アステラス製薬の株価が続伸!売上収益の伸びに好評価の声が多数

探偵

国内大手の製薬会社として、様々な薬品の研究と製造を行うアステラス製薬の株価が、2025年1月27日現在続伸中。

伸び続けている理由として、「売上収益の伸びが関係している」と言われているので、今回の記事では詳細を解説します。

アステラス製薬とは

アステラス製薬のロゴ
アステラス製薬のロゴ

アステラス製薬株式会社は、「泌尿器領域の医薬品」や「免疫抑制剤」などを主力商品とする国内製薬メーカーで、

  • 武田薬品工業株式会社
  • 第一三共株式会社
  • 大塚ホールディングス株式会社
  • エーザイ株式会社

上記の大手企業と並ぶ、5大薬品メーカーの1つとして知られています。

国内最大規模の営業体制に加え、合併前の「旧:山之内製薬」と「旧:藤沢薬品工業」両者の強みを融合させた研究陣を擁し、2012年の医薬品売上最高順位で世界18位にランクイン。

本社は、東京都中央区日本橋にある自社ビル「日本橋アステラス三井ビルディング」に構えています。

設立は、旧山之内製薬が1939年3月、旧藤沢薬品工業は1930年ですが、アステラス製薬としては2005年4月です。

山之内製薬と藤沢薬品工業の合併の経緯

1990年代、海外で製薬企業の大型合併が相次ぎ、日本でも製薬業界再編の必要性が問われていました。

そこで、旧山之内製薬の当時の社長「竹中登一氏」と旧藤沢薬品工業の当時の社長「青木初夫氏」は、お互いが合併することでメリットを引き出せるパートナーとして認め合い、交渉を続けてきたようです。

山之内製薬はヨーロッパの販路に強く、合成医薬の創薬を得意としており、藤沢薬品工業はアメリカの販路に強く、天然物からの創薬を得意としていたとのこと。

これらの組み合わせはm重点地域や主力医薬品が重複しないため、「合併には最適である」という見解がありました。

2005年4月に法人格上では、山之内製薬が存続会社とする吸収合併の形態を取っていますが、営業上は対等合併という建前を取りつつ、社名を改め古いブランドを捨てる決意をしています。

製薬業界の売上が元々3位だった山之内製薬と、5位だった藤沢薬品工業は、この合併で武田薬品に次いで2位まで浮上しました。

また、2014年10月6日には時価総額で1位になったことがあります。

アステラス製薬の株価が続伸。その理由とは?

2025年1月27日、アステラス製薬の株価は、前週末の2025年1月24日と比較すると、21円50銭(1.43%)高となる1523円50銭を付けています。株価が上昇している理由としては、業績予想を上方修正し、営業利益予想を引き上げた事で買いが多くなったこと。

2025年1月24日の取引終了後に2025年3月期の連結業績予想を公開すると、フルベースでの利益予想を引き下げた一方で、コアベースでの業績予想を上方修正しました。

コアベースでの売上高予想は、1兆8000億円から1000億円増額し、1兆9000億円(前期比18.5%)となっています。

営業利益予想については、3000億円から700億円増額し、3700億円(前期比18.5%)に引き上げられました。

この上方修正、営業利益予想の引き上げが行われたのは、「前立腺がん治療剤のエンザルタミドが、アメリカでの売り上げ拡大と為替の影響」とされています。

アステラス製薬の株価に対する反応

アステラス製薬の株価について、ネット上の反応を紹介していきます。

アステラス製薬の株価が続伸!売上収益の伸びに好評価の声が多数の口コミ

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