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ウェルスナビ(WealthNavi)はやめたほうがいいのか解説

評価微妙


ウェルスナビはお金を預ければあとは自動で資産運用を行ってくれるサービスです。

テレビやYouTubeのCMで存在を知り、ウェルスナビを使った資産運用に興味が湧いた方は少なくないでしょう。

しかしいざネットで調べてみると、「やめたほうがいい」「やめとけ」などの予測検索が出てきて何やら不穏な空気が…。

本記事ではウェルスナビでの資産運用はやめたほうがいいのか?について見解を述べていきます。

【この記事の結論】
・手数料の高さと一時期の悪い成績でやめたほうがいいと言われている
・しかし何もしないくらいならウェルスナビを使ったほうが良い
・長期運用すればそれなりに利益が出せているから

  1. ウェルスナビでの資産運用はやめたほうがいいと言われる理由

  2. ウェルスナビの利用はやめたほうがいいと言われる理由は主に以下の2つです。

    ☑ 手数料が高くもったいない
    ☑ 一時期の酷い運用成績

    それぞれの主張の背景について解説していきます。

    【やめたほうがいいと言われる理由①:手数料が高くもったいない】
    ウェルスナビの評判1

    ウェルスナビの手数料は運用を任せた金額の年利1%分となっています。

    100万円を運用すれば年間1万円の手数料がかかります。

    これは株式投資をある程度知っている人からすれば異常に高い手数料だと感じてもおかしくない利率です。

    ウェルスナビを仲介せず、ウェルスナビと同じ内容に直接自分で投資した場合の手数料と比較してもらえば一目瞭然です。

    ETFに直接投資した場合の手数料

    ウェルスナビを使うと、直接投資した場合に比べ5倍近い手数料がかかる計算になります。

    またウェルスナビが投資するポートフォリオと近い構成のETF(金融商品にまとめて投資出来る商品)のeMAXIS slimバランス(8資産均等型)が手数料年率0.154%であることもウェルスナビの手数料の高いイメージに拍車をかけています。

    これがウェルスナビはやめておいたほうがいいと言われる理由の一つです。

    ウェルスナビは分散投資によるリスク低減が強みであり、大きな利益を狙っていくものではありません。

    よって手数料の額が利益に与える影響は大きいのです。手数料が高いと、手数料負け(利益が手数料を下回り赤字になる)の可能性すらあります。

    ウェルスナビによる投資対象であるETFに投資する上で、手数料が高いというのは嫌厭される要素なのです。

    【やめたほうがいいと言われる理由②:一時期の酷い運用成績】
    ウェルスナビによる資産運用は今でこそプラスの運用成績で推移していますが、コロナショックの時期など、一時的に運用成績が落ち込んだタイミングがあります。

    ↓サービス開始後しばらくの運用成績も酷かった↓
    ウェルスナビサービス開始直後の運用実績

    この時に「やめたほうがいい」という評判が広まり、定期的に検索されるようになった経緯があります。

    以上の2点、手数料の高さと一時期の酷い運用成績によりやめたほうがいいという評判が出ています。

    ではウェルスナビで資産運用はやめたほうがいいのか?

    そうとも言えません。

    何もせず現金でおいておくよりはウェルスナビを始めた方がいいと私は考えています。

    次項その理由を解説していきます。

  3. 何もしないくらいならウェルスナビを使った方が良い理由

  4. なんだかんだ今のところ利益が出ているからです。

    手数料が高くとも、一時的に酷い運用成績であろうとも、最終的に利益がでているなら使った方がいいじゃないかというのが私の見解です。

    では肝心の運用実績を見ていきましょう。

    ウェルスナビのこれまでの運用実績

    運用実績が悪かった2018年やコロナショックを乗り越え約4年間運用し続けた結果、+約40%という運用結果を出しています。

    利益が少ないという意見も出ていますが、何もせず放置するだけでこれだけ資産を増やせるならいいではないかと思います。

  5. そもそも放置でお金が増えるってどういう仕組みなの?

  6. 何もせずお金が増えるなんて、そんな都合の良いサービスが本当に存在するのか?

    利益の話は嘘で、実態は損失だらけの怪しいサービスではないのか?

    そう感じる方がいると思いますが、ウェルスナビは怪しいサービスではありません。

    不安な方のためにウェルスナビの仕組みをご説明いたします。

    ウェルスナビは簡単に言うと世界中に分散投資するサービスです。

    つまり世界が発展し株価が成長していけば、自然とウェルスナビでも利益が出ると推測できます。

    そこで見ていただきたいのが以下のチャート。全世界株式の過去10年間の推移です。

    全世界株式の運用実績
    引用:日経新聞

    全世界株式は継続して成長しており、これが続く限り基本的にはウェルスナビも利益が出る可能性があると言えます。

    自分で全世界に分散投資するには手間もかかるし、知識も必要

    その手間と知識を代行するのがウェルスナビなのです。

    また運営会社は金融商品取り扱い業者として認可を受けており、SBI証券などの大手証券会社とも提携しています。

    嘘をつけば金融庁から行政処分されますので嘘もついていません。

    運営会社、サービスの仕組み共に怪しいサービスではありません。

  7. ただしこんな人はウェルスナビの利用をやめたほうがいい

  8. ウェルスナビそのものは決して悪いものではありません。

    しかし誰でも使えばいいというものではなく、ウェルスナビを使わないほうがいい人もいます。

    アナタが以下の条件に当てはまる、やめたほうがいい側の人なのか判断していただければと思います。

    【すぐに出金したくなりそうな人】
    ウェルスナビは大きく損失を出すことがあります。

    昨日減った、今日も減った、こうして日々減っていく資産。1週間経っても1ヵ月経っても減り続ける。

    一体いつまで減り続けるのか?どこまで減り続けるのか?

    それは誰にも分りません。

    そんな自分を尻目に、Twitterではやれこの銘柄が2倍だ3倍だと大騒ぎ。

    こんな環境を耐え、いつか回復すると信じて根気強く待ち続けられる人でないとウェルスナビは向いていないのではないかと思います。

    【毎日増減を確認したくなる人】
    毎日増減を確認していると、下がった時に不安になり売りたくなったり、ちょっと儲かっている時に利益確定したくなったりと誘惑に際限がありません。

    株式投資の格言にこういうものがあります。

    「一番儲かるのは、株を買ったことを忘れている人」

    その時々の感情に惑わされず長く持ち続けた人が大きく勝っていることが多いため出来た格言です。

    毎日増減を確認していると、格言を実践できなくなります。

    なので自分のお金が増えたか減ったか気にしない人がウェルスナビの利用に向いていると言えるでしょう。

    では次項、ここまでで触れてこなかった要素に関するウェルスナビのメリットやデメリットも見ていこうと思います。

  9. ウェルスナビのメリット

  10. ウェルスナビを利用することによるメリットとして、全自動の資産運用、長期運用での利益、分散投資はすでにご説明した通りです。

    ではそれ以外にメリットは何があるのか?紹介致します。

    <ウェルスナビのメリット>
    ☑ 利用者に応じたリスクとリターンのバランスを決めてくれる
    ☑ NISAを活用できる

    それぞれについて解説していきます。

    【利用者に応じたリスクとリターンのバランスを決めてくれる】
    ウェルスナビは利用開始する際、全6問のアンケートに答えることでその人に合ったリスクとリターンのバランスを設定してくれます。

    リターンを得るにはそれに応じたリスクを背負う必要がありますが、どの程度のリスクを許容するかはその人の経済状況や資産運用の目標に応じて異なります。

    そのリスク許容度をアンケートに答えることで設定してくれるのです。

    また自分に合ったリスク許容度だとどの程度の運用成果が期待できるのか、予想も提示してくれます。

    【NISAを活用できる】
    NISAとは購入金額で120万円分まで、そこから出た利益を非課税に出来る制度です。

    本来利益には約20%の税金がかかりますが、その税金を無くし丸々利益を懐に入れることが出来るのです。

    ロボアドバイザーは10社ほどから出ていますが、全てがNISAを活用できるわけではありません。

    ウェルスナビの重要なメリットだと言えるでしょう。

  11. ウェルスナビのデメリット

  12. ウェルスナビのデメリットとして以下のようなものが挙げられます。

    <ウェルスナビのデメリット>
    ☑ 高い手数料(emaxisでいい、となりがち)
    ☑ 大きな利益は狙いにくい

    ではそれぞれについて解説していきます。

    【高い手数料(emaxisでいい、となりがち)】
    ウェルスナビと似た内容として先述したemaxisというETF、実はこのemaxisは手数料0.55%とウェルスナビより遥かに安いのです。

    つまり、emaxisではなくウェルスナビを選ぶ際のデメリットとして、この手数料の差が重くのしかかってくるのです。

    代わりにウェルスナビは全自動、emaxisは自分で売買手続きをする必要があります。

    完全に投資素人で何もわかりません、という人にとってはウェルスナビの手数料を払って全てお任せするのもアリかなと思いますが、多少投資がわかる人ならemaxisでいいのではないかと思います。

  13. ウェルスナビの評判・口コミ

  14. ☑ 大満足
    ウェルスナビの評判2

    ☑ 安定している
    ウェルスナビの評判4

    ☑ 分配金が振り込まれたらうれしい
    ウェルスナビの評判5

    ☑ 手数料が高いので撤退します
    ウェルスナビの評判3

    ※分配金とは購入したETFに含まれる株式や債券の配当および利子のこと。

    評判を見ていったところ、否定的な評判は手数料くらいでした。それ以外は基本的に満足しているとの意見が多数です。

    ただこれは利益が出ているから問題点に気付かないだけなのかもしれません。

    過去ウェルスナビの運用益がマイナスだった時期には以下のような指摘が散見されました。

    ☑ なんで利益が出ていないものを持っておくんだ
    ウェルスナビの評判6

    ウェルスナビは分散投資が前提ですので、価値が下がっている商品も一定割合保有し続けます

    その結果トータル収支がマイナスになろうとも、損失が拡大しようとも、保有を継続します。

    収支が悪くなればこの仕様に不満を抱く人が一定数出てきます。

  15. ウェルスナビを他のロボアドと比較すると?

  16. 自動で資産運用を行ってくれるロボアドバイザーサービスはウェルスナビ以外にも多数存在します。

    似たようなサービスが多く、正直どれを使ったらいいのかわからない方が多いと思います。

    そこで、他のロボアドバイザーと3つの項目で比較してみました。

    比較項目は最も重要な運用実績、実績に直結する手数料、そして分散投資の広さです。

    <ロボアドバイザーの比較画像> ロボアドバイザーの比較画像
    ※複数プランある場合、プランごとのリターンがわかれば○○%~○○%という形で表記しています。そうでないものは平均リターンなどを表記しています。
    ※SUSTENの成功報酬制は、これまでの最高評価額を更新した場合のみ、その更新した差分に対して6分の1~9分の1の割合の手数料がかかるものとなっています。

    ウェルスナビは安定して高めのリターンを狙えそうです。

    ただしサービス開始から経過した期間がロボアドバイザーごとに違うので、リターンを単純比較できません。

    またサービス継続期間がまだ短いサービスは、開始したタイミングが安値の時か高値の時かでリターンが大きく変わってしまいます。これも比較を難しくする要素です。

    ウェルスナビの手数料はロボアドバイザーの中でもかなり高い方ですね。

    手数料の最安値は状況次第でSUSTEN、もしくはfolio robo proです。

    ロボアドバイザーの中には運用する資産額が大きいほど手数料が割引されるものがあり、folio robo proの場合3000万円を超える部分は手数料が0.55%となり最安です。

    folio robo proはウェルスナビに匹敵するパフォーマンスを出しつつ、運用額が大きい場合はウェルスナビをはるかに下回る手数料で運用できます。

    表を見た限り、ロボアドバイザーの中でウェルスナビが一番優秀というわけではないことがわかります。

    それぞれに強みや魅力があるので、自分の好みにあったものを選ぶといいでしょう。

    ↓各ロボアドバイザーを解説した記事↓
    THEO-相場の下落被害を抑える
    folio robo pro-ハイパフォーマンス、ローコスト
    SUSTEN-業界最安値の期待
    オンコンパス―低額運用の場合手数料最安値
    ウェルスウイング―爆発力に期待

  17. ウェルスナビはやめたほうがいいのか?まとめ

  18. ウェルスナビを使うことは悪い選択肢ではないと思います。

    資産運用を何もしないよりはウェルスナビで投資したほうがいいかと思います。

    ウェルスナビは手数料の高さと、一時期のパフォーマンスが悪かった時が原因でやめたほうがいいと言われることがあります。

    しかしこれまで5年間のトータルパフォーマンスは+23%~47%であり、しっかり利益が出ているのです。

    またウェルスナビを他の大手ロボアドバイザーサービスとも比較した場合、パフォーマンスは比較的高めの部類に入ります。

    分散投資の範囲が広いのでリスクヘッジも効いていると想定できます。

    手数料こそ他のロボアドバイザーより高めではありますが、総合的に考えてロボアドバイザーとしてウェルスナビを選ぶことは悪い選択ではないと思います。

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