セブン&アイ・ホールディングスの株価が小幅安に。理由を解説

探偵

2025年2月25日、大手コンビニチェーン「セブンイレブン」や、総合スーパー「イトーヨーカ堂」などを傘下に置くセブン&アイ・ホールディングスの株価が小幅安に。

理由は、セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の「ヨーク・ホールディングス」の株式売却をしたからと言われていますが、詳細を解説しますので最後までご覧ください。

セブン&アイ・ホールディングスとは

株式会社セブン&アイ・ホールディングスのロゴ
株式会社セブン&アイ・ホールディングスのロゴ

株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、セブンイレブン・イトーヨーカ堂・ロフトなどの企業を傘下に持つ大手総合流通持株会社。本社は東京都千代田区に構えています。

以前はIYグループ(アイワイグループ)と呼ばれており、イトーヨーカ堂を中核会社とする企業グループでしたが、業績が伸び悩んでいました。

一方、子会社ながら業績が好調だったセブンイレブンは筆頭株主のイトーヨーカ堂を上回る状態であったので、イトーヨーカ堂は買収の対象となりやすい状態だったようです。

その結果、2005年9月1日にイトーヨーカ堂・セブンイレブン・デニーズの3社で持株会社「セブン&アイ・ホールディングス」を株式移転で設立。持株会社体制へ移行しました。

その後の流れは以下の通りです。

セブン&アイ・ホールディングスの歴史

2005年9月2日、日経平均株価の構成銘柄として採用

2006年、下記企業を子会社化

  • 2006年1月31日…株式会社ミレニアムリテイリングを子会社化(2006年6月1日に完全子会社化)
  • 2006年3月1日…ヨークマート・セブン&アイ生活デザイン研究所直接子会社化
  • 2006年9月1日…株式会社ヨークベニマル完全子会社化

2007年1月、デニーズジャパン・ファミール・ヨーク物産の統合を目的とする「株式会社セブン&アイ・フードシステムズ設立

2019年7月、セブンイレブンがセブン-イレブン・ジャパン子会社「セブン-イレブン沖縄」より沖縄県に出店開始。セブンイレブン店舗が47都道府県全てに出店

2023年9月、イトーヨーカ堂がヨークを吸収

2024年10月、スーパー事業などのグループ構造再編に伴い「ヨーク・ホールディングス」設立

2025年度、社名をセブン-イレブン・コーポレーションへ変更予定

そんなセブン&アイ・ホールディングスですが、現在は下記の関連会社が存在します。

  • 株式会社セブン-イレブン・ジャパン
  • 株式会社ヨーク・ホールディングス
  • 株式会社イトーヨーカ堂
  • 株式会社セブン&アイ・フードシステムズ
  • 株式会社ヨークベニマル
  • 株式会社セブン・フィナンシャルサービス
  • 株式会社セブン&アイ・ネットメディア
  • 株式会社セブン&アイ・クリエイトリンク
  • 株式会社シェルガーデン
  • 株式会社ロフト

セブン&アイ・ホールディングスの株価が小幅安に。その理由とは?

2025年2月25日、セブン&アイ・ホールディングスの株価が、前週比20円50銭(0.86%)安となる2360円に。

理由は、セブン&アイ・ホールディングス傘下でイトーヨーカ堂などを束ねている中間持株会社「ヨーク・ホールディングス」の株式を売却する方針を取ったからです。

2025年2月22日、アメリカの投資ファンド「ベインキャピタル」に優先交渉権を与える事が判明しました。

ヨークホールディングスの株式売却において、下記3社が1次入札を通過。

  • ベインキャピタル(アメリカ)
  • コールバーグ・クラビス・ロバーツ(アメリカ)
  • 日本産業パートナーズ

その後、セブン&アイ・ホールディングスは、提示されたヨークホールディングスの企業価値や成長戦略などを踏まえ、ベインキャピタルへ株式売却の優先交渉権を付与すると決めたようです。

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