投資詐欺のウワサ

株マイスター

株マイスターは、株式会社SQIジャパンが運営する投資助言サービスです。無料の銘柄情報や相談に加え、期間契約・単発スポットなどの有料プランを提供しています。

運営会社は2016年12月2日に行政処分を受けました。停止対象は、新たな投資顧問契約の勧誘・締結で、期間は2017年1月1日までです。2026年9月24日時点では公式サイトでサービスが案内されており、この過去の処分を現在も続く営業停止と混同しないようにしましょう。

この記事では、株マイスターの営業停止の理由、現在の料金・退会方法、口コミの読み方を解説します。「詐欺ではないか」「評判は信用できるか」と気になっている方に向けて、公表された処分内容と利用者の感想、なりすましへの注意喚起を分けて確認します。

株マイスターとは?

株マイスターのロゴ
株マイスター公式サイト

株マイスターは、個人投資家向けに相場情報や個別銘柄の見解を提供する投資助言サービスです。無料コンテンツのほか、継続的に情報を受け取る期間契約や、必要な情報を購入する単発スポット・ポイントプランなどがあります。

過去の行政処分は、提供情報の見せ方や契約勧誘に関する問題でした。サービスを検討する際は、その事実と現在の契約条件の両方を確認する必要があります。

まず運営会社と各プランの違いを整理し、入会・退会の手続き、行政処分の経緯を順に見ていきます。

運営は株式会社SQIジャパン

株マイスターの運営「株式会社SQIジャパン」公式サイト
株式会社SQIジャパン公式サイト

株マイスターを運営しているのは、株式会社SQIジャパンです。以下は、2026年9月24日に確認した公式の事業者表示に基づく基本情報です。

会社名株式会社SQIジャパン
所在地東京都千代田区丸の内2-7-2
代表者樋口 健一郎
電話番号0120-850-730
メール[email protected]
事業内容投資助言・代理業
資格金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第850号
加入協会一般社団法人資産運用業協会
会員番号:第012-02468号

公式サイトには、金融商品取引業者として関東財務局長(金商)第850号、加入協会として一般社団法人資産運用業協会・会員番号第012-02468号が表示されています。登録や協会加入は、投資助言による利益や情報の正確性を保証するものではありません。

また、同社は社名・サイト名をかたる勧誘への注意喚起を公表しています。広告画像を複製し、LINEの投資グループへ誘導する事例も挙げているため、社名や登録番号が書かれているだけで公式の案内と判断せず、公式サイトの連絡先から照合してください。

公式サイトの広告には、過去の提供銘柄のうち利益率が高いものを抜粋している旨の注記があります。値上がりした事例だけを見て全体の勝率や自分の運用成果を見積もることはできません。

サービス概要

株マイスターの無料銘柄ロゴ
株マイスター公式サイト

無料サービスとして、公式のサービス一覧には次のコンテンツが掲載されています。

  • 【新規会員様限定】株マイスター厳選注目3選銘柄
  • アナリストレポート
  • 週刊コラム「本村健の投資道場「株をやるなら必ず勝て!」」
  • 先週相場の振り返りと『今週の相場見通し』
  • 無料銘柄相談
  • 【無料コラム】『株式市場の“盲点”を斬る!』
  • <実況中継>本日動いた思惑株と関連株

新規会員向けの3銘柄、相場レポート、無料銘柄相談などが用意されています。利用できる範囲は会員区分によって異なり、無料銘柄相談にも一部制限があります。「無料会員登録」と「有料プランの購入」は別の手続きです。

有料プランには、期間契約とその他の契約サービスがあります。以下は契約締結前交付書面の通常料金(税込)です。公式の期間表記では1ヶ月=30日、3ヶ月=90日、6ヶ月=180日、1年=360日となっています。

サービス名料金
スタンダード1ヶ月コース:25,000円
3ヶ月コース:50,000円
6ヶ月コース:90,000円
1年コース:150,000円
マスター1ヶ月コース:100,000円
3ヶ月コース:250,000円
6ヶ月コース:450,000円
1年コース:750,000円
マスターEX3ヶ月コース:500,000円
6ヶ月コース:900,000円
1年コース:1,500,000円

期間契約は、スタンダード・マスター・マスターEXの3区分です。契約期間と提供内容を合わせて比較してください。

市場休業日を除く日々の銘柄情報は、スタンダードが1銘柄、マスターが2銘柄、マスターEXが3銘柄です。マスターには専用サポートデスク、マスターEXには担当コンシェルジュによる相談対応があり、単に配信数だけでなく相談の範囲も異なります。

その他の主なプランの料金は以下の通りです。あんしんパックEXは、2年コースを720日と定めています。割引や募集状況は商品ごとに確認してください。

サービス名料金
単発スポット10,000円~300,000円 
銘柄サポート1,000円~60,000円
あんしんパックEX1ヶ月コース:10,000円
3ヶ月コース:30,000円
6ヶ月コース:60,000円
1年コース:120,000円
2年コース:240,000円
ポイント60pt購入:5,000円
120pt購入:10,000円
400pt購入:30,000円
700pt購入:50,000円

単発スポットは契約ごとに1~3銘柄の情報を提供するプランで、不定期に募集されます。銘柄サポートは、事前に合意した最大5銘柄を対象とする90日間のサービスです。なお、契約書面には、この表以外にも銘柄Choice!!プランや成功報酬プランが記載されています。

銘柄Choice!!は30日5,000円・360日50,000円(税込)と記載されています。専用の個別相談を重視する場合は、単発・ポイント商品と期間契約のサポート内容を区別し、購入するプランにどこまで含まれるかを確かめましょう。

ポイントプランは、保有ポイントを使って有料情報を閲覧する方式です。契約書面では、ポイントを使い切った時点、または契約締結時の書面を受領した日から60日までが契約期間とされ、残ったポイントは期間終了時に失効します。購入前に閲覧したい情報の必要ポイント数と期限を確認してください。

株マイスターの入会・退会方法と有料契約の解約

株マイスターの入会方法は、公式サイトの「無料会員登録」と書かれたボタンをクリックし、会員登録ページでメールアドレスを記載。

記載したアドレス宛にメールが送られてくるので、その内容に沿って会員登録を行います。

株マイスターの入会方法
株マイスター公式サイト

有料プランは会員登録後、商品紹介ページから申し込みます。契約締結前交付書面では、期間契約プランの支払方法をクレジットカード・AmazonPAY・銀行振込と案内しています。

決済手段は商品ごとに異なります。また、クレジットカード等による継続課金を利用する場合は、支払金額だけでなく自動更新の有無と停止期限も確認してください。

株マイスターのサービス購入方法
株マイスター公式サイト

株マイスターの退会・配信停止は、利用規約第6条に従い、サポートセンターへのメールで申請します。手続きでは次の2点を確認してください。

  • [email protected]へ、退会・配信停止を希望する旨をメールで申請する
  • 有料契約がある場合は、解約日・自動更新の停止・返金条件も確認する

会員IDなど契約を特定できる情報を添え、送信したメールと回答を保存しておきましょう。利用規約では処理完了まで14日間を要し、その間は配信が行われる場合があるとしています。退会とメールの配信停止を希望することを明記すると、依頼内容が伝わりやすくなります。

「60日間利用しない場合」の規定は、運営会社が退会処理を行えるという内容です。60日経てば必ず退会できるとは定めていません。クレジットカードによる期間契約は自動更新の対象で、利用規約では契約期間終了の10日前までに利用終了を申し出る必要があります。放置して更新停止を待つ方法は避け、対象プランの期限を確認して申請しましょう。

退会時の残ポイントは無効になると規約に記載されています。一方、有料契約の解除・返金は契約書面の条件を確認する必要があります。同書面では、契約締結時の書面を受け取った日から起算して10日を経過するまで、書面またはメール等でクーリング・オフを申し出られるとしています。返金額は助言の提供状況・プランによって異なります。クーリング・オフ期間後も、同書面では解除希望日の10日前までに書面またはメール等で意思表示することで解約できるとしています。ポイントを使い切る前に、解約希望日とプラン別の精算方法を問い合わせてください。

株マイスターが営業停止になった理由と処分の期間

金融庁の公表資料によると、2016年12月2日、関東財務局長は運営会社のSQIジャパンに行政処分を行いました。証券取引等監視委員会による勧告は同年11月25日で、勧告日と処分日は異なります。問題とされたのは、大きく分けて次の2点です。

  • 金融商品取引契約の締結又はその勧誘に関して、顧客に対し虚偽のことを告げる行為
  • 著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為

証券取引等監視委員会の勧告では、第三者などから事前に入手した事実が認められない情報を、入手済みであるかのように告げて勧誘したとされています。例として、次のような内容が挙げられました。

  • インサイダー級の情報を入手した
  • 仕手筋の情報を入手した
  • 相場操縦が行われるという情報を入手した

公表資料では、勧誘時点で推奨すべき銘柄も決まっていなかったことや、実際には行っていない抽選で申込みの権利を得たと伝えていたことも指摘されています。単に銘柄予想が外れたという問題ではありません。

広告に関しては、当時の次の表示が問題とされました。

  • 広告会社との契約により必ず上位に掲載されるランキングを、口コミなどに基づく評価であるかのように表示していた
  • 独自の分析理論や人脈に基づく情報収集など、実態のない分析体制をうたう表示をしていた

証券取引等監視委員会の年次公表資料(附属資料131~132頁)によると、停止期間は2016年12月2日~2017年1月1日で、対象は新たな投資顧問契約の勧誘・締結です。あわせて、不適切な広告の停止、再発防止策、顧客への説明などを求める業務改善命令が出されています。

この処分は、当時の勧誘・広告上の違反を確認する根拠になります。ただし、この資料だけから現在も同じ違反が続いている、あるいは現在はすべて改善しているとは判断できません。現在の案内を評価するときも、契約条件と説明の根拠を個別に確認する必要があります。

株マイスターの評判

株マイスターの評判には、銘柄情報やサポートへの感想、過去の行政処分への批判、なりすましへの注意喚起が混在しています。何についての投稿なのかを分けて読むことが大切です。

良い口コミ

以下は、銘柄の値動きやサポートを評価する感想の例です。ただし、この2件は元の投稿日時や契約・売買の詳細を確認できないため、現在のサービス全体を評価する根拠にはできません。

目標株価に及ばなかったが3日で2倍。情報を持ってるな。

株で全部儲かるはありえない。投資顧問の中では老舗だからスポット契約。サポート厚いからサービスに不満なし。

これらは、利益が出たことや対応に満足したことを述べた個別の感想です。購入したプラン、売買価格、手数料・情報料を含めた損益が分からなければ、ほかの利用者にも同様の成果が出るとは言えません。

また、公式サイトにも利用者の喜びの声が掲載されています。運営側が掲載する感想と、第三者が条件をそろえて調べた成績集計は区別して読む必要があります。

口コミで確かめたいのは、投稿者がどのプランをいつ利用し、どの銘柄をどの価格で売買したのか、損失や費用も含めて説明しているかです。投稿頻度や文章の似方だけでは、実際の利用や不正の有無までは分かりません。

一方、2016年の勧告でランキング広告の問題が認定されたことは事実です。これは広告会社との契約による順位表示への指摘であり、現在の個々の口コミがやらせだと証明するものではありません。

良い評判を検討材料にする場合も、情報料を差し引いた成果や対応範囲を確認してください。確認できない条件が多い感想は、料金や解約条件を判断するための契約書面の代わりにはなりません。

悪い口コミ

次の2024年9月の投稿は、過去の処分歴を理由に注意を促したものです。投稿では「金融庁から注意勧告」と表現されていますが、一次資料上は2016年11月25日の証券取引等監視委員会による勧告と、同年12月2日の関東財務局長による行政処分です。

社名をかたる広告やコンテンツの無断転載を疑う投稿もあります。運営会社の注意喚起では、広告画像を複製してLINE投資グループへ誘導する業者と自社は無関係だと説明しています。以下の投稿にある個々の被害・転載の有無をこの記事で確認できたわけではありませんが、なりすましに関する話題と、正規サービスの成績・対応への評価は分けて考えましょう。

これらの投稿は、行政処分や第三者による勧誘への注意を伝えるものです。それだけでは、現在の有料情報の勝率やサポートの応答状況は分かりません。契約を検討するなら、対象プランの提供内容、相談範囲、連絡窓口を公式の書面で確認しましょう。

株マイスターの評価

ここでは、公式に案内されているサービス内容と契約条件から、利用を検討するうえでの利点と注意点を整理します。

メリット

株マイスターのサービス内容で比較材料になるのは、次の3点です。

  • 無料の銘柄情報・相場レポート・銘柄相談がある
  • 期間契約はスタンダードの30日25,000円(税込)から選べる
  • 期間契約のほか、単発スポットやポイント制の情報も選べる

新規登録者向けの3銘柄や相場レポート、無料銘柄相談を利用し、説明の分かりやすさや問い合わせへの対応を確かめる方法があります。ただし、無料情報の内容・結果が、そのまま有料プランの成果を示すわけではありません。

デメリット

費用や契約前の確認という面では、次の3点に注意が必要です。

  • 過去に勧誘・広告について行政処分を受けている
  • プランによっては情報料の負担が大きくなる
  • 広告の成功例から全体の成績や将来の利益は分からない

2016年に認定された虚偽告知や広告表示の問題は、契約を検討する際の重要な判断材料です。現在の説明についても、情報源や提供条件を具体的に確かめ、過去の処分だけから改善済み・未改善のどちらかを決めつけないことが必要です。

費用面では、マスターEXの360日契約は通常1,500,000円(税込)です。安いコースとの違いは相談体制や提供内容であり、料金が高いほど投資利益が増えるという意味ではありません。運用資金とは別に情報料を支払っても無理のない範囲かを確認してください。

日々の銘柄情報が1~3銘柄あることと、投資の勝率は別です。公式サイトも広告では利益率の高い過去銘柄を抜粋していると説明しているため、掲載された成功例だけで平均的な成果を判断することはできません。

情報料、売買手数料、損失が出た場合も含めて収支を考え、実際に売買するかどうかは自分で判断する必要があります。

株マイスターの利用が向いている人・確認したい点

株マイスターを検討しやすいのは、次のように情報の使い方と費用負担を自分で判断できる人です。

  • 相場や個別銘柄の見解を、売買判断の参考として読みたい人
  • 配信情報を確認する時間があり、必要な情報を選べる人
  • 情報料と投資資金を分け、損失も含めて予算を管理できる人

公式サービス一覧には短期売買向けの情報もありますが、値上がりや目標利益を保証するものではありません。保有期間や情報を確認できる頻度に合うかを先に考えましょう。

毎営業日の銘柄情報を受け取っても、すべてを購入する必要はありません。検討時間や投資方針に合わない情報が多い場合は、期間契約が自分に適しているかを見直す余地があります。

有料プランを選ぶ前に、無料で確認できる内容と有料部分の違い、総額、契約期間、自動更新と解約期限を確認してください。退会を希望する場合は、60日の未利用に任せず、メールで申請して完了と精算内容を確かめましょう。

株マイスターを判断する際は、2016年の行政処分、現在の料金・契約条件、個別の口コミをそれぞれ確認することが大切です。なりすましへの注意喚起もあるため、申込みや問い合わせは公式サイトの連絡先を起点にし、説明が不明な点は契約前に解消してください。

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