【目次】
初心者も簡単にシステムトレードが実践できる、と評判だった「システムトレードの達人」
過去30年分の株価データを使った徹底的な分析力が強みでしたが、2020年に販売終了のアナウンスが発表されました。
ところが、システムトレードの達人の公式サイトは現在も稼働中。なぜか無料版ダウンロードも可能と、販売終了したサービスと思えない状況です。
一体どうなってるのか?この記事では、システムトレードの達人が本当に販売終了したのか、なぜサイトが未だ残ってるか調査します。
【結論】システムトレードの達人は本当に販売終了?
結論から言うと、システムトレードの達人(通称:シス達)は販売終了したか厳密には分かりません。
と言うのも、公式がまだ販売を続けてるような状態でサイトを維持してるから。
システムトレードの達人は、2020年にサービス運営会社「フェアトレード株式会社」の代表「西村剛」氏が当時のTwitterで以下の投稿を行った事により、販売終了が決まったと考えられてます。

ところが、西村氏のこの投稿は現在削除。
公式サイトも正式に販売終了アナウンスは無く、わざと曖昧にボカシてるようにさえ見受けられます。
不審な点は他にも。
例えば、2022年は東証再編に伴って、システムトレードの達人のバージョンアップ版が配布されてます。

システムトレードの達人は2020年に終了したはずのサービスで、2022年に更新があるのは奇妙な話。
直近は、2025年4月も「不具合に関する案内」が公式販売サイト内で発表され、まるで未だにサービスが継続してるような状況です。
ただ、これらは販売終了後の継続サポートと考えれば辻褄は合います。
なにせ、システムトレードの達人は「永続的にご利用いただくことができるソフト」として20万円で売り出してたので、使えなくなっては返金騒動になりかねませんから。
しかし、さらにサイトを掘っていくと、どうやら購入申し込みページも生きてると分かりました。

上記は、システムトレードの達人「スタートアップコース」の申し込み画面。
試しに架空のクレジットカード番号を入力するとちゃんと弾かれ、決済システムが未だに生きてるようでした。
なぜ販売終了したサービスなのに、申し込みページを残してるのか……?
極めつけは、運営元であるフェアトレード株式会社の公式サイト。
このサイトは2023年にリニューアルされたが、未だにシステムトレードの達人を自社サービスとして大々的に紹介してます。

こういった事実を並べると、フェアトレードが”あえて”システムトレードの達人を継続中のサービスと見せかけてる事はほぼ確実。
販売終了をアナウンスしておきながら、なぜサービスが継続してるように見せかけるのか?
理由は3つ考えられます。
- 販売終了後サポートのため
- まともにサイト管理する気が無いため
- 間違って購入した人を別サービスへ誘導するため
一番あり得るのは、既に述べた通り販売終了後のサポートのためでしょう。高額ソフトだったので、いきなり使えなくなってクレームが殺到するのを避ける意図です。
サイト管理体制が構築できてない事も考えられます。購入申し込みページを残してるなんて誤解を招くような管理は、まともな企業であり得ないこと。ガバガバな管理体制で、やる気が無いとしか思えません。
最悪なのが、間違って購入した人を別サービスへ誘導するつもりでは?ということ。最近、フェアトレード株式会社は「最優良株を無料公開」などと書かれた怪しい広告を出してます。

これは、フェアトレードが提供する投資顧問サービスの広告と思われます。フェアトレードは一応、金融庁に登録してる業者で、サービスを提供すること自体は特に問題ありません。
しかし、システムトレードの達人に興味ある人が投資顧問サービスを利用したいか?と言えば、必ずしもそうではありません。
また、システムトレードの達人は無料版を未だにダウンロード出来るようにしてますが、これも自社サービスの宣伝のためでしょう。
要するに、システムトレードの達人の知名度を活かし自社サービスへ誘導するため、サイトや申し込みページをあえて残してるのでは?
サイトも会社資産なので残しておくのは別に良いが、一度は販売終了したサービスをこのような形で再利用するのは誤解を生むので止めて欲しい……
せめて、「現在は販売終了してます」くらいのアナウンスは載せてもらいたいところです。
システムトレードの達人とは?

システムトレードの達人は、システムトレードに欠かせない過去チャートの検証が簡単に出来るソフト。
過去30年分の株価データを搭載し、現実のトレードを忠実に再現したバックテストで統計的に優位なトレード手法を見つけ出す事が出来ます。
そもそもシステムトレードとは、予め設定した売買ルールを繰り返し利益を得る手法。実際に勝てる売買ルールを見つけ出すには、膨大な過去データを使って検証しなくてはなりません。
システムトレードの達人は、そんな大変な検証(バックテスト)を投資初心者も簡単に行えるソフトとして注目されました。
しかし、「自動売買までは出来ない」「価格が高い」など、複数の問題があったためか現在は販売終了。
また、公式サイトは未だ残されたままで、本当に販売終了してるか誤解を招く状態を放置してる辺り、運営側も問題があったと思われます。
評判
システムトレードの達人は利用者の評判はそれほど悪くないものの、人気はあまりありませんでした。
「売れてないので不安」といった声の他、利用者から「不具合が多い」といった声が見つかりました。
2022年08月29日
システムトレードの達人を知ってちょっと興味が湧きまして販売サイトを見てみたのですが、2017年の3月6日に販売開始して販売数3つとありました。全然売れてなくて不安になりました。これやめといたほうが良さそうですよね?
システムトレードの達人、こんな時に限って、変なエラー。。。
— 子育てぱぱ (@papanoinvest) April 8, 2025
なんだかなあ。。。
対処方法わかる人いませんか? pic.twitter.com/QktqLrWM0c
システムトレードの達人は20万円近くするソフトで、購入する人がそもそも少なかったのでしょう。
不具合もある上、自動売買は実行できない検証だけのマニアックなソフトで、購入する人は限定的と思われます。
一方、使い方が分かってる利用者の間では評判は良かったよう。

なお、1〜3月にかけて上がりやすい株を、システムトレード検証ソフト「システムトレードの達人」で算出し、直近10年間実績の上位銘柄から抽出してみた。その結果、ゲーム関連の企業や12月決算の企業が目立った。冬休みのエンタメ人気や12月末の配当落ち後の上昇狙いの買いが関係していそうだ。
— 🫥 (@Eraserhead1010) January 3, 2026
検証だけでなく、銘柄のスクリーニングにも使われてた模様。
上手く活用できれば、十分使えるソフトだったのでは。
運営会社
システムトレードの達人を運営してるのは「フェアトレード株式会社」
| 会社名 | フェアトレード株式会社 |
| 所在地 | 東京都品川区戸越1-19-3-B1 |
| 設立 | 2005年5月 |
| 代表 | 西村 剛 |
| 資本金 | 不明 |
| 電話番号 | 03-6280-4563 |
| メールアドレス | [email protected] |
| 資格 | 関東財務局長(金商)第2669号 |
| 加入協会 | 一般社団法人日本投資顧問業協会 |
| 事業内容 | 投資家育成セミナー、スクールの開催 インターネット上での株式投資情報サイト運営 投資家育成ソフトウエアの販売 |
フェアトレード株式会社は2005年設立の投資顧問会社。金融庁に登録してる正式な業者で、日本投資顧問業協会に加入してる真っ当な会社です。
が、企業サイトを見ても投資顧問業をアピールしてる様子は無し。「システムトレードの達人一本でやってきた企業」という印象です。
最近は詐欺業者と見間違うような怪しい広告を出し、投資顧問業に力を入れ始めてるようですが……先行きは不安な印象です。
開発者「斉藤正章」&「西村剛」
システムトレードの達人を開発したのは「斉藤正章」

斉藤正章氏は、1975年東京生まれの個人投資家。元々システム開発会社でプログラマー・システムエンジニアとして働いており、その経験がシステムトレードの達人の開発に活かされてるようです。
2001年に元手100万円から投資を始め、一年掛け下げ相場も勝てる手法を開発。それからは利益率が一気に高まり、2004年に385%、2005年に397%という優れた成績を残しました。
その頃から大物個人投資家として知られるようになり、日経マネーやダイヤモンドZAIなどに特集されるほどに。2006年に『「株」 勝率80%の逆張りシステムトレード術』を出版し、知名度を高めます。
そんな斉藤氏が、自身の実践するシステムトレードを誰でも出来るよう拘りを持って開発したのが「システムトレードの達人」だったわけです。
斉藤氏とタッグを組んで開発を行ったのが、フェアトレード株式会社代表「西村剛」氏。

西村氏は元機関投資家で、統計データを重視したシステムトレードに注力。
2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%という成績を叩き出し、2012年に+160.1%、2013年に157.0%という成績で三連覇達成した実力派です。
いわば、システムトレード最強の2人がタッグを組んで開発されたのが「システムトレードの達人」だったわけですが、残念ながら2020年に販売終了。
その後は、2人ともあまり目立った活躍は出来てない印象です。
料金
システムトレードの料金は、「プロフェッショナル版」「スタートアップコース」で料金が異なってました。
| サービス名称 | 料金 |
|---|---|
| プロフェッショナル版 | 20万7,900円 |
| スタートアップコース | 月額1万780円 |
プロフェッショナル版は、システムトレードの達人を使い続ける人向けの製品。一度購入すれば全ての機能を永続的に使えるものとなってます。
一方、スタートアップコースはこれからシステムトレードを始めたい人向けのコースで、システムトレードの達人を月額で利用しながら12週間の実践プログラムで学習できます。ソフト付きの投資講座のようなものですね。
これらに加え、機能が制限されたフリー版(無料版)も提供。フリー版は現在も”なぜか”ダウンロード出来るようになってます。

投資手法
システムトレードの達人は特定の手法を実行するのではなく、あくまで自分の考える手法でどれだけ利益が出せるか過去のチャートから検証するソフト。
そのため、自分オリジナルの手法を試す事が出来ました。
例えば、西村剛はブログ記事で以下ルールを検証。
【買い(エントリー)ルール】
- 日経平均株価の終値が前日終値と比べて3.00%以上小さい
- 終値と移動平均(5日)の乖離率が―10.00%以下
- 終値と移動平均(25日)の乖離率が―25.00%以下
【売りルール】
- 含み益が10.00%以上
- エントリーした日から7日以上経過
このルールで2000年以降のチャートを使ってバックテストし、「勝率81.09%」という結果が。

このように、かなり細かい設定でバックテストでき、日本語に完全対応してるソフトは珍しいのでは?
決して悪いソフトでは無いと思われますが、やはり価格の高さと自動売買が実行できない不便さが仇となったのかも。
実績
自らシステムトレードの達人を使ってたという西村剛氏は、過去にYahooファイナンスの「投資の達人」で成績を公開。

2017年5月時点で、勝率54%(171勝144敗) パフォーマンス53.1%となかなかの実績。システムトレードならではの再現性で、安定した利益を上げてたようです。
ただし、自動売買ではないため実際のトレードは裁量が入ってしまい、ここまで安定した成績は残せないかも。
特に、相場に初めて参加する初心者は精神的に負担が掛かる事もあるでしょう。システムトレードの達人で好成績だったからと言って、実際の相場で勝てるとは限らない点に注意が必要。
利用方法
システムトレードの達人は現在利用できません。
購入申し込みページは残ってますが、既に販売終了をアナウンスしてるのだから単に放置されてるだけと考えられます。
一応、フリー版はダウンロード出来るようですが、メールアドレスを送信する必要が。

そのため、利用後は確実にフェアトレード株式会社の広告やサービスへの勧誘が送られてくるでしょう。
また、古いソフトなので思わぬバグや脆弱性がある恐れも。
フェアトレード株式会社の管理体制はかなり雑ですし、無料だとしてもダウンロードはあまりおすすめ出来ませんね。
システムトレードの達人に関するQ&A
システムトレードの達人に関して、良くある質問をまとめます。
システムトレードの達人は投資手法の検証ソフトです。過去30年分の株価データが搭載されており、自分の思う手法で本当に利益をあげられるのか過去データを使って検証することができます。
システムトレードの達人は2020年に販売終了しています。ただし、公式サイトを見る限りプロフェッショナル版を購入した人向けにサービスは継続しているようです。
システムトレードの達人の評判は利用者の間ではよかったものの、批判もありました。「料金が高い」「自動売買ができない」といった点が主な批判点でした。
システムトレードの達人のサイトが残っているのは、プロフェッショナル版の購入者向けのサービスを提供しているからと思われます。ただし、購入申し込みページが残っているなど不審な点も多く見つかります。
今のところフェアトレード株式会社からシステムトレードの達人の後継サービスは販売されていません。もしバックテストをしたいのなら別のソフトを購入する必要があります。
まとめ
システムトレードの達人は、決して悪いソフトでは無かったように思われます。
過去30年分のチャートデータを搭載した優秀な検証ソフトでしたが、価格の高さと自動売買できない事がネックとなり、評判を落としてしまった印象。
一方、まだ販売継続してるように見せかけてる現在の公式サイトは、誤解を招く恐れがあり不健全。一度販売終了をアナウンスしたから、最低でも「販売終了」の文言は入れるべき。
このようなやり方をしてる限り、人を騙そうとしてると思われても仕方ありません。今のフェアトレード株式会社は近寄らない方が良いでしょう。
ちなみに、システムトレードの達人のような”検証ソフト”ではなく、具体的な”銘柄”を知りたい方は株システム「マーケットナビ」が非常におすすめ。
投資特化型AIが高騰期待銘柄を自動抽出してくれるため、初心者も2倍以上の利益を獲得可能です。興味ある方は下記の検証記事もぜひ。








