【目次】
顧客の金銭を騙し取る事案が多数発覚し、もはや”詐欺師集団”と言っても過言では無くなった「プルデンシャル生命」。
約500人の顧客から30億円以上を騙し取ったという、単なる不祥事では済まない規模の悪事が明るみになってます。
2月10日に第三者委員会を設置し調査すると決まりましたが、事案の中にはあの「エクシア合同会社」への投資を勧誘してたケースが発覚。これを機に、エクシアの被害者救済が進むと期待されてます。
この記事では、プルデンシャル生命の不祥事の詳細と、エクシアとの関係など解説します。
【最新】プルデンシャル生命がエクシアと共謀?
プルデンシャル生命の社員がエクシア合同会社への投資を勧誘してた、と一部の報道で明らかに。
エクシア合同会社と言えば、社員権を販売するスキームで投資を募り、9500人の債権者から850億円の負債を抱え2024年に破産した会社。
FXによる資産運用で、調子の良い年は年間90%の利回りを達成したなどと主張。しかし、異常な利回りに加え、代表の菊地翔の金遣いの荒さなどからポンジスキームを疑われた案件でした。
エクシアの菊地に対する裁判は現在も行われ、直近では2025年12月に損害賠償請求裁判で敗訴。
エクシア菊地翔、準備書面が紙屑に変わった日ーー「私はもう黙らない」から23日後の“即死宣告” —— 「被告番号の壁」はなぜ破られたのか?
— 地裁でひっそり/OSINT (@chisaidehissori) December 23, 2025
令和7年12月23日13:10 判決 損害賠償請求事件
原告 個人A 外2名
被告 菊地翔、関戸直生人、北川悠介
令和5年ワ略
709号法廷(前回611) 12部…
要は、詐欺の可能性もあるクッソ怪しい投資案件だったが、なんと天下のプルデンシャル生命の社員がこんな案件に勧誘してたのです。
被害者によれば、プルデンシャル生命の社員は「勝率100%」などと言ってエクシアへの投資を勧誘。怪しいと思ったものの、普段から付き合いのある社員でもあり、プルデンシャルが勧める案件だから問題ないと判断し、1,100万円を投資したそう。
しかし、エクシアは破産。被害者の男性は約700万円を失ったと言います。
後に発表されたプルデンシャル生命の調査報告書によれば、社内規定で取扱いが認められないような商品への勧誘も横行してたとのこと。エクシアも、この社員が独断で勧誘したと思われます。
エクシアみたいな怪しい投資案件、普通の人が勧誘したところで出資してくれるはずありません。そこを、プルデンシャル生命の社員という肩書を利用し1,100万円もの大金を出させたわけで非常に悪質。
ところで、プルデンシャル生命は今回の事態を受け第三者委員会の設置を決定。さらに、被害者に対して補償委員会の審査を経ず全額補償する方針を打ち出しました。

これは、プルデンシャル生命経由でエクシアに投資した人に朗報。もしかすると、全額補償を受けられるかも。
また、可能性は低いが、プルデンシャル生命がエクシアの関係者(菊池翔、関戸直生人など)に対する集団訴訟を提起したり、刑事告発を行ったりといった動きに踏み切るかもしれません。
いずれにせよ、プルデンシャル生命経由でエクシアに出資した人は、プルデンシャル生命の問い合わせ窓口に連絡する事をおすすめします。

反逆の即金族「佐久間建」との関係も?
プルデンシャル生命はエクシアの他にも、”反逆の即金族”なる情報商材を販売した「佐久間健」という人物と関係してた可能性が。

反逆の即金族、別名「The Money Team」は”講師”と称し、元プルデンシャル生命の所長「佐藤隆弘」なる人物が関わってました。

この佐藤は「仮想通貨に反逆を誓ったカリスマ」らしく、プルデンシャルを辞めてまで佐久間のプロジェクトに参加したとのこと。
当時は元プルデンシャルという肩書が信頼性を高めるのに一役買ってたが、改めて考えると、詐欺師集団の落ちこぼれが怪しい情報商材に手を出したようにしか見えませんね(笑)
ところで、この反逆の即金族(The Money Team)も、エクシアのようにプルデンシャル生命が勧誘したのか?
その可能性は低いと思われます。というのも、反逆の即金族は投資案件でなく情報商材ですし質も低い代物。こんなの売り付けたら完全に信用なくなるので多分なかったと思います(笑)
元プルデンシャル生命という肩書を利用した怪しい情報商材、といった程度だったのでは。
プルデンシャル生命は何をした?不祥事の概要
あらゆるメディアで大々的に報道されたプルデンシャル生命ですが、具体的に何をしたのか?
ここではプルデンシャル生命の調査によって報告された内容を基に、不祥事の概要を解説します。
架空投資案件の勧誘
1つ目の不祥事は、架空投資案件の勧誘。元営業社員の男性が2017年~2023年にかけ、4名の顧客に架空の投資案件を持ち掛け合計5,300万円を騙し取ったと言います。
投資を持ち掛ける際、元社員はプルデンシャル生命の申込書を流用したとのこと。会社が勧めてる案件と偽装したのでしょう。
その他にも、この元社員は不適切な金銭のやり取りが7名分約1億円あったほか、退職後に4,300万円を騙し取ってたと言います。
4名の被害者に対して既に会社が補償を行い、元社員に損害賠償を請求してるとの事です。
「社員しか買えない株」の勧誘
2つ目の不祥事が、「社員しか買えない株」の勧誘。2021年~2025年にかけ、元社員が社員持株制度の名前を出し特別な株を購入できると偽り金銭を詐取した事案です。
調査によれば、元社員は「絶対に利益が出て元金は保証する」などと顧客に対し告げた模様。貯金でも無いのに元金を保証するなんて、金融業者と思えない発言です。
この事案は、3名の被害者から合計720万円を詐取。その他、顧客1名に対し600万円の不適切な金銭取扱い、さらに退職後には5,300万円もの金額を騙し取ったとされてます。
被害を受けた3名のうち、2名に対しては元社員本人から補償が為され、もう1名は事実関係を調査中。今後、補償対応が進んでいくと思われます。
保険料の水増し請求
3つ目の不祥事は、保険料を水増し請求した事案。
2017年末~2022年にかけ、元社員がある顧客の保険料を立て替えた上で、後にまとめて請求する際水増しした金額を支払わせたと言います。
被害者は1名で被害額は約2.5万円。立替手数料のつもりだったのでしょうか、金額は小さいものの本来必要ない金額を支払わせる悪質な行為です。
被害額は既に補償対応が為され、元社員に被害補償額を求めるとの事です。
その他の不祥事:勧誘から借りパクまで
上記3つの不祥事は、プルデンシャル生命の制度や保険業務に関連する不祥事。
一方、直接業務に関連しない不祥事が山のようにあり、こちらの方が悪質と思われます。
具体的に以下のような事例。
- 国内で認可を受けてない投資案件の勧誘
- 詐欺的な仮想通貨の投資案件の勧誘
- 月利10%の怪しいファクタリング投資の勧誘
- 自身を投資専門家と騙り金銭を詐取した事案
- 金銭を借りたまま返金しない事案 etc…
怪しい投資案件の勧誘はもちろん、自分を投資の専門家として金銭を騙し取ったり、投資したいので金を貸してくれと言ってそのまま返さなかったりと、本当に金融機関か?と疑いたくなる滅茶苦茶な行為が横行してました。
プルデンシャル生命の社員が勧誘してた投資案件には、先に紹介したエクシアも含まれてたでしょう。これら事案の被害者は約500名、被害額は30億円を超える規模。
プルデンシャル生命はこれらの被害について、当初は補償委員会を設置し調査した上で返金対応等を行う予定でしたが、現在は社員が在職中に行われた不祥事は委員会を通さず補償する方針に変更しました。
今後、被害者への補償対応が進んでくと思われます。
炎上した記者会見
プルデンシャル生命の事件が大きく炎上したのは、記者会見も1つの要因と思われます。
例えば、1月23日に行われた記者会見では事前に案内したメディアとそれ以外とで記者席を分けた上、招待メディアの質問を優先。記者が不満を訴えると、強い口調で「ご納得いただけますか」と念押しされたと言います。
また、当初は第三者委員会を設置する予定が無かった事も問題とされました。自社内調査のみで済ませ果たして問題の抜本的な解決が為されるのか、疑問視されたのが理由です。
その他、司会者のスーツが謝罪会見なのに洒落すぎ、責任を取って辞任する社長が顧問に就任予定など、形だけ謝罪しようという意図が透けて見える会見となってました。
炎上に焦ったのか、2月10日に行われた会見で第三者委員会の設置や全面的な被害補償の方針を固めるなど、ずいぶんマシになったが一度失われた信頼が戻る事は無いでしょう。今後、プルデンシャル生命の顧客離れが加速するのは必然と思われます。
ちなみに、炎上しまくっているプルデンシャル生命が勧める投資案件を利用するくらいなら、株システム「マーケットナビ」が非常におすすめです。
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プルデンシャル生命の社員が詐欺を働いた理由
数多くの詐欺を働いたプルデンシャル生命の社員。なぜこのような事態になってしまったのか?
ここでは、プルデンシャル生命の調査報告から分かった、社員が詐欺を働いた原因について解説します。
年収が業績に左右される報酬体系
プルデンシャル生命の社員が詐欺を働いた原因の1つは、特殊な報酬体系。
プルデンシャル生命は、フルコミッション(完全歩合制)に近い報酬体系。成果を上げれば大きな報酬を得られますが、上手く行かなければほとんど稼げません。
この、収入が不安定にならざるを得ない特殊な報酬体系が、社員を詐欺へと突き動かしました。
このような報酬体系を好むのは、金銭的利益を重視する人材。悪い言い方をすれば”金の亡者”が集まりやすいわけで、安定した高収入欲しさに不正行為を行うリスクが高まったと分析されてます。
去年1,000万円稼いでた社員が今年は年収600万円になっても、急に生活レベルを下げる事は出来ませんからね。収入の不安定さが、多くの社員を詐欺へ向かわせたと考えられます。
営業社員の活動管理体制の不備
完全歩合制の報酬体系の更なる弊害は、営業社員の管理体制に見られます。
プルデンシャル生命の社員は、言ってしまえば一人ひとりが個人事業主のようなもの。契約さえ取ればそれに見合った報酬を受け取れるわけで、契約までのプロセスについて細かく管理する体制は整ってませんでした。
いわば、現場任せのコンプライアンス体制となってたため、社員の不正を防止する事がほとんど出来なかったわけです。
1度目の記者会見が大きく炎上した点を見ても、プルデンシャル生命のリスク管理体制は相当デタラメだったと思われます。保険会社なのにリスク管理ができないとは…(笑)
組織風土の問題
プルデンシャル生命の特殊な報酬体系と営業社員の管理体制不備は、良い業績を上げた営業社員が過度に尊重されるという組織風土を生み出します。
いわば、契約を取ったもん勝ち・稼いだもん勝ちの企業風土。例え契約プロセスに問題があっても、稼いだもん勝ちの企業風土の中では成績優秀者の発言力が強く、問題が明るみに出にくい状況でした。
その結果、従来のビジネスモデルが最善とする考えが染み付き、問題の発見と抜本的な改革を遅らせたと考えられます。
ちなみに、プルデンシャル生命のビジネスモデルの基本は、顧客と密な関係を築き”一生涯のパートナー”として支えること。

今見ると、顧客から一生金を騙し取るためのビジネスモデルにしか見えませんね……
決して間違ったビジネスモデルではありませんが、リスク管理体制が取れてないと今回のような大不祥事も起こしてしまう諸刃の剣かも。
プルデンシャル生命に関するQ&A
プルデンシャル生命に関する良くある質問をまとめます。
プルデンシャル生命は、アメリカの保険会社「プルデンシャル ファイナンシャル」の100%現地法人として1987年に設立された会社です。営業社員(ライフプランナー)によるオーダーメイドの保険の提案が特徴です。
プルデンシャル生命が起こした不祥事は、社員らによる詐欺です。約500人の顧客から30億円以上をだまし取ったとされています。
プルデンシャル生命の現社長は、2026年2月より就任した「得丸博充」氏です。それ以前は「間原寛」氏が社長でしたが、今回の不祥事により引責辞任しました。
プルデンシャル生命は上場していないため株価は公開されていません。ただし、アメリカの「プルデンシャル・ファイナンシャル」の株価については、初報のあった2026年1月16日ころを境に2月半ばまで下落を続けています。
プルデンシャル生命を解約するには、担当のライフプランナーまたはカスタマーセンターに連絡してください。連絡の際は、証券番号がわかるものを用意します。
プルデンシャル生命とジブラルタ生命は、同じ「プルデンシャル・ファイナンシャル」の傘下にあるグループ企業です。なお、ジブラルタ生命でも同様の不祥事が確認され、投資という名目で15人から約5800万円を不正に受領していたことが判明しています。
まとめ
今回なにげに衝撃的だったのは、プルデンシャル生命の社員がエクシア合同会社への投資を募ってた事ですね。まさか投資界隈で有名なあの悪質案件に、天下のプルデンシャルの社員が関わってたなんて、にわかに信じ難い事です。
しかし、プルデンシャル生命の数々の悪行が明るみになった事で、この話も信憑性が生まれました。しかも「勝率100%」などと言って勧誘してたのだから…。何を信じて良いか分からなくなりますね。
唯一救いなのは、プルデンシャルが全額補償に向けた動きをすると発表した事でしょうか。これによって、エクシア被害者に救済の手が差し伸べられるかも。
しかし、当初は条件付きの補償を予定してたわけで、もし記者会見が炎上してなければ全額補償も為されなかったかもしれないと思うとゾッとします。プルデンシャル生命が信頼を回復する事は当分ないでしょう。
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