匠のオプション
【2026年7月追記】この記事の既存本文は、匠のオプションを確認した2016年当時の検証記録です。その後、運営会社の匠投資顧問株式会社について、証券取引等監視委員会が2026年5月15日に行政処分を勧告し、関東財務局は同年5月29日に金融商品取引業者としての登録取消しと業務改善命令を行いました。
ただし、公式資料が認定したのは同社の投資一任契約、海外金融商品への投資助言、別の広告サイトの表示などに関する問題です。資料には、2016年当時の「匠のオプション」自体を詐欺と認定した記載はありません。以下では当時の本文をそのまま残し、その後に現在情報を追記します。
以前検証した「匠投資顧問」による新サービスの登場です。2016年7月より始まったオプション取引専門の初心者講座を行っている模様です。 前回の検証では、“初心者向け”のセミナーと“初心者お断り”の有料サービスが混在している、中々不安定な状況であることをお伝えしましたが、ついに初心者向けサービスへと舵を切った模様です。果たしてそれは英断となるのでしょうか?
検証の結果見えてきたのは、所々に残る「初心者お断り」の名残。サイト上では初心者向けを謳っていますが、よく見ると初心者の相手はしたくないと言わんばかりのコンテンツ内容です。
隠し切れないその思いは至る所から漏れ出し、サイト開設から1カ月弱にして、既に先行きの不安を見せています。 現在はサイト開設から間もない為に口コミは発見できませんが、いつの日か不満を持った初心者からの阿鼻叫喚な口コミが投稿されることになるでしょう。
匠のオプションの特徴・運営方針
2016年7月からスタートした投資顧問サイトです。初心者に向けたオプション取引講座を開催しています。どの講座でもゼロから学べる基礎的な内容となっていますが、株式投資経験があることは前提になっているようです。オプション取引講座のほかにもエクセル講座も行っています。
匠のオプションの商品の概要、サービスの紹介
(1)無料コンテンツ
匠のオプションの無料コンテンツを検証
サイト開設からまだ2カ月前後とあまり時間が経っていないからか、無料コンテンツと呼んでいいのか分からないコンテンツが2つです。
最新情報メールは、匠のオプションの最新情報をメールにて配信するようなのですが、全く必要ありません
。このサイトのファンであれば別ですが。
匠のオプションの有料コンテンツを検証
以前検証した運営会社である「匠投資顧問」では、同一名のサービスが提供されていました。ですがそこでは「初心者はご遠慮ください」や「リスクを取った投機」と掲載していました。
匠のオプションの会員登録の有無、コンテンツの総評
一応最新情報メールに登録はしたのですが、一向に配信されません。あまり配信頻度は高く内容です。現在準備中の講座が開講すれば恐らく配信が始まるのでしょうね。
匠のオプションのサポート体制を検証
サポート体制に関しては、各講座での電話サポート回数が決められている
ので手厚いとは言えませんね。というよりそんなに初心者の対応をするのが嫌なのですかね?
匠のオプションの口コミ情報を調査!
口コミを調査すると、やはり出来たばかりのサイトなので口コミが見つかりませんね。もう少し日が経ち認知されてくると口コミは増えていくと思いますが、このままの運営体制であれば初心者向けを謳っているはずが初心者からの悪評だらけになるのは名に見えています。
匠のオプションの会社所在地を検証
会社所在地は「匠投資顧問」と同じですね。まぁ当然です。敢えて取り上げるようなこともありません。初心者向けサービスへと舵を切ったように見えた「匠投資顧問」でしたが、検証の結果からは無理矢理やらされている感が否めません。
・最新情報メール
登録することで、匠のオプションの最新情報が配信されるようです。
・痛いオプトレ語録
よく分からない語録が掲載されています。意味はあるのでしょうか?
(2)有料コンテンツ
・初心者講座 6カ月 70,000円(税別)
オプションの仕組み、口座開設から発注、証拠金の管理まで、取引をする上での基本知識を学びます。
・エクセル入門講座 3カ月 70,000円(税別)
エクセルを利用したオプションの損益線やリスクをリアルタイムに管理できる方法を学びます。
・オプショントレーダー養成講座 1年 170,000円(税別)
内容不明。現在は行っていません。今秋開講予定。
・Skype相談 1時間 10,000円(税別)
オプショントレードに関する単発の相談が可能です。 ※要予約
2つ目の痛いオプトレ語録に関しては、あまり意味が解らないので画像でご紹介いたします。 現在は2つほど語録が掲載されているので、今後増えて行くものと思われます。
上記の2つのみが確認できる無料情報となっております。運営会社である「匠投資顧問」については以前にも検証したのですが、今回は打って変わって初心者向けの投資顧問サイトを始めたようですね。
それに反して開催しているセミナーでは「守りの資産運用入門」や「個人資産の守り方」など有料サービスとは真逆のセミナーを開催しており、今後の方向性に迷走している姿をお伝えしました。
ですが今回の匠のオプションでは初心者向けとしてサイトを開設したようなので、今後は初心者向けのサービスを提供していくようです。
検証時に開催されている講座は2つ。 “初心者講座や入門と銘打ったものなのですが、何故か経験者であることは前提で行われるようです。 やはり「匠投資顧問」の時に感じた迷いは未だ捨て切れていないようですね。
「初心者向けの講座やりたいけど、未経験者を教えるのはめんどくさい 」という事でしょうかね? 何も変わっていませんねこの方々。それなら初めから初心者はご遠慮くださいと記載すればいいのでは?ですがそれでは利用者が集まらなかったのでしょう。
なので100歩譲って初心者だけど未経験者はお断りにした。という事ですね。なんだか腑に落ちないですが仕方がありませんね。 次にSkype相談ですが、1時間10,000円とかなり高額です。相談内容の例が掲載されているのですが、完全に自爆しています。
「自分に合ったトレードスタイルがわからない」と掲載していますが、一体講座で何を教えていたらこんな相談が来るのやら 。
しかも講座で技術が身に付かないという旨の相談にも関わらず有料ですよ? 初心者向けだなんて口で言うのは簡単です。ですが全くサービス内容はそれに伴っていないようです。
ここまでの検証ではそれが滲み出てしまっていますよ。 せっかく初心者向けに方向転換したのですから、そこはしっかり対応したほうがいいと思います。
早めに気付くことが出来ればいいのですが、おそらく無理でしょう。現状では初心者をカモにした悪質なサイトといった印象です。
運営者と講師達は全く別の意識で運営しているのではないでしょうか?節々に感じる「初心者お断り」の名残はまだ消えていません 。
【目次】
- 0.1 匠のオプションの特徴・運営方針
- 0.2 匠のオプションの商品の概要、サービスの紹介
- 0.3 匠のオプションの無料コンテンツを検証
- 0.4 匠のオプションの有料コンテンツを検証
- 0.5 匠のオプションの会員登録の有無、コンテンツの総評
- 0.6 匠のオプションのサポート体制を検証
- 0.7 匠のオプションの口コミ情報を調査!
- 0.8 匠のオプションの会社所在地を検証
- 1 匠のオプションの現在と運営会社への行政処分
- 2 匠のオプションの評判・口コミを現在の情報で検証
- 3 匠のオプションの料金・解約・返金
- 4 匠のオプションのサービス内容とリスク
- 5 匠のオプションを主宰した國宗利広氏の経歴
- 6 匠のオプションを他サービスと比較する際の判断軸
匠のオプションの現在と運営会社への行政処分
匠のオプションの公式サイト・新規申込状況
2026年7月時点で「匠のオプション」と旧ドメイン名を通常Web検索したところ、現行の公式申込ページは確認できませんでした。検索結果には、過去のドメイン情報、運営会社の検証記事、國宗利広氏の著書情報が中心に表示されています。
そのため、既存本文にある初心者講座、エクセル入門講座、オプショントレーダー養成講座、Skype相談の料金や受付状況を、現在も有効な情報として扱うことはできません。これらは確認当時の記録として参照してください。
匠投資顧問は2026年5月に登録取消しと業務改善命令
証券取引等監視委員会の公表によると、2026年5月15日、匠投資顧問株式会社について行政処分を求める勧告が行われました。その後、関東財務局は2026年5月29日付で登録取消しと業務改善命令を行っています。
関東財務局の命令には、顧客への処分内容の説明、金融商品取引業に関する全業務の結了、運用財産の状況把握、顧客への返還方針、顧客保護措置などが含まれます。したがって、現在の新規契約先として匠投資顧問や匠のオプションを比較候補に入れる状況ではありません。
行政処分は旧「匠のオプション」への直接認定ではない
公式資料では、投資一任契約に基づく運用、海外金融商品に関する投資助言、別サイトの広告表示などについて問題が認定されています。一方で、資料は旧「匠のオプション」の講座や日経225オプション助言そのものを対象サービスとして名指ししていません。
運営会社に対する処分は利用判断に欠かせない重要情報ですが、「匠のオプション自体が詐欺だった」と同じ意味ではありません。確認できた事実の範囲を超えて断定せず、会社全体の現在情報として切り分ける必要があります。
匠のオプションの評判・口コミを現在の情報で検証
匠のオプション単体の口コミが少ない背景
「匠のオプション 口コミ」「匠のオプション 評判」で検索しても、サービス利用者による具体的な体験談は多くありません。運営会社の評判記事、日経平均オプション関連書籍、同名の別商品が目立ち、旧サービス単体の評価を大量の口コミから判断できる状態ではありませんでした。
口コミが少ないことだけで、良いサービスとも悪いサービスとも判断できません。利用者数、広告出稿、サービス停止からの経過など複数の要因があり得るためです。
「怪しい」「詐欺」と断定できるのか
確認できる公的事実は、運営会社が2026年に登録取消しと業務改善命令を受けたことです。金融庁の公表も行政処分が行われたことを案内しています。
一方、旧「匠のオプション」について刑事裁判で詐欺と認定された、または監督当局が同サービスを詐欺商品と認定したという一次情報は、今回確認した検索結果には表示されませんでした。「詐欺」という検索語は不安の大きさを示しますが、表示されなかった事実まで推測して断定することはできません。
確認事実・第三者評価・編集部判断を分けて見る
- 確認事実:運営会社への登録取消しと業務改善命令、現行公式申込ページを検索で確認できないこと。
- 第三者評価:投資顧問の比較・口コミサイトには、過去の料金やサービス停止に関する記述があること。
- 編集部判断:現在の新規利用先にはできず、過去のサービス評価と運営会社の行政処分を分けて読むべきこと。
匠のオプションの料金・解約・返金
既存記事の料金は2016年当時の記録
既存本文には、初心者講座6カ月70,000円(税別)、エクセル入門講座3カ月70,000円(税別)、オプショントレーダー養成講座1年170,000円(税別)、Skype相談1時間10,000円(税別)と記録されています。
これらは当時の掲載内容であり、2026年現在の料金ではありません。現行の公式料金ページや申込画面を確認できない以上、現在も同額で利用できるような書き方は避けるべきです。
解約・返金・クーリングオフは契約書面の確認が必要
今回の通常Web検索では、旧「匠のオプション」に共通する現在の解約方法、返金条件、クーリングオフ条件を示す公式ページは確認できませんでした。契約時期や契約類型によって条件が異なるため、過去の利用者は手元の契約締結前交付書面、契約締結時交付書面、約款、支払記録を照合する必要があります。
行政処分が行われたことだけで、すべての旧利用者に一律の返金権が発生すると断定することもできません。個別契約については、会社から届いた案内と公的相談窓口の説明を確認してください。
行政処分後の既存顧客対応
関東財務局の業務改善命令では、匠投資顧問に対して顧客への説明、運用財産の状況把握、顧客への返還方針の策定と実施などが求められています。現在契約や運用財産が残っている人は、過去の一般的な口コミよりも、会社からの個別通知と関東財務局の公表内容を優先して確認するのが合理的です。
匠のオプションのサービス内容とリスク
初期講座と後期の投資助言コースは分けて見る
既存本文が検証したのは、初心者講座、エクセル入門講座、養成講座、Skype相談など、学習サービス色の強い初期構成です。その後の第三者の検証記事には、日経225オプションの助言を受けながら学ぶレギュラーコース、A会員、実践講座、会員フォーラムなどの記述も表示されています。
時期によってサービス名と契約内容が異なるため、初期講座の料金やサポート回数と、後期の投資助言契約を混ぜて評価しないことが重要です。
レギュラーコース・実践講座・会員フォーラム
検索結果に表示された第三者記事では、レギュラーコースはオプションの売買を実践しながら学ぶコース、実践講座は投資助言を行わない学習コース、会員フォーラムは質問の場として説明されています。ただし、現行公式ページで同じ内容を確認できないため、ここでは過去の案内として扱います。
日経225オプションと日経VIのリスク
日経225オプションは、相場の方向だけでなく、満期、権利行使価格、時間価値、ボラティリティなど複数要因で損益が変わります。売り戦略では損失が大きくなる場合もあり、「初心者向け」という表示だけで低リスクになるわけではありません。
受講や助言契約を比較する際は、利益事例だけでなく、最大損失、必要証拠金、ロスカット、追加証拠金、手数料、助言と発注判断の責任範囲まで確認する必要があります。
匠のオプションを主宰した國宗利広氏の経歴
野村證券・コーネル大学MBAなどの掲載時プロフィール
中央経済社の著者プロフィールでは、國宗利広氏は早稲田大学政治経済学部を卒業後に野村證券へ入社し、コーネル大学でMBAを取得した経歴が紹介されています。また、日経平均先物・オプションの導入期に関連業務へ携わり、匠のオプションを主宰した人物として掲載されています。
ただし、出版社のプロフィールは書籍刊行時点の情報です。現在の所属や役職を示す最新情報として、そのまま読み替えることはできません。
日経平均オプション・日経平均VIに関する著書
検索結果では、國宗氏の著書として『日経平均トレーディング入門』『実践 日経平均トレーディング』『日経平均オプション入門』『日経平均VI入門』が確認できます。サービスの講師経歴を見るうえでは、日経平均、オプション、ボラティリティを継続して扱ってきた公開実績の一つです。
過去の経歴・実績を現在情報と混同しない
出版社や書店の著者紹介には、過去に所属した会社、担当業務、市場シェアに関する説明もあります。これらは掲載元が紹介する当時情報であり、2026年現在の運用実績やサービス成績を保証する資料ではありません。
講師の経歴が専門性を判断する材料になる一方、契約先の登録状況、現行サービスのリスク説明、料金、解約条件は別に確認する必要があります。
匠のオプションを他サービスと比較する際の判断軸
現在は新規契約候補として比較しない
運営会社は金融商品取引業者としての登録を取り消され、全業務の結了を命じられています。したがって、過去にどのような講座や投資助言コースがあったとしても、現在の新規契約候補として他社と料金比較する対象ではありません。
登録・契約条件・総費用・リスク説明を確認する
日経225オプションの講座や助言サービスを比較する場合は、金融商品取引業の登録が現在も有効か、運営会社と助言者が誰か、契約書面にどの業務が記載されているかを最初に確認してください。
そのうえで、受講料や助言料だけでなく、証券会社の売買手数料、必要証拠金、追加費用、解約・返金条件、損失リスクを含む総負担を比較する必要があります。
初心者向け表示と実際のサポート範囲を照合する
既存本文が指摘した通り、「初心者向け」という表示と、株式投資経験を前提にする講座内容、電話サポート回数には差がありました。今後ほかのサービスを選ぶ場合も、広告の初心者向け表示だけでなく、対象者の前提知識、質問回数、個別相談の範囲、損失時のサポートまで具体的に照合してください。

