KADOKAWAの株価はなぜ下落したのか?理由や評判などを解説

探偵

書籍の出版やアニメ、ゲームWebサービスなど、様々な事業を展開する総合エンターテイメント企業KADOKAWA

2024年11月には株価がストップ高となっていたものの、1ヶ月後には打って変わってストップ安気味になっていました。

その理由は、ソニーグループに買収されるのではなく、業務提携契約になったためと言われています。

今回の記事では、KADOKAWAがストップ高からストップ安気味になった経緯について解説していきますので最後までご覧ください。

KADOKAWAとは?会社概要や歴史

PRTIMES

KADOKAWAは東京都千代田区に本社を構え、1945年に角川書店として創業されました。

創業当初は文芸出版社としての地位を確立していましたが、1957年には高等学校の国語の教科書に参入。

以降は下記のように様々なジャンルの事業に進出、参入しています。

  • 1976年…「犬神家の一族」で映画製作に進出
  • 1979年…角川レコードを設立。音楽産業に進出
  • 1983年…映画「幻魔大戦」にてアニメ製作に本格参入
  • 1984年…角川ビデオを設立。ビデオグラム製作に参入
  • 1985年…少女コミック誌「ASUKA」を創刊。コミック出版に本格進出
  • 1989年…「ソード・ワールドRPG」を発売。アナログゲーム事業に参入
  • 2000年…Web媒体と紙媒体が連動した情報サイト「ウォーカープラス」を開設
  • 2002年…大映の営業権を取得。スタジオ運営事業に進出
  • 2003年…ストック型フリーペーパー事業に参入
  • 2005年…日本ヘラルド映画を子会社化。外国映画の輸入配給、映画の興行、吹替・字幕版制作に本格進出

その後も出版会社として、

  • テレビ情報誌
  • ゲームソフト情報誌
  • アニメ情報誌
  • ビデオ情報誌
  • 都市情報誌

など、様々なジャンルの情報誌を創刊してきています。

1988年には「富士見ファンタジア文庫」「角川スニーカー文庫」が創刊され、ライトノベルのジャンルが確立されてからは、電撃文庫やMF文庫Jなどと合わせてライトノベル市場の国内最大手となりました。

2003年4月、角川書店は持株会社の角川ホールディングスへ移行。

2006年7月には、様々な事業を統括するKADOKAWAグループの持株会社であることを社名に示すために角川ホールディングスから角川グループホールディングスへと社名を変更しています。

また、2013年4月には角川グループパブリッシングと合併し事業持株会社となり、それに伴って同年6月に角川グループホールディングスからKADOKAWAへと社名を変更しました。

KADOKAWAの株価がストップ高・ストップ安気味となった理由

KADOKAWAの株価が2024年11月にストップ高になり、その1ヶ月後の同年12月には一転してストップ安気味になったのは、当初ソニーグループに買収されると予想されていたものの、業務提携となったことが理由と言われています。

2024年11月19日。主要経済紙では、ソニーグループがKADOKAWAを買収する協議が行われていると報じました。すると、その直後からKADOKAWAの株価が急激に高騰し、連日ストップ高となるほど買い注文が殺到。

しかし、その1ヶ月後となる2024年12月19日。ソニーグループがKADOKAWAを買収するのではなく、戦略的な資本業務提携の提携を発表しました。

内容は、ソニーグループは約500億円でKADOKAWAの新株式1205万4100株を取得し、KADOKAWAの株式の約10%を保有する筆頭株主となる契約とのこと。

その結果、買収に対する期待感で高騰していたKADOKAWAの株価が一気に売り優勢となってしまい、「ストップ安まであともう少し」というところまで下落してしまいました。

KADOKAWAの株価に対する評判

KADOKAWAの株価がストップ高になったときやストップ安気味となったとき、ネット上ではどのような反応が多く見られたのでしょうか。

ストップ高となったとき

まずは、2024年11月19日の買収協議が報じられてからの反応を見ていきましょう。

ストップ安気味となったとき

続いて、2024年12月19日にソニーグループがKADOKAWAを買収するのではなく、戦略的な資本業務提携の提携を発表したときの反応です。

KADOKAWAの株価はなぜ下落したのか?理由や評判などを解説の口コミ

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