トンピン(山田亨)とは何者?相場師の最新銘柄や逮捕歴など紹介

探偵

トンピン(山田亨)アナリスト

トンピン(山田亨)は大学卒業後すぐに事業を始めた
アナリスト名トンピン(山田亨)

X(旧Twitter)フォロワー16万人を超える有名投資系インフルエンサー「トンピン」氏は、令和の相場師と称賛される実力の持ち主。

彼が紹介する銘柄は”トンピン銘柄”と呼ばれ、短期的に急騰することが多く、トレーダーの注目を集めています。

本名の「山田亨」名義で企業のCEOも務めていますが、実は過去に逮捕歴があり彼の評価は賛否両論。

SNSでの挑発的な物言いも相まって「苦手」という人も少なくありませんが、トンピン氏は信用できる人物なのでしょうか?

この記事では、彼の経歴や最新の保有銘柄、逮捕された理由などを紹介し、怪しい人物かどうか検証します。

トンピン(山田亨)とは何者?

紹介銘柄を何度も急騰させた実績からSNSで熱狂的なファンも多いトンピン氏ですが、一体どのような経歴の持ち主なのでしょうか?

ここでは、彼のプロフィールや投資手法、逮捕歴などを見ていきましょう。

プロフィールは謎が多い

トンピン氏のプロフィールをまとめると、以下の通り。

  • 本名は「山田亨(やまだとおる)」
  • 投資歴30年以上の”相場師”
  • 適格機関投資家
  • 北浜山田亨事務所CEO
  • 大阪在住、住まいは2K
  • 身長180cm、体重100kg(知人による推定)
  • 2025年時点で年齢52歳
  • 車が趣味
  • X(旧Twitter)フォロワー16.9万人(2025年2月時点)
  • インスタフォロワー1.3万人(2025年2月時点)

トンピン氏はメディア出演や本の出版の経験が無く、詳しいプロフィールは謎に包まれています。

上記のプロフィールも逮捕時の報道や企業のホームページなどを参考に作ったものですが、そのミステリアスさがフィクサーめいたカリスマ的魅力を生み出しているのかもしれません。

注目すべきは「適格機関投資家」の資格を保有していること。金融庁のホームページにも名前が載っているため間違いない事実です。

トンピン(山田亨)は適格機関投資家の資格を保有
適格機関投資家の届出を金融庁長官に行った者リスト

適格機関投資家は「有価証券に対する投資に係る専門的知識及び経験を有する者」のことで、いわゆる投資のプロ。

有価証券の残高が10億円以上必要といった厳しい条件を満たした上で、金融庁に届け出る必要があります。

個人として適格機関投資家になっている人は現在200人強しかおらず、トンピン氏が国内トップレベルの個人投資家なのは間違いないでしょう。

事業家と投資家としての経歴

トンピン氏の経歴は断片的な情報が流れているだけですが、分かっている事をまとめます。

投資の世界に入ったのは、投資で稼いでいた父親の影響。父親が築き上げた資産を活かして、自信も投資活動を始めたようです。

また、大阪北浜やアジアを中心とした海外で証券関連ビジネスを開始。

北浜山田亨事務所の公式サイトによると、「ビジネスを開始して30年が経過している」と記載されているので、大学卒業後すぐに事業を始めたと思われます。

トンピン(山田亨)は大学卒業後すぐに事業を始めた
北浜山田亨事務所の挨拶

投資やファイナンシャルプランニングだけで無く、ファンドの組成やM&Aの相談、事業再生など業務内容は多岐に渡ります。

相談料は1時間あたり165,000円。取引価格に応じた手数料も10%前後と高額で、それだけの実力を窺わせます。

投資系インフルエンサーとしての活動は、2017年10月からX(旧Twitter)を開始している模様。

以下のような銘柄情報を配信し始め、SNSユーザーの間で知名度を上げていきます。

ところが2021年3月、トンピン氏は価格操縦による金融商品取引法違反の容疑で突然逮捕。詳細は後に解説しますが、「株価を不正に安定させる目的で売買を行ったこと」が違法とみなされ、2022年には懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決が下されます。

直移インタビューで「日本はやりづらいのでシンガポールに拠点を移すつもり」などと語っており、これでインフルエンサー引退か…。と思いきや、判決後もトンピン氏は変わらずSNS活動を続け、Xのフォロワーは16.9万人、インスタも1.3万人と人気も健在。

トンピン銘柄の影響も未だ大きく、SNSでの発信があると、突然株価が急上昇するといった現象が起こっています。

彼が支持されている理由の1つは、詐欺的な商材を売り付けるわけでもなく、淡々と有益な投資情報を発信し続けているからでしょう。彼の投稿は嵌め込みを疑われる側面もありますが、フォロワーからすれば「優れた投資情報を無料で配信してくれる親切な人」と映るわけです。

実際に、トンピン銘柄は上手く流れに乗れば大きく稼げるため、彼の情報を固唾を飲んで待っている「イナゴ投資家」が多いのも最も。影響力はしばらく続くでしょう。

年収や資産はかなり稼いでいるはず

年収や資産についてトンピン氏は公開していませんが、以下の理由から相当な資産家であることは間違いないでしょう。

  • 適格機関投資家=最低でも10億円分の有価証券を保有しているはず
  • 有罪判決が下った後、「株で稼いだのは400億円」と語っている
  • 北浜山田亨事務所の相談料は「1時間165,000円」と非常に高額。投資以外の収入源も十分

400億円以上の資産を保有していてもおかしくありませんし、年収も投資や事業で得た金額を合わせれば、少なくとも数億円はあるのではないでしょうか?

投資手法や実績

トンピン氏は自身の投資手法について、「一番大事なのは需給」だと何度も繰り返し語っています。

「需要の高い銘柄は伸びる」というオーソドックスな投資手法を実践している模様です。見極め方については、信用取引の買い残や売り残、貸株残などを参照すべきとアドバイス。

実際に、トンピン氏がここ最近言及している「海帆(3133)」は貸株残が買い残よりも多くなっています。

貸株残が増えるのは空売り需要が高い時であるため、「将来的に大量の買戻しが起こる」という予測から積極的に買っているのでしょう。

需給を読むことを基本とするトンピン氏の手法が、「株で稼いだのは400億円」という実績に繋がっていると思われます。

ただし、トンピン銘柄は短期間に激しく値動きしてリスクも高いため真似する際は注意が必要です。

トンピン(山田亨)逮捕の経緯

2021年3月、トンピン氏は「株価を不正に操作した」として金融商品取引法違反の疑いで逮捕されていますが、その経緯について解説します。

事の発端~逮捕までの流れ

2018年2月1日、金型などを製造するニチダイの株がストップ高を達成。引け後の決算も好業績でした。

このニチダイ株に対して、トンピン氏は盛んにSNSで紹介。

この年のニチダイ株の流れは以下の通りです。

  • 1月:600円ほどで推移
  • 2月:3,000円を超える急上昇
  • 3月16日:その年の最高値となる3980円を記録
  • 3月末頃:1,000円前後まで暴落
  • 12月:元の株価に近い600円台に戻る

異様な値動きをしたニチダイ株を巡る一連の流れで、事件があったのは3月。

この時トンピン氏は、ニチダイの株価を安定させるために、相場よりも”あえて”安い価格で売り注文を出しました。取引金額は10億円にも上ったとのこと。

あえて安く売った理由は、増担保規制を解除するため。

当時のニチダイ株は異常に加熱しており、東証は信用取引の委託保証率を引き上げるなどして、これ以上新規の買いが入らないよう規制を掛けました。

その規制を解除させようとして、価格操縦を行ったわけです。

ちなみに、価格操縦当時のトンピン氏は、ツイッターで堂々とそのことを報告。

結果、トンピン氏は2021年3月に逮捕。2022年4月には懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決が下されました。

なお、2020年6月にツイッターでの活動を休止していましたが、有罪判決後の2022年6月には早々に復活しています。

逮捕~現在の流れ

最近では価格操縦で損失を出したのはあくまでも外資系の空売り機関で、「一般の個人投資家に買い煽りを仕掛けて損させたことはない」と釈明しています。

実際、当時のトンピン氏の投稿を見ると「ニチダイを買え!」とは一言も言っていません。

ただ、挑発的な言葉・画像・論理で「売るやつは馬鹿だ」という”雰囲気”を作り出しているだけです。

需給や空売り機関の動きを読んで投資するトンピン氏の手法は、確かに優れたものでしょう。

しかし、雰囲気に飲まれて考え無しに売買するのは危険です。

トンピン氏の情報を信じたのか、ニチダイ株も最高値を付けた2018年3月16日に買っている人がチラホラいた様子。

  • トンピン氏だけを信じて
  • 空売り機関に対抗するために
  • 自分が馬鹿ではないと思いたいがために

上記のような理由で株を買うのはナンセンスです。

トンピン氏の情報は確かに参考になるものですが、あくまでも参考に留め、自分なりの根拠で納得の行くトレードをおすすめします。

トンピン(山田亨)の最新銘柄

トンピン氏が保有している銘柄は、バフェットコードで確認できます。

2025年2月上旬時点では、以下の銘柄を保有しているとのこと。

  • 株式会社海帆
  • 富士興産株式会社
  • 株式会社IC
  • 株式会社トーヨーアサノ
  • 天昇電気工業株式会社
  • 株式会社テリロジー
  • エムティジェネックス株式会社
  • 愛光電気株式会社
  • 株式会社ニチダイ
  • THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
  • 不二ラテックス株式会社

この中で、特に注目されているのが大量保有している「株式会社海帆」。2024年8月6日時点で、52億円相当の株式を取得しています。

海帆は元々居酒屋など飲食業をやっていた企業ですが、コロナの影響で業績が悪化。その後、太陽光発電などの「再生可能エネルギー事業へ参入する」という大胆な方針転換をした企業です。Amazon関連の企業と電力購入契約を結ぶなど、成長が期待されています。

2025年1月24日時点で、海帆の信用取引買い残は382万9,000円。

それに対し、貸付残は687万1,539円となっており、将来的に買い需要が増えることを見込んで大量保有しているものと思われます。

Xでも盛んに紹介しており、2025年度の業績予想修正で黒字転換が発表された際は、動画を作成して盛り上げました。

2月の3Q決算発表に向けて黒字転換が期待されている海帆ですが、修正業績予想に基づくPERは2,900倍、PBRは30倍と当然ながら凄まじい数字。

今から仕込んでテンバガーを目指すのもアリですが、「リスクも高い銘柄だ」と頭の片隅に入れておいた方が良いでしょう。

トンピン(山田亨)の評判

ネット上でのトンピン氏の評判は賛否両論。

ここでは、彼の良い口コミと悪い口コミについて、SNSから紹介します。

良い口コミ|ファンが多い

トンピン氏のXアカウントはフォロワー数16万人を超え、ファンも大勢いる様子。

トンピン銘柄や、彼の考え方に対する良い口コミがたくさん見られました。

その他にも、いいねをくれたことに対して喜ぶ書き込みもたくさん見られ、熱心なファンの多いことが窺えます。

実力は間違いなくある人物なので、ファンが多いのも当然でしょう。

悪い口コミ|トンピン銘柄への不安など

一方で、トンピン氏に対する悪い口コミも同じくらい多く見られます。

過去に起こした犯罪や、仕手筋のような動きを見せている事に対して批判の声が上がっていました。

また、トンピン銘柄に対しても不安に感じている人も。

かつて彼を信じていた人の中にも、高値掴みをしてしまったのか、疑問を感じている人がいる模様です。

実際、トンピン銘柄は短期的に激しく値動きするため、売買タイミングは非常にシビア。

信用買い残や売り残、貸付残などはリアルタイムで見られるわけでも無いため、一夜明けたら大暴落……なんてリスクもあるでしょう。

トンピン銘柄の影響力は未だに強いですし、彼のトレード手法にも明確な根拠があるのは確かですが、気軽に手を出すとドツボにはまって痛い目を見るかもしれません。

購入の際はくれぐれもお気をつけて……。

トンピン(山田亨)の口コミ

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