2,337円
~300万円2,200円0.7480%+4,207円
~400万円3,300円0.70125%+5,610円
~500万円0.6545%+7,480円
~1,000万円4,950円0.5610%+12,155円
~2,000万円9,900円0.51425%+16,830円
~3,000万円16,500円0.4675%+26,180円
~5,000万円27,500円0.2805%+82,280円
5,000万円超233,750円
ダイレクトコースの手数料

オペレーター取引の手数料は総合コースと同様ですが、オンライントレードの手数料は格段に安くなってます。

ただし、10万円以下の少額取引も手数料が掛かるのは気になる。ネット証券大手であれば手数料0円を実現してるところもあるため、それに比べると高い印象ですね。

専用アプリから購入で割引

SMBC日興証券は専用アプリを用意。

SMBC日興証券のアプリ
SMBC日興証券のアプリ

取引はもちろん。マーケット情報やチャートの確認、入出金保有商品の確認、お気に入り銘柄の登録などできるオールインワンのアプリ。公式サイトやAPP Store、Google Playからダウンロードできます。

総合コースを選んだ人も専用アプリから注文すれば割引が受けられるので、SMBC日興証券を利用する人は必ずダウンロードしてください。

持株会システム「Nikko Next-One」

法人向けサービスですが、SMBC日興証券は「Nikko Next-One」という持株会を管理するシステムを提供。

持株会は、会社の給料や賞与から天引きした資金で自社株を買う制度。財形貯蓄の株式版のようなもので、福利厚生の一種です。

Nikko Next-Oneは持株会の運営を簡単にするシステムで、持株会の設立からその後の運営までサポート。

従業員はいつでも残高を確認したり帳票をダウンロードできたりなど、面倒な事務作業を軽減しペーパーレス化を実現します。

SMBC日興証券は法人に弱いと言われてますが、こういったサービスを提供してるのは注目に値するかも。

口座開設・解約方法

SMBC日興証券の口座開設方法は、総合コースとダイレクトコースで異なります。

総合コースの場合、資料を取り寄せ申込書類を返送。その後送られてくる口座番号や仮パスワードで取引を始める流れに。

ただ、総合コースの場合は対面や電話コンサルティングを重視する人が多いと思いますので、直接店舗へ出向いて口座開設の相談をした方が早いでしょう。

一方、ダイレクトコースの場合はネット上で簡単に口座開設申込できます。

最も簡単なのは「スマホでかんたん顔認証」方式。用意するものは以下の通り。

  • 本人確認書類
  • 個人番号(マイナンバー)が確認できる書類

本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真入りの物を用意します。マイナンバーが確認できる書類は、マイナンバーカードや通知カードがあればOK。

マイナンバーカードがあれば、顔写真とマイナンバーが共に分かるので1枚で済みます。

書類を用意できたら、公式サイトから口座開設の手続きに進みます。

SMBC日興証券の口座開設画面
SMBC日興証券の口座開設画面

住所、氏名、メールアドレスなどの必要事項を入力し、事前書面を確認。その後、本人確認書類と顔写真を撮影し、アップロードすれば手続きは完了です。

手続き後は、「口座開設専用マイページ」から口座番号の確認とパスワードの設定を行ってください。

ネットでの申込みであれば最短即日に取引可能。ダイレクトコースを利用する人はこの方法がおすすめです。

なお、証券口座の解約は電話手続きしか選べません。支店コードと口座番号を手元に置いた上で、口座解約専用ダイヤル(0120-733-250)へ連絡してください。

SMBC日興証券のメリット・デメリット

ここまで解説した内容を踏まえ、SMBC日興証券を利用するメリットとデメリットを紹介します。

メリット

SMBC日興証券を利用するメリットは以下の3つ。

  • 大手証券会社で安定している
  • 対面で丁寧なアドバイスを受けられる
  • IPO株を手に入れるチャンスが多い

SMBC日興証券のメリットは大手で安定してる点。不祥事はかなり出てるものの、潰れる事はまず無いでしょうから、長きに渡って安定したサービスを受けられるでしょう。

対面でじっくり投資相談できるのもメリットの1つ。担当者と1対1で将来を見据えた投資コンサルティングを受けられます。

また、一般投資家に多くのIPO株が割り当てられるのも魅力です。担当者と関係が深ければ直接勧誘を受ける可能性もあり、IPO株に興味がある人には利用価値があるでしょう。

デメリット

SMBC日興証券を利用するデメリットは以下の3つ。

  • また不祥事を起こす可能性が高い
  • 手数料が高い
  • 勧誘がしつこい

SMBC日興証券の不祥事の多さはシャレにならないレベル。いくら行政処分を受けても反省しないため、今後も不祥事を起こす可能性が非常に高く、トラブルに巻き込まれる恐れ。

手数料が高いのもデメリットの1つ。手数料0円もある大手ネット証券に比べると、損をしてしまうかも。

また、勧誘がしつこい評判があるのも気になる。仕組み債などリスクの高い金融商品の勧誘もあるらしく、断るのが苦手な人はおすすめできません。

SMBC日興証券はどんな人におすすめ?

SMBC日興証券がおすすめな人は、対面での丁寧なコンサルティングを長期的に受けたい人です。国内でもトップレベルの証券会社で、サービスの質に期待できます。

また、多様な金融商品を取り揃えてるため、自分のライフプランに合った投資を実現できるでしょう。

しかし、やはり気になるのは不祥事の多さ。顧客の損失を顧みず自社利益だけを見据えた提案をされる恐れもあり、老舗の証券会社ながら信用は全くできません。

もちろん、担当者によって良いサービスを受けられる事もあるが、いずれも利用は慎重に判断した方が良いでしょう。

ちなみに、不祥事が多いSMBC日興証券を利用するより、株システム「マーケットナビ」の方が断然おすすめです。無料で利用可能なので、興味がある方は下記の検証記事もぜひ。

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