本記事では調査内容と世間の評判を交えて、榊原正幸がどのような人物なのか、彼の本やサービス(WEBサイト「兜町大学教授の教え」)で株式投資のスキルを得ることが出来るのかを解説していこうと思います。是非ご覧になってみて下さい。
榊原正幸の簡単なプロフィール紹介
まずは榊原正幸の経歴を解説していきます。榊原正幸は名古屋大学卒業の青山学院大学大学院に教授として籍を置く人物です。 榊原正幸の本の評判を解説
榊原正幸の書いた本の1冊に「株は決算発表の直後に買いなさい!」というものがあります。全体的に評価の低い榊原正幸の本の中でも特に評価が低い本です。 榊原正幸の「兜町大学教授の教え」は勝てるのか
榊原正幸が運営する投資助言サービス「兜町大学教授の教え」で利益は出るのでしょうか。検証していきます。これは榊原正幸が年に10~20回、推奨銘柄情報の配信をしてくれるサービスです。
株式投資の書籍を中心に会計、簿記の解説本も書いています。また「兜町大学教授の教え」というWEBサイトを運営し、投資顧問業(投資助言業)を行っています。
Amazonのレビュー評価がコチラ↓
ではなぜここまで酷評されているのか見ていきます。Amazonのレビューを見てみると核心を突いた批判が複数投稿されています。
簡単に解説すると、
①【恣意的な数字を採用している】
この本は「堅実な経営の会社が10%の上方修正を出した次の日に買えば儲かるのか?」を検証した内容ですが、その検証のために選んだ期間に問題があります。その期間が下の画像。
検証期間は2013年1月~2015年8月。見てもらえばわかる通り、日経平均が急騰している時期なのです。この時期ならどんな銘柄だって利益が出てもおかしくない。こんな検証で手法の有用性を証明する根拠になりえるのか?という問題です。
いうまでもありませんが、この検証だけでは有効な手法かどうかの判断は出来ません。自分の理論が正しいことを証明しようとするあまり捏造まがいのことをやってしまうとは。
②【結論ありきの検証をしている】
さらにこの本の欠陥として、出てくる条件の根拠が無いことが挙げられます。一貫性のある手法を作り上げるため、条件から外れる部分を排除する「保有期間は最長200日」などの、根拠のない条件が付けたされています。
いうなれば詐欺まがいの自動売買ツールを販売する業者が、特定の期間内で勝てるようアルゴリズムを調整してバックテストを行うようなもの。一般的には全く通用しないが、その期間だけなら勝てる条件とでも言うべきか。
普通は避けるべきナンピン買いを推奨しているのも、自分の条件に当てはめきることが出来なかった銘柄の救済措置でしょう。
それがこの本の内容です。榊原正幸の本は「株のことをわかっていないのではないか」「全く役に立たない」などの批判だらけなのが実情です。
辻褄合わせをして何かしら成果を出しているように見せようとするのは、教授という職業の性でしょうか。
ではどれだけ勝てているのかサイト上に掲載されている実績を見てみると、前項で解説した本と同じように、何度もナンピン買いをして難を凌いでいる銘柄がいくつもあります。
それも10%下がって買い増し、20%下がったところでさらに買い増しなど、本当に株の知識があるのか怪しくなるような無謀な売買もあります(ファンダメンタルズ的な理由があったとも思えない)。
多くの銘柄が塩漬けになっていく中で、運よく利益が出た銘柄だけ実績として抜粋して「勝てている」と豪語しているのではと疑ってしまいます。
ネット上の評判も決して良いとは言えませんし、利用は控えたほうが良さそうです。「兜町大学教授の教え」は14周年を迎えたとのことですが、ここ数年で出てきた投資顧問会社の方がレベルははるかに上ですね。
今でこそ少しはまともな風貌になったが、以前はとても知識人とは思えない見た目だった。その頃から程度の低い本を出していたので信用していなかった。大学にも何かのコネでもぐりこんだのではないかとにらんでいる。
本を書くことが先に来ていて、内容は無理やりこじつけた理論という感じ。印税の為租税乱造する浅ましい男。
既に一部では詐欺師扱いされてるけどね・・・。詐欺師とは言わないけど、ヤバい奴と言われてる。本読んだらわかるよ。マジでテキトウなことばかり書いてる。
これ大学教授って肩書が無かったら詐欺師呼ばわりされても文句言えないと思う…
大学教授なのにこんな程度の低い本を出すんだ。驚き。
為になる本を書こうとしているのではなく、売れる本を書こうとしているのだと思う。破綻した理論をなんとか成り立っているように見せようとしているのでおかしくなる。要するに投資家を食い物にしようとする敵ってこった。
どの本もめちゃくちゃな内容で、よくこんなものを本にしようと思ったなと感心する。