投資詐欺のウワサ

川合一啓

川合一啓はメディアにコラムを寄稿するなどで活躍している個人投資家です。

本人のプロフィールには、200万円から投資資金を増やした経緯や、専業転向後に大きな損失を経験したことが記載されています。これは本人の説明であり、第三者が監査した運用成績ではありません。

川合一啓氏はメルマガ、投資ツール、スクールなどで手法を案内しています。評判を見る際は、過去のトリプルメソッドの口コミと、底値探知法・底値お知らせツールの説明を分けて確認する必要があります。

川合一啓本人やメルマガの評判など見ながら確かめてみました。

  1. 川合一啓のメルマガで投資を学べば勝てるのか

    川合一啓は自身の投資手法を伝授するためのメルマガを発行しています。

    過去のメルマガ案内では、主に以下の3つの手法が紹介されていました。現在案内される底値探知法と、下記の手法は同じ名称の商品ではありません。

    ☑ 銘柄急騰傍受システム

    ☑ マザーズ1%スキャル

    ☑ 吹上銘柄VWAP法

    「蛇口をひねれば水が出る」ように「やれば結果が出る」手法であり、川合一啓が稼ぎまくるための手法とのこと。

    底値探知法・底値お知らせツールとは

    ソーシャルインベストメントの2023年5月17日付発表では、川合氏が開発した「株価底値 お知らせツール」を、東証3,800銘柄から条件に合う銘柄を抽出・通知するツールと説明しています。通知の翌日に購入し、数日保有して売る流れが紹介されていますが、これは販売元の説明であり、通知後の値上がりを保証するものではありません。

    本人のブログでは、短期的な売られ過ぎから反転を狙う「底値探知法」と無料メルマガへの案内が確認できます。無料で受け取る銘柄情報、手法を学ぶ案内、有料ツールの契約内容は分けて確認してください。

    価格・解約と口コミを確認するときの注意点

    公開されている底値お知らせツールの利用規約では、料金は販売元のウェブサイトに別途表示するとされています。この規約だけでは現在の税込価格や継続料金は確定できません。下記口コミの「30万円」「90日298,000円」は過去の投稿者の記述で、底値お知らせツールの現行価格として流用しないでください。

    同規約には所定の手続きによる退会と、機能の正確性・有用性などを保証しない旨が記載されています。申込み時には商品名、総支払額、利用期間、解約・返金条件を確認し、契約画面を保存しておくと条件を照合できます。

    ここからは、以前の3手法について、当時の説明と掲載済みの口コミを見ていきます。

    それぞれの手法の内容と評判を見ていきます。

    【急騰銘柄傍受システム】

    急騰銘柄傍受システムは急騰銘柄の初動を捉えることに成功したロジックとのこと。

    デイトレ用の手法で、目標利益は3~5%。急騰傍受ツールを使ってシグナルを見ることになります。

    当時の案内では、急騰銘柄傍受システムについて「勝率75%」「月利20%」という数値が使われていました。検証期間、取引回数、手数料や損失の扱いを独立して確認した数値ではありません。

    銘柄の抽出を支援するツールでも、売買価格やタイミングの判断は残ります。販売時の高い勝率を、購入者もそのまま達成できると受け取ることはできません。

    では実際のところ評判はどうなのでしょうか。

    調べていると、以下の口コミを見つけました。

    「元スクール生です。 ツールに魅力を感じて入会しました。 川合先生は、ツールなしでも勝つことが出来ますがツールがあると急騰する銘柄、マザーズで利確の為、急落していく銘柄が選定しやすい、との説明だったかのように思います。 その説明に虚偽はありません。 ただ、急騰するシグナルが出てもそこから下落したり、値動きがなかったり、マザーズで下がり始めてから上がったりする銘柄があるので銘柄選定が難しい、正直な感想です。 ツールをもう少し改良して完成度の高いものにしていただかないと誰でも勝てる、というわけにはいきません。 30万の投資で数万円は回収できたと思いますがこれからは証券会社がリアルタイムで提供しているランキング銘柄を見ながらトレードしていこうと思います。 」

    この方によると、急騰するシグナルが出てもそこから下落したり値動きが無かったりして難しいとのこと。誰でも勝てるというわけにはいかないそうです。

    この口コミは、シグナル後も上昇・下落を判断する難しさを指摘しています。一人の感想だけで全利用者の成果は分かりませんが、通知を受け取るだけで利益が確定する仕組みではない点は確認すべきです。

    【マザーズ1%スキャル】

    75分間の超高確タイムにおいて勝率90%の狙い撃ちが出来るとされる手法です。

    使える時間が非常に少ないため大きな利益を出すことは難しいですが、本当に90%で勝てるのなら喉から手が出るほど知りたい手法です。

    では実際のところ使用した感想はどうなのでしょうか。実情を語っている以下の口コミを御覧下さい。

    90日298000円入会してツール見て頑張ったけど50件とかのツールからのメーリング来てもほとんどがすでに5%以上上がっとりで急騰ツール50回取引して30万負けてマザーズスキャルピングツールでも40回取引して15回位勝っても-15万てしした。最後に入会決めたのは誰でも勝てる道端にお金落ち葉てるようなもので勝てる仲間増やしたいとかで入会しても余裕資金全てなくなりました。自分では勉強しても無理だたけど誰でも勝てるような広告で騙されたと思ってます甘くないです、fxの同じようなツール使う人の紹介とも来て、信用なくなりました。

    この投稿では、約40回の取引で約15勝、合計15万円の損失と説明されています。仮に40回中15勝なら勝率は37.5%ですが、投稿には概数が含まれ、取引記録の裏付けは示されていません。

    販売説明の勝率と口コミの数字には差があります。ただし、同じ期間・条件で比べた検証ではないため、差の原因や、誰なら使いこなせるかまでは判断できません。

    【吹上銘柄VWAP砲】

    機関投資家の裏をかくことで通常のメソッドでは勝てないシチューエーションも勝てるようになるそうですが、これの関してはどこを探しても評判が見当たりません。

    掲載できる利用者の具体的な取引記録が少ないため、この手法の使用率や他手法との優劣は確認できません。

    以上の3手法には、販売側の説明と、思うように売買できなかったという口コミがあります。これだけでは全体の勝率や利益率は算出できず、誰でも同じ結果になるとも言えません。

    急騰傍受ツールと底値お知らせツールでは、名称も狙う場面も異なります。一方の口コミや料金を、そのまま他方の評価に使わないことが大切です。

  2. 私たちは川合一啓の手法でどうにか勝てないものだろうか

    メルマガだけで成果が出るかという点と、スクールのサポートへの評価は別の論点です。

    ここでは、トリプルメソッドのスクールについて掲載されていた口コミを紹介します。

    どうしても川合一啓の手法で利益を出したいという方は読んでおくべき内容になるかと思います。

    まずは以下の口コミを御覧下さい。

    トリプルメソッドのスクール生です。 トリプルメソッドでは真剣、丁寧にサポート頂いています。 それと、川合先生によるスクール生向けのリアルトレードのライブ中継はとても勉強になりますし、先生は常に勝っています。といいますか、勝手な思いですが、トリプルメソッドは余り広めて欲しくないので、トリプルメソッドの名前を出来れば出して欲しくありません。

    この投稿者は、サポートの丁寧さと、リアルトレードの中継を評価しています。これは当時の受講者を名乗る人の感想で、現在の提供内容を保証するものではありません。

    関心がある場合は、ライブの視聴時間や録画の有無、質問への対応範囲など、自分が利用できる内容かを確認してください。

    過去の本文では約30万円の料金を紹介していましたが、現在の販売価格としては確認できていません。上記の肯定的な感想と、別の投稿者の否定的な感想は、受講時期やコースも照合して読む必要があります。

    口コミの満足度と、投資で利益が出たかは別です。費用に見合う学習支援があるかと、投資成績の説明に検証可能な根拠があるかを分けて検討してください。

    当サイトには他にも投資家の手法について述べた記事がありますので、興味があればそちらもご覧になってみてください。

    ☑ 臨機応変に相場に対応する投資術-株の買い時を考えるチャンネル

    ☑ 初心者にもおススメのわかりやすい手法-馬渕磨理子

    ☑ FX、株で通用する水平線理論-NOBU塾

  3. 川合一啓という男

    経歴は本人のプロフィールで説明されています。以下はその自己紹介に基づく年表で、資産額を監査したものではありません。

    以下簡単な川合一啓の人生年表

    2005年頃~2012年

    ノウハウコレクター期

    ソニーグループで会社員をしつつ、大金を投じて投資手法を買い漁る。

    2013年

    とある手法と出会い、年始に200万だった資産があっさり500万に増加。

    2014年

    ソニーを退職し専業トレーダーへ。

    年始に500万だった資産はあっさり1200万にまで増加。

    2015年

    自由を謳歌。年始に1200万だった資産は3000万にまで増加。

    本人は、この時期に投資資金を増やしたと説明しています。資産の増加額だけでは、入出金を除いた運用利回りやリスクは分かりません。

    同じプロフィールには、2016年に投資資金を失った経験や、その後の再起も記されています。増加した時期だけでなく、大きな損失を出した時期も含む自己紹介です。

    個人の経歴から、手法の再現性を確認することはできません。

    利用者にとって必要なのは、同じ売買ルールを実行できるか、損失が出る条件や最大損失が説明されているかという情報です。

    そんなヤフーや幻冬舎ゴールドオンラインで連載を持つレベルの人間が出来たからといって、自分もできるかどうかは全く別問題なのです。

  4. 川合一啓のまとめ

    川合一啓氏は、コラムやメルマガ、投資ツールなどで情報を発信するトレーダーです。

    本人の資産形成の説明、過去のメルマガ、スクールの口コミ、現在の底値探知法の案内は、それぞれ情報の時期と対象商品を分けて確認する必要があります。

    過去に案内された3手法の一つ目は、急騰の初動を捉えることを目指す「急騰銘柄傍受システム」です。

    急騰傍受ツールについては、当時の販売説明で勝率75%・月利20%という数値が示されていました。購入者の成果を独立して検証した数字ではありません。

    二つ目はマザーズ1%スキャルで、当時は銘柄の選定支援や勝率90%という説明がありました。ツールによる候補抽出と、利益の出る売買判断は同じではありません。

    三つ目はVWAP砲です。掲載された説明はありますが、具体的な利用者の取引記録が十分にそろっておらず、他手法より有効かは確認できません。

    掲載した口コミには、ツールを使っても難しかったという感想と、サポートを評価する感想があります。件数や取引条件が限られるため、利用者全体が勝てるかどうかの結論にはできません。

    底値お知らせツールを検討する場合も、過去の別商品の口コミだけで判断せず、現在の契約内容、総費用、解約・返金条件を確認してください。無料メルマガの登録と有料商品の申込みを分けて考えることが大切です。